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【point 0インタビュー】取締役 宇野 大介 ①|「point 0プロジェクト」の共創を生み出す秘訣とは?

こんにちは!多様な働き方に寄り添ったオフィス空間を提案するべく、業界を超えて集まったpoint 0リーダー達へのインタビュー企画。第三弾は、広報の責任者である取締役の宇野が登場します。共創がどのように実現しているのか語ってもらいました。


▼取締役 宇野 大介

1990年ライオン株式会社入社。歯磨剤の研究開発を約16年担当の後、クリニカブランドのブランドマネジャーを担当。その後、オーラルケア製品の生産技術開発のマネジメントを経て2018年、新規事業創出をミッションとしたイノベーションラボ発足と同時に所長に就任、現在に至る。2019年7月よりpoint 0プロジェクトに参画し現職に就任。趣味は読書、ゲーム(歴は長くモンスターハンターは2ndGから続けていて、今はファイナルファンタジー14の沼にはまっています!)、シングルモルトを飲みながらアニメを見る時間も至福の時。


point 0 marunouchiの本棚

「宇野を作った本棚」コーナー


01|  point 0でアイデアが生まれるワケ

Q:宇野さんはライオンのイノベーションラボの所長ですが、point0プロジェクト参画の意図をお聞かせ下さい。

宇野さん:イノベーションラボの目的は、これまで世の中に無かった新しい製品・サービス等で、新規事業を起こし、次世代のヘルスケアを実現することです。あるとき行った10年後の世界をイメージするワークショップを通して、働くことと暮らすことが溶けて混ざってくるのではないか?という仮説を持っていました。そんな時に「働くを再定義する」point0プロジェクトの取り組みを知りました。働く空間を創っている人達と一緒に仕事をすることから、暮らしと仕事が快適に合わさる所から生み出される新規事業を創ろうと思い参画しました。


Q:プロジェクトに参画してまず感じられたことは?

宇野さんアイデアの膨らむスピードがとっても速い!point 0 marunouchiでは数々の実証実験を行っていますが、1つの実験をきっかけに、企業が相乗りする形で発展していくケースがよい例だと思います。

例えば、ライオンの強みの1つである香りと、パナソニックの照明を合わせて、より良い「仮眠環境」の提供を目指した実証実験を始めると、TOAのBGM、次いでダイキン工業の空調も合わせよう!ということになりました。実験の場所も共有スペースが加わるなど、「働く」ことに関わる空間の質と、シーンがどんどん広がっていきました。


仮眠ルームでは仮眠の質を上げることで、仕事の効率を上げる実証実験を実施(2021年)


共有スペース。場所によって空調・効果音・香りの組み合わせを変えた実証実験を実施(2021年)


宇野さん: 仕事における課題って常に頭にありますよね。コワーキングスペースでありながら、実証実験の場でもあるpoint 0 marunouchiで過ごしていると、常時何らかの独創的な取り組みに触れることができるので、それが刺激となってアイデアが生まれ新しい実証実験へと繋がる。共創が自然と生まれるのを日々感じています。


Q:企業が集まって「実証実験をする場」というのが独創的ですよね?

宇野さん:そうなんです!実証実験の場が用意されているのだから「やってみよう!」と思えばいつでも始められます。開設から2年で48件の実証実験行われるスピード感を実現しています。


Q:これまでの実証実験で得られた気づきには、どのようなことがありましたか?

宇野さん:会議室の雰囲気を変える実証実験をパナソニックとTOA3社協同で行いました。そこでは、思いのほか「香り」の存在感が強いことがわかりました。まだ抜本的に会議の雰囲気を変えるまでには至っていないのですが手ごたえは感じられたので自信をもって次に進める。実は、僕自身も香水を使うようになりました(笑)

Q:宇野さんご自身も、何かを変えようとされているのですね(笑)。


point 0 marunouchiの打ち合わせルーム



02| 共創を生むためのTips

Q:環境が整っていればオープンイノベーションは実現できるのでしょうか?

宇野さん:共創の始まりは、当たり前ですが会話ですよね。ライオンには本格的な口臭ケアで、対面の気持ちが通うコミュニケーションをサポートする『NONIO(ノニオ)』というブランドがあります。仕事中の洗口液利用を提案する実験を行ったところ、使いたいタイミングとして「人と会う前」という意見がとても多かった。つまり、『NONIO』という商品は「コワーキングスペースという場所での偶発的な出会いから生み出されるコラボレーション」の後押しになると考えています。


Q:確かに人によっては会話にハードルを感じることもありそうですね。宇野さんは人との距離を縮めるのが上手いと感じているのですが、コミュニケーションの極意をお聞かせいただけないでしょうか?

宇野さん:難しいですね・・・。もしかしたら、中・高校生のころのコンプレックスが関係しているかもしれない。モテたいのにブランド力のある学校の生徒達にどうしても勝てない、悔しい気持ち抱えていました(笑)。そういう仲間はとても多かったと思いますよ。制服に引け目を感じる原体験から、めちゃくちゃ話術を磨く、あるいは仕切りの腕を磨く努力はしたかもしれないです(笑)。


Q:努力の賜物だったのですね。話術はどのように磨けばよいのでしょうか?

宇野さん:結果的に、特別な話術が必要ということではないと思っています。僕の場合はまずは自分のことを色々話しちゃう、そうすると相手との距離感が一気に縮まると感じています。 身を削っていることになるのかな(笑)。未来を予測するとか、生活者のインサイトを発掘するようなワークショップを繰り返していると、自分をさらけ出すことでしかアウトプットができなくなるので、慣れもあるかもしれませんね。刺激を求める人が集まっているpoint 0 marunouchiでは、気負わず会話を楽しむことも大事。それこそが共創の原点だと思いますよ!

次回は、実現しつつある「働くの再定義」について語ってもらいます。

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