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母親を会社に招待してみた時の話。

はじめまして!首相がたくさん出ている山口県出身の吉村と申します。

私も首相の系譜を継ぐべく、そろそろ選挙活動を始めないとですね…(?)

なんていう冗談はさておき、今年の4月で入社から丸4年。

山口の田舎から、大学進学をきっかけに関西へ飛び出してきてからは、なんと8年も経ちました。

時の流れって早い…こうやって年を取っていくんですね(遠い目)


私がインオーダーに入社をしたのが2017年ですが、

入社から2年目の2018年に、自分の母親を会社に招待した事があります。


お盆の間に母親が京都に遊びに来る、という話を

たまたま社長の松岡に話をした時に、

「どうせならお母さんに会社見てもらったら?」

と声をかけてもらった事がきっかけです。

声をかけてもらった時は、正直

「え?親とは言え、部外者入れて大丈夫?」と思ったのですが、

「吉村がどんな所で働いているか、見てもらった方がお母さんも安心するんじゃない?」

と普通に言ってもらえたので、そのまま母に会社に来てもらう事にしました。


実際に、長期休暇の誰も出社していないオフィスに母と二人で入り、

自分が座っている席に案内をしたり、「この席にこの間話した○○さんが座っている」等、

沢山の話をしました。


私の母は社会人になってからずっと、山口県で中学校の国語教員をしているので、

『会社勤め』というものがいまいちイメージできていなかったらしく、

「会社ってこんな感じなんだね~!」

と、終始楽しそうにいろんな所を見ていました。

※インオーダーでは警備のシステムとして静脈でドアのロック解除をしているのですが、

初めて見る静脈認証に大はしゃぎでした(笑)


少し私の過去の話になりますが、私の家庭は母子家庭です。

小学校4年生の時に父を病気で亡くしてから、

2つ上の兄と私を、母が女手一つでここまで育ててくれました。


大学の進学の時には「学生時代に一人暮らしを経験しておいた方がいい!」と

お金の面もいろいろとあっただろうに、

私には何も文句や不満をこぼさず、支援をしてくれました。


今思い返すと甘えていた部分も沢山あったのですが、

当時、私は「親にいらない心配はかけたくない」という気持ちから、

見栄えの良い楽しかった出来事や面白いエピソード以外は

自分の気持ちや悩み、どんな所でどんな人と過ごしているのかを

母にはほとんど伝えていませんでした。

※言わなくとも母には伝わっていたかもしれませんが…(笑)


そんな私が、実際に自分が働いている会社を見せて、

「今、私はここでこんな事をしているんだよ」と

具体的に相手が楽しくもないただの報告をしたのは、

たぶんこれが初めてです。


それでも実際に母に来てもらって、

少し安心した表情や楽しそうに見ている様子を見て、

「あ、連れてきてよかったな」とシンプルに思いました。


親を連れてきた入社2年目から様々な紆余曲折を経て、今もインオーダーで頑張っていますが、

正直、うちの会社は「他を圧倒する、すごい会社だ!」と言えるかというと

微妙です(笑)

足りない部分がまだまだたくさんありますが、

それでも私は、私を通して、私の家庭の事まで配慮してもらえた事がとっても嬉しかったんです。


こうやって自分自身だけでなく、

自分の周りの人まで真剣に考えて率直に意見してくれる仲間が会社にいる事が

うちの良さだと思っています。

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