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【代表取締役社長インタビュー】変化を恐れず、価値を追求するーWheels Upのビジョンと求める仲間

インタビュアー:

「今日はWheels Upの代表取締役社長、平野天祐さんにお話を伺います。よろしくお願いします。まず、自己紹介をお願いします。」

平野(代表取締役):

「こんにちは、平野天祐です。2019年11月に創業した株式会社WheelsUpの代表を務めています。高校までは日本で生まれ育ち、卒業後アメリカへ留学し、帰国してからこの会社を立ち上げました。」

創業のきっかけと事業の変遷

インタビューアー: 「まずは創業のきっかけについて教えてください。」

平野: 「Wheels Upを立ち上げたのは、2019年11月です。創業のきっかけは、海外での留学を終えて日本に帰国し、就職活動を進める中で、将来の人生設計について初めて深く考えるようになったんです。具体的に奨学金の返済計画を立て、将来の生活費や自己実現のための投資などを綿密に試算してみました。その結果、就職という方法では、私が思い描く人生の実現が難しいことに気づいたんです。そこから『自分の手でビジネスを創り出す』という選択肢が、むしろ現実的な道として見えてきました。」

インタビューアー:

「起業のきっかけとなったアメリカでの経験について、もう少し詳しくお聞かせください。」

平野:

「10代での渡米は、人生観を根本から変えた転機となりました。特にニューヨークでの生活は、多様性という言葉の本質を体感する機会となりました。まず、社会の階層構造の違いに衝撃を受けました。日本では見えにくい富裕層と低所得者層の明確な差異が、ニューヨークでは日常の風景として存在していました。さらに、人種や文化的背景の多様性は、視野を大きく広げてくれました。

特に印象的だったのは、自分自身が初めて『マイノリティ』という立場を経験したことです。それまで当たり前だと思っていた価値観が、まったく通用しない場面に何度も直面し、社会における立場の違いが人生にもたらす影響を、身をもって理解することができました。その結果、人々の行動様式や社会構造への興味がより増し、当初学んでいた経営学から社会学へと専攻を変更するきっかけとなりました。 帰国後、このアメリカでの経験と学びが、事業構想の核心となりました。グローバル化が加速する社会において、私のアメリカでの経験は独自の視点として活かせると思い、外国人労働者の受け入れ拡大という規制緩和の波を捉え、人材紹介事業という形で起業を決意したのです。」

インタビューアー:

「そのアメリカでの経験を活かそうと考えられたわけですね。実際の事業立ち上げの際は、どのようなところから手をつけていかれたんでしょうか?」

平野:

「2019年に日本で外国人労働者の受け入れ拡大に向けた規制緩和の動きがあり、『自分のアメリカでの経験を活かして、外国籍の方々の日本での就労をサポートできるのではないか』と考え、人材紹介事業を始めることを決意しました。」

「当初は、外国籍人材の支援、特に特定技能の方の紹介に力を入れようとしていました。規制緩和によって外国籍労働者の受け入れ可能職種が広がって、就労のチャンスが増えるタイミングだったので。とはいえ、実際に事業を進めてみると、外国籍の方が日本で働くには様々な条件をクリアしなければならず、いくつもの障壁が見えてきました。」

「それに加えてコロナウイルスの影響も大きく受けました。2020年4月に最初の緊急事態宣言が発令されたことで、海外からの労働者の受け入れが一時的に止まってしまいました。当時の自分には続ける判断ができず、結果的に人材紹介事業を当面休止することにしました。」

インタビューアー:

「そうだったんですね。それで次の道を考えたということですか?」

平野:

「そうですね。それまでに、Webマーケティングに携わった経験やクリエイターとの交流があったので、YouTubeなどSNSをはじめとするマーケティング支援事業にシフトしました。様々な業種の会社に商談をしたのですが、なかなか予算面で折り合いがつかず苦戦していました。ただ、当時はコロナの影響で展示場来場イベントなどのオフラインイベントが中止され、多くの企業のマーケティング予算がオンラインにシフトしていました。特に住宅業界では、従来の展示場集客が難しくなる中で、オンラインでの集客手段を求めているのを見て、これはチャンスだと感じたんです。そこで、展示場の集客支援をオンラインで行う動画制作を始めました。」

