皆さんは日常でオタクという言葉を使っていますか?
使ったことはなくても、街中で耳にしたり、目にすることはあるのではないでしょうか?
皆さんはオタクの意味をちゃんと理解して使っていますか?「オタク」と「ヲタク」の違いを理解していますか?
どっちを使えばいいのか、自分は「オタク」と「ヲタク」どっちなのか迷うことはありませんか?
今回はそんな疑問を解決!!
「オタク」の歴史を解説していきます!
そもそもオタクの由来って何?
オタクについて広辞苑で調べてみると、
「①相手の家の尊敬語。②相手の夫の尊敬語。 ③相手または相手方の尊敬語。④(多く片仮名で書く)特定の分野・物事にしか関心がなく、その事には異常なほどくわしいが、社会的な常識には欠ける人。仲間内で相手を「御宅」と呼ぶ傾向に着目しての称」と書いてあります。
ちょっと難しいので、Wikipediaで調べてみると、
「おたく(オタク、ヲタク)とは、1970年代に日本で誕生した呼称であり大衆文化の愛好者を指す。元来は漫画・アニメ・アイドル・SF・特撮・女優・パソコン・コンピュータゲーム・クイズ・模型・鉄道・格闘技などの、なかでも嗜好性の強い趣味や玩具、の愛好者の一部が二人称として「お宅」と呼び合っていたことを揶揄する意味から派生した術語」と書いてありました。
少しわかりやすくなりましたかね?
今となっては身近になったこの言葉、最近では海を渡って海外まで届いているのだそうです。
オタクという言葉が世界で通用するなんて・・・
それではこの言葉の由来は何のでしょうか?
このオタクのはじまりは、中森明夫が『漫画ブリッコ』という1980年代に存在した成人向け漫画雑誌のなかで
「『おたく』の研究」というコラムで取り上げたのが始まりだとされています。
その中で「友達に『おたくら さぁ』なんて呼びかけてるのってキモイと思わない?」と評し、「彼らをおたくと命名する」と蔑称・名詞として用いたのが始まりです。
オタク(お宅)とされているのは、これゆえなのですね。
そしてこちらが「『おたく』の研究」の一部引用です。
「マンガファンとかコミケに限らずいるよね、アニメ映画の公開前日に並んで待つ奴、ブルートレインを御自慢のカメラに収めようと線路で轢き殺されそうになる奴、本棚にビシーッとSFマガジンのバックナンバーと早川の金背銀背のSFシリーズが並んでる奴とか、マイコンショップでたむろってる牛乳ビン底メガネの理系少年、アイドルタレントのサイン会に朝早くから行って場所を確保してる奴、有名進学塾に通ってて勉強取っちゃったら単にイワシ目の愚者になっちゃうオドオドした態度のボクちゃん、オーディオにかけちゃちょっとうるさいお兄さんとかね。
それでこういった人達を、まあ普通、マニアだとか熱狂的ファンだとか、せーぜーネクラ族だとかなんとか呼んでるわけだけど、どうもしっくりこない。
なにかこういった人々を、あるいはこういった現象総体を統合する適確な呼び名がいまだ確立してないのではないかなんて思うのだけれど、それでまぁチョイわけあって我々は彼らを『おたく』と命名し、以後そう呼び伝えることにしたのだ」
『おたく』の研究① 街には『おたく』がいっぱい 中森明夫
ここから「おたく」という言葉が普及したそうです。
オタクとヲタクの違いは何か?
それでは「オタク」と「ヲタク」の違いは何なのでしょうか?
TwitterなどのSNSを見ていると、「オ」と「ヲ」を使う人が両方いますよね。 この違いを調べてみると色々な説が見つかりました。
説1.オタクとの差別化をはかったヲタク
世間ではオタクにはマイナスイメージを持つ人が多かったために、俺たちはオタクじゃない、もっとディープな種族なのだという意味を込めてヲタクと使っていたという説です。
これは、2000年代前半にしょこたんが「少し昔の人がヲタクというのを使っていて、最近はオタクというのもまた使われるようになった」と語っていました。
なので、オタク→ヲタク→オタクの順番で使われるようになっているのですかね?
説2.サブカル界隈とのすみ分けを意識した秋葉系ヲタ
オタクが一般に定着したため、元来の秋葉系を区別して「ヲタ」と呼称したという説です。
秋葉原の萌え系と呼ばれる部類が好きな人たちを、他のサブカルチャーを好きな人と区別しようということで、ヲタを使いだしたそうです。
説3.ネットスラングとしてのヲタク
ネットの掲示板で書く際にオがヲになったという説。
笑いを示すwwを草、中坊を厨房、と書いていたのと同じような原理でしょうか。
色々な説がありますが、どれもはっきりした根拠はなさそうですね。
人によって認識の違いがあり、正解はなさそうです…。
結局オタクとヲタクの違いは時代によるもの?~オタクとヲタクの移り変わり~
結局のところ「オタク」と「ヲタク」の意味自体は同じで、大きな違いはないようですね。
好きなもののジャンルや時代の流れで使い方は変わっていくのでしょうか。
少し前までは「オタク」の方がメジャーで、「ヲタク」にはマイナスなイメージを持つ人が多かったのではないでしょうか?
しかし、最近では「量産型ヲタク」という言葉が流行っていますね。
みんなで同じブランドの同じようなファッションや同じような髪型、同じようなグッズを纏ったファンのことを指していますが、悪い意味ではなく、あえて同じコーデをして仲間と一緒に楽しむ傾向にあり、Instagramでは 「#量産型ヲタク」 のタグで沢山の写真がアップされています。
さらに『ヲタクに恋は難しい』という漫画がヒットし、アニメ化、実写映画化もされました。
「ヲタク」のマイナスイメージは払拭されつつあるのではないでしょうか?
この先「ヲタク」という言葉の方が主流になる日も遠くないかもしれませんね。
今回の記事はいかがでしたか?「オタク」の歴史や由来を少しでも理解していただけたでしょうか?
「オタク」と「ヲタク」のどちらを使うかは自分次第!
自分なりの解釈を持って楽しんでみるのもいいかもしれませんね♡
(引用元)2021.2/17
・『おたく』の研究 http://www.burikko.net/people/otaku01.html
・広辞苑無料検索『オタク』https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/prefix/%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%AF
・wikipedia『オタク』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%9F%E3%81%8F
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