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神馬建設の仲間たち⑧桑島 慶一郎さん【大工】

ベテラン2人とともに働いてきた中で、自分で考えて現場を動かせる人材に成長。
現場全体を俯瞰でき、まわりの動かし方も上手。工務大工として期待。

中学卒業後、浦河の職業訓練校の建築科に入って大工になりました。1973年生まれ、浦河町出身です。最初に入った会社は木造枠組壁構法(ツーバイフォー)で家づくりをしていました。若かったこともあり、当時は基礎から出来上がりまで1軒の家に通しで関わったことがないくらい、あちこちの現場に行かされました。そこで15年ほど働いた頃、社長が体を悪くして、跡継ぎもいないので廃業に。それからは運転手をしたり牧場で馬を運んだり、いろんな仕事に9年ほど携わりました。


結婚して子どもも小さかったので、家族を養うために、もう一度大工をやってみようかと、知り合いの大工に連絡をしたんです。そこで神馬建設が募集していると聞いたのが入社のきっかけです。在来工法の家づくりだから前の会社とは構法が違うし、使う材料も違っていて、入ってみれば勉強になることがたくさんありました。

ベテランの先輩たちからかなり教わりました。私が若い頃と違って、今は先輩が教えてくれる環境だから、これから若い人が新しく入っても、かなり仕事はしやすいんじゃないかと思います。

今は山内さんとチームを組んでいます。入社は私のほうが早いけれど、山内さんのほうが大工としての経験があるので、2人で相談しながら責任をもって進めています。チームワークが大事です。チームワークがうまくいかなかったら、やることもみんなバラバラになって家も建たないと思います。


この仕事の面白いところは、やっぱりお客様に喜んでもらえる家が作れたとき、よかったと言われたときです。注文住宅を建ててきましたから、お客様の要望にある程度応えてこれたんじゃないかと思っています。


まだ先のことですが、元気だったら70歳の定年を過ぎても仕事をしていたいですね。若いときから予防のために腰ベルトを必ず巻いて仕事しています。腰が悪いと高いところにも上がれず、重たいものも持てませんから、腰ベルトは手放せないです。


趣味というほどではないけれど、春先の山菜採りが毎年の楽しみです。行者にんにく、コゴミ、三つ葉、タラの芽、ウドなど、自分と家族、両親が食べられる分を採りに山に入っています。

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