「展示場やモデルルームを持つ住宅業界はマーケティング予算も大きく、動画を通じた集客支援がとても効果的でした。こうして住宅メーカーやインフラ系会社をメインクライアントに、動画制作とマーケティング事業を軸にするようになっていきました。」

現在の事業内容



インタビューアー:

「それでは、現在のWheels Upの事業内容について、詳しく教えていただけますか?」

平野:

「現在の事業は、人材紹介事業と先述したマーケティング支援事業の2つを行っています。ウェブマーケティング支援事業では、主に住宅業界の企業向けに動画制作やSNS運用をしています。」

インタビューアー:

「ウェブマーケティング支援事業は具体的にはどのようなサービスを提供しているんですか?」

平野:

「ウェブマーケティング支援事業では、SNS運用代行から広告運用、企業PR動画の制作まで、総合的なサービスを提供しています。SNS運用においては、企画立案から運用設計まで一貫して担当し、クライアント様のアカウントを数万フォロワー規模まで成長させた実績があります。また、映像制作では、民放TV局での番組制作経験を持つプロフェッショナルなスタッフ陣が、企画構成からカメラワークまで担当することで、単なる再生回数だけでなく、クライアントのビジネス成果を重視したコンテンツを制作しています。その上で、制作した動画は高い注目度を獲得しており、単体動画では最高50万回程度、累計では200万回を超える再生数を記録しています。」

「さらに、SNS運用に加えて、ライブ配信も度々行っています。住宅展示場などのイベントをオンラインで配信し、リアルタイムで視聴者とつながる支援を行っています。ライブ配信では、アナウンサーや芸能人等のキャスティングの手配からスタジオの手配、経験豊富なスタッフを配置してクオリティを高めています。」

インタビューアー:

「SNS運用から広告運用、ライブ配信まで幅広くサポートされているんですね。特に、配信イベントのリアルタイム対応は印象的です。他にも、現在手がけている事業はありますか?」

平野:

「住宅業界や建設業界の方々からの人材に関する相談が増えていたことから、人材紹介事業も再開しました。現在は建設技術者、中でも建築施工管理や建築設計のキャリア支援に特化し、質の高いマッチングや定着率向上を目指した人材紹介を行っています。」

今後の展望

インタビューアー:

「現在の事業内容についてお聞きしましたが、今後の展望についてもお聞かせください。」

平野:

「弊社は、今後は人材紹介事業を軸にしながら、さらなる成長と拡大を目指しています。特に人材紹介事業については、建設業界の転職支援に注力し、業界内での存在感を高めていきたいと考えています。」 「また、人材紹介で培っている集客ノウハウなど、企業の成長に必要な要素を理解している事業会社としての経験を、マーケティング支援事業にも活かしていきます。同時に、AI技術をはじめとするテクノロジーの進化も注視しており、これらを効果的に活用することで、サービスの質をさらに高めていきたいと考えています。」 「新規事業については、異なるアプローチでの挑戦も計画しています。人材紹介のような再現性の高い、いわばサイエンス的な事業と、クリエイティブの要素が強いアート的な事業、この両輪でビジネスを展開していきたいと考えています。」

インタビューアー

「Wheels Upならではの経験とノウハウが新しい事業にも活きそうですね。」

平野

「はい。具体的なビジョンを描きながら、足元の収益性も高め、柔軟に進めていくつもりです。人材紹介事業やウェブマーケティング支援事業で築いた確かな基盤を土台に、社会やクライアントにとって新しい価値を生み出し続ける会社でありたいと考えています。」

求める人材

インタビューアー:

「最後に、今後どのような仲間と一緒に働きたいと考えていますか。」

平野:

「様々ありますが、特に二つの要素を重視しています。一つは『自己内省力』です。目まぐるしく変化する環境の中で、自分の行動を客観的に振り返り、改善点を見出せる。成功も失敗も全て学びの機会として捉え、常に成長していける人材と一緒に働きたいと考えています。もう一つが『思いやり』です。これは知人の放送作家から『クリエイティビティとは、相手のために何ができるかを考える思いやりだ』という言葉を聞いて気づいたことなのですが、この考えは全てのビジネスに通じると考えています。なぜなら、ビジネスの本質は相手に価値を提供し、その対価として報酬をいただく等価交換にあるからです。相手の課題や期待をきちんと理解する努力をし、最適な解決策を提供する力は、どのような立場や職種であっても不可欠だと考えています。」

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