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「医療×IT」で世界を舞台に挑戦できる。ベンチャー企業の魅力とは?ウミガメ株式会社 取締役 寺尾大五郎

こんにちは、ウミガメ株式会社の採用広報担当です。医療機関向けマーケティング支援全般を展開するスタートアップである、ウミガメ取締役 寺尾大五郎に、これまでのキャリアやウミガメで働くことの魅力、今後のビジョンについて伺いました。

多岐にわたるキャリアを経て見えた、社会への価値提供の重要性

--まずは、寺尾さんのこれまでのキャリアを教えてください。

新卒では人材事業の営業職からスタートしました。企業の新規開拓を任され、飛び込み営業で1日100件以上アプローチしたこともありましたね。数字だけを追いかける日々に疑問を感じ、数年で辞めることになりましたが、根性と行動力は鍛えられたと思います。

その後、転職したソフトバンクでは法人向けインターネットサービスの立ち上げに携わりました。全国の通信設備を使ってサービスを展開するプロジェクトで、エンジニアやマーケティング、営業など、多様なメンバーをまとめる難しさを痛感しましたね。プロジェクトマネジメントの基礎は、この時に身につけたと言っても過言ではありません。

さらに、ご縁があって知人の紹介で医療系ベンチャーの立ち上げに参画することになりました。歯科医院向けのビジネスモデル構築などに取り組む中で、医療業界特有の課題の多さに驚かされましたね。例えば保険診療と自費診療の考え方の違いや、歯科医師との意思疎通の難しさなど、これまでのビジネス経験だけでは通用しない場面の連続でした。

振り返ってみると、営業としてスタートし、事業の立ち上げを経験し、経営の一端に携わるようになるまで、実にさまざまな経験を積んできたなと感じています。どの経験も今のウミガメ社での仕事に生きていると思いますし、それぞれのフェーズで周りの方々に助けられてきました。自分の力だけで何かを成し遂げるのは難しい。多様な知見を持つ仲間と切磋琢磨しながら、社会に価値を提供していくことが大切だと考えるようになりましたね。

医療の課題をITの力で解決したい

--なるほど。ウミガメ社を立ち上げられた経緯を教えてください。

代表の松下と共にウミガメ社を立ち上げたきっかけは、現在の共同創業者である松下との出会いですね。当時私は、歯科業界向けのビジネスである程度成果を出していましたが、どこかモヤモヤとした想いを抱えていました。事業は順調に見えて、実は根本的な課題解決には至っていないのではないか。そんな問題意識を持っていたんです。

そんなタイミングで松下と知り合い、医療の課題をITやマーケティングの力で解決する可能性について熱く語り合ったことを覚えています。松下の「ITやマーケティングで医療の未来を変えていきたい」という熱意に打たれましたし、何より彼の人間性に惹かれたんですよね。一緒なら新しいことにチャレンジできる。そんな直感があって、意気投合するまでにそれほど時間はかかりませんでした。

ウミガメ社では現在、歯科医院向けのマーケティング支援、「Teech」という歯科予約サイト、歯科医院経営のコンサルティングを主要事業としています。歯科医院経営のコンサルティングでは、歯科医院経営の効率化に寄与するカウンセリングのノウハウを提供したり、マウスピース矯正の普及に注力したりと、歯科医療の課題解決につながるサービスを展開しています。

--マウスピース矯正とは、どのようなものなのでしょうか?

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使った目立たない矯正治療の一種です。お口の型取りをもとに作製した複数のマウスピースを、段階的に装着していくことで歯並びを整えていきます。

従来の矯正装置と比べて見た目が目立たず、取り外しも可能なため、患者さんの負担が少ないのが特徴ですね。歯科医院にとっても、自由診療の選択肢が増えるというメリットがあります。

日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、欧米を中心に徐々に普及が進んでいる治療法です。ウミガメ社では、マウスピース矯正に関する情報発信やセミナー開催など、啓蒙活動に力を入れています。

マウスピース1つを取っても、型取りの方法や製作工程、コンピューターシミュレーションの活用など、専門的な知識が求められます。そうした知見をわかりやすく整理して提供することで、歯科医療の可能性を広げていければと考えています。

マウスピース矯正の事例は一例ですが、私たちが目指しているのは「医療」と「テクノロジー/マーケティング」の融合による課題解決です。それぞれの領域の専門性を掛け合わせることで、既存の医療のあり方をアップデートしていく。そんな挑戦を続けていきたいですね。

ウミガメ社の柔軟な働き方と社風

--ウミガメでの働き方の特徴について教えてください。

当社の最大の特徴は、ほとんどのメンバーがフルリモートで働いていることです。チャットツールを使って密にコミュニケーションを取りつつ、各自が主体的に仕事を進めるスタイルを取っています。

出社は必要に応じてオフィスを利用できる形にしつつ、基本的には自宅やカフェなど、セキュリティに配慮しながら自分の好きな場所で仕事ができる環境になっていますね。この働き方は、育児や介護など、さまざまな事情を抱えるメンバーにとっても、働きやすさにつながっていると思います。

