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スタッフインタビューvol:2            『学校の先生を目指していた僕が、探究学舎を選んだ理由』 探究学舎講師・青山英敏

探究学舎ではスタッフ一人一人の個性を尊重し合う文化が醸成されています。
さまざまなバックグラウンドを持つメンバーの中で、本日は2022年新卒の青山英敏(通称えびん)に、「私が探究学舎に入社した理由」を聞いてみました!

ー自己紹介をお願いします!

2022年新卒の青山英敏(あおやまえびん)です。もともとは学校の先生を目指し、愛知県にある大学の教育学部に通っていました。中学校の数学と小学校の教員免許を取得しています。趣味はサーフィンとDJの練習をすることです!

ー学校の先生を目指そうと思ったきっかけはどんなことですか?

学校の先生を目指そうと思ったきっかけは、良い先生に出会えたことです。中学校の先生が楽しそうに働いていて、「先生って楽しい仕事なのかも!子どもと話したり、給食食べたり、部活を教えたり、修学旅行にもいける!最高!」って思っていました(笑)
高校に入ってからも、素敵な先生が数学の面白さを教えてくれて「数学の先生になりたい」と憧れを持ちました。

ー良い先生との出会いが、教育に興味を持ったきっかけだったんですね。
 大学生活はどのようなものでしたか?

大学では週に1回、ボランティアで小学校で土日授業をしていました。
土日授業では、子どもたちに僕たち大学生が考えた授業を行いました。内容はさまざまで、ちりめんじゃこから”ちりめんモンスター”を探したり、浮沈子で浮力の勉強をしたり。「遊び」を通して「学び」が得られるような授業を作っていました。
子どもたちが授業で驚いたり、楽しんでる姿が印象に残っています。

大学2年生のときには、フィリピンでの教育実習プログラムに参加し、現地の子どもたちの様子や教育について学びました。他にもバヌアツ共和国で子どもたちに日本語を教えたり、インドの子どもたちと一緒にミュージカルを作ったりしました。

ーさまざまな「教育」に触れてきたんですね。
 ちなみに、就職活動はどのように進めたのですか?

実は、学校の先生を目指していたので大学3年生まで就職活動のことは全く考えていませんでした(笑)。ただ、大学2年生の時にさまざまな海外の教育について知ったり、大学の授業を受ける中で、日本の学校教育対するモヤモヤが自分の中にあることに気づき、自分のなりたい職業は学校の先生に絞ってしまって良いのかな、と思ったんです。

ーどんなことにモヤモヤを抱えていたんですか?

大学の講義でこんなことがありました。
「不登校の子どもがいます。この子の特徴はあーでこうで、あなたが先生ならどうしますか?」という議題で討論していたときです。
僕は「不登校の子が家でやりたいことがあるなら、無理やり学校に連れ出さなくても、それを応援しながら家庭でできることを探したらいいんじゃないか」と意見をしました。
でもそこで「学校に来させる工夫をしなければいけないよ」と言われたんです。僕自身は「本当にその子が学校という場所が合っているかわからないのに、無理やり行かせるのは正しいのかな」という疑問を持ちました。それがきっかけで、僕のやりたいことは学校の先生に絞ってしまっていいのかな?と思ったんです。

ーその当時を振り返ってどんな心境でしたか?

周り仲間のほとんどが学校の先生になる環境のなか、僕だけがひとり悩んでいました。就活のやり方も知らなかったですし、不安と焦りがありましたね。なにより中学生の頃から学校の先生を目指していたので、自分が学校の先生にならないのであればどんな仕事につくか、想像ができなかったです。

ーそのような状況をどう抜け出したのですか?

大学での空きコマの時間に、図書館で教育系のプロフェッショナルのDVDをひたすら見ていました。その中で、日本でもさまざまな教育をしてるところがあるんだということを知りました。最も印象に残ったのが京都にある堀川高校という「探究科」がある学校の話でした。その学校の生徒はとても生き生きとして、目がキラキラしていて、動画を見ながら泣いてしまいました。僕はこんな子どもたちの姿が見たかったんだ!と頭に雷が落ちるような感覚でした。ここで初めて「探究」という言葉に惹かれました。

学校の授業で「探究」をするにはどうしたら良いんだろうと考えていたときに、偶然テレビで「探究学舎」のことを知りました。それを見て、二度目の雷が頭に落ちました。テレビを見てすぐに見学したい!と思い、探究学舎を調べて応募フォームに「見学させてください。」と送っていました。

そして探究学舎の授業を生で見て、三度目の雷が落ちたのです。(笑)
ここでようやく「やっぱり、僕のしたいことは探究だな」と確信を持ちました。

ーその後はどうだったんですか?

「探究学舎で働きたい!」と思い、自分の周りの人に勧めていきました。5、6人ぐらいは僕の勧めで見学に行ったと思います。でも当時はどこを見ても採用情報は見つからず…。僕はここで働けるのか、いや無理かもしれないと諦めかけていたとき、友人に「本当に自分がいいって思ってるなら、休学してでも、お金もらえなかったとしても、やらせてくださいっていう覚悟で行けばいいんじゃない」と言ってもらい、休学する決断をしたのです。
そして、探究学舎の門戸を開き、直談判して半年間インターンをさせてもらえることになりました。

ーすごい行動力ですね!インターンではどんなことしていましたか?

僕自身、何か技術や能力があるわけではなかったので、なんでもやりました。具体的には必要な物の買い出しから、授業制作、取材など、多岐にわたっています。

その中でも特に印象に残ってることは、「科学実験編」の授業制作です。僕と同期の新卒三人で一つの授業を作るチャンスをもらいました。なかなかうまく行かなくて苦しい日々を過ごしました。とても大変でしたが、夢中になって実験を繰り返したり授業をしたりしていました。

ーインターンをしてみて、自分の想像とのギャップはありましたか?

ギャップというよりは、探究学舎という組織が自分の想像以上にフラットなんだなと感じました。
いわゆる一般的な会社って上下関係が厳しかったり、社員だけで全てのものごとが決まっていくイメージがありました。でも、探究学舎はアルバイトもインターンも社員も業務委託も関係なく、会社をより良くするために意見を言うことをすごく尊重してくれる環境だったことが嬉しかったです。

ー反対に「大変だな」と思うようなギャップはありましたか?

授業作りに関してですが、いいものを作るために妥協しないんです。だから、その分ゴールもない。永遠に追求し続けてしまうところがとても大変でした。
でも、だからこそ良い授業が届けられるんだなとも感じました。

ー探究学舎に入社してから現在まで仕事をしてきて気持ちはどうですか?

どんどん新しい探究学舎になっていくという感じがしています。そこに対して先が見えない不安の気持ちは多少ありますが、それよりも、会社全体で探究学舎を発展させていこうという気持ちが伝わってくるので、そこに対してすごくワクワクしていて楽しみです。

ー最後に、えびんのように教育に興味がある人はたくさんいると思うのですが、「教員以外でなにかないかな」、と模索している学生の方も多いと思います。
そんな方々にメッセージをお願いします!

まず、気になったら一歩足を踏み入れることが大事だと思います。探究学舎に関わらず、いろいろな企業を見ることで新しく気づけることがたくさんあると思います。教員を目指してきたけれど、これで本当にいいのかな?と悩んでいる方はぜひ外の世界や会社に目を向けてみてほしいなと思います。

ーありがとうございました!

        小学生の頃の僕 名前の由来になったサーフショップ「Evin」前にて


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