一方で、リモートワーク中心の環境だと、社員同士の絆が希薄になってしまう懸念もあるかもしれません。それを補うために、定期的なオフラインでの交流会なども企画するようにしていますし、プライベートな近況を気軽に共有し合う文化も根付いてきました。

仕事もプライベートも、オンとオフのメリハリをつけることを大切にしているのがウミガメ社の社風ですね。チームのコミュニケーションを活発に保ちつつ、一人ひとりが自律的に働ける。そんな環境づくりを心がけています。

ウミガメ社はスピード感があり教育も豊富

--率直なお考えとして、ウミガメで働く魅力はどんなところにあると思いますか?

何といっても、ベンチャー企業ならではのスピード感とチャレンジ精神が魅力だと思います。アイデアが出てから実行までのサイクルが非常に早いですし、メンバー全員が当事者意識を持って課題解決に取り組んでいます。

例えば、歯科医院向けの新サービスを開発する際も、企画段階からエンジニアや営業、マーケティングなど、様々な職種のメンバーが関わります。それぞれの専門知識を持ち寄って議論を重ねることで、より良い形に仕上げていくことができるんです。

また、ウミガメ社のメンバーは皆、「医療の課題をテクノロジーやマーケティングで解決したい」という想いを共有しています。人の生死に関わるような事業だからこそ、社会的意義を強く感じられるのかもしれません。志を同じくする仲間たちと、本気で世の中を変えていく。そんなやりがいを感じながら働ける環境は、なかなか他にはないのではないでしょうか。

さらに、教育や学習の機会が豊富なのもウミガメ社の魅力です。創業者の松下は、メンバー1人ひとりの個性とスキルをよく見ています。そして、それぞれの強みを最大限に発揮できるよう、的確なアドバイスをくれるんですよ。

新しい事業に取り組む際のリサーチからプロダクト開発のノウハウなど、松下から直接学べることは本当に多いと思います。スタートアップならではの濃密な成長機会が得られるのは、間違いなくウミガメ社の強みの1つですね。

大企業であれば、ともすれば上司と部下の間に距離感が生まれがちです。でも、ウミガメ社では経営陣と現場メンバーの距離が近いので、課題意識を共有しやすいんです。トップ自らが社員の成長に向き合ってくれるというのは、なかなかできることではありません。

そうした環境の中で、プロダクト開発の鍛錬を積んだり、事業のPDCAサイクルを何度も回したりできるのは、キャリアの大きな糧になるはずです。意欲あるメンバーにとって、ウミガメ社は最高の学びの場になると確信しています。

海外でも「医療×IT」の価値を証明する

--今後のウミガメ社の展望についてお聞かせください。

当社は現在、歯科医療関連のサービス開発に注力することで、国内マーケットでのシェア拡大を目指しています。まだまだ、日本の歯科業界にはアナログな仕組みが多く残っているので、ITの導入による効率化の余地は大きいですからね。

一方で、将来的な展望としては、東南アジアを中心とした海外市場への進出も見据えています。日本国内では少子高齢化が進行し、歯科医療を含む医療需要の先行きには不透明感がつきまといます。対して、東南アジア諸国では経済発展と中間所得層の拡大に伴い、医療インフラの整備が急がれている状況にあります。

ITを活用した医療サービスの導入は、効率的に医療アクセスを改善する有力な手段の1つです。我々のようなヘルスケアテックのスタートアップにとっては、非常に大きなチャンスが眠っていると思うんですよね。もちろん、各国の医療制度や規制、ニーズの違いなどを踏まえたローカライズは必要になります。

ただ、だからこそ面白い。各国の課題をリアルに調査し、文化的背景を理解した上で最適解を模索していく。そのプロセスの中で、これまで培ってきた知見を存分に活用できるはずです。国内だけでなくアジア規模で「医療×IT」の価値を証明すること。それが、当社の中長期的なビジョンですね。

--最後に、ウミガメ社に興味を持たれた方、転職をお考えの方にメッセージをお願いします。

当社は「自ら考え、行動できる人材」を求めています。与えられた仕事をこなすだけではなく、自身の強みを存分に発揮して新しいことにチャレンジしたい。そんな熱意を持った方に、ぜひ一度オフィスに遊びに来ていただきたいですね。

事業の成長フェーズにあるベンチャー企業だからこそ、一人ひとりの裁量が大きいのが特徴です。実際のオフィスの雰囲気や社員との会話を通じて、ウミガメ社で働くイメージがよりクリアになると思います。スピード感を持ってどんどん挑戦したい、イノベーションを起こしたいという意欲にあふれた皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!

医療の未来に向けて、ウミガメ社はこれからも「当たり前を疑い、革新を生み出す」会社でありたいと思っています。その志に共感し、ともに挑戦してくださる方を心よりお待ちしています。


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