株式会社タオは今年創業30周年を迎えました。
その節目の年に社長に就任された黒澤慶昭社長にお話を伺いました。
自己紹介をお願いします。
創業者よりバトンを受け継ぎ、2022年2月に社長に就任しました。
元々は金融キャリアを歩んでおり、海外MBA留学を経て、2022年初より株式会社タオに参画しております。
サーチファンドという国内ではまだ例の少ない手法でタオの社長になられましたが、数ある会社の中からタオに決められた理由は何でしょうか?
私のこれまでの人生を振り返ると、英語・会計士資格・大学院等、学習を通じて人生を切り拓いて参りました。社会人になってから、周りの人が目標を立てても中々実現できていないのを目にする中で、「学びを楽しむ」、「習慣化する」、「自分を信じてやり抜く」の3つを自身の強みとして認識するようになりました。元を辿ればこれらは小学生時の中学受験勉強を通じて得たものであり、教育が人々の人生に与える影響を改めて実感しました。
勉強を強制することなくそのような機会を提供してくれた両親に感謝するとともに、「教育」を通じて人々の人生を豊かにするお手伝いができたらと思うようになりました。
数ある会社の中からタオに決めたのは、良いご縁に恵まれたというのが正直な答えですが、私がタオに惚れ込んだ理由は主に以下の3つです。
先ず、タオがEdTechのパイオニアとして30年近くに亘って開発・販売してきた「天神」に魅力を感じました。私の幼い頃は、小学校にPCルームはあったものの、基本は紙での勉強しかありませんでしたので、「天神」を使って自分も勉強したかった!「天神」素晴らしい!と思いました。
次に、新しい教育づくりに参画できることへの興奮を覚えました。コロナの影響もあり教育業界には一気に変革の波がきています。タオの持つ「天神」やこれまでの知見・ネットワークを駆使することで、自身でゼロから起業するよりも、より大きいレベルで社会に貢献できると確信しました。
最後に、タオの経営理念「人々の自己実現を支援する」に共感しました。単純にテクノロジーを使って効率化するといった事業ではなく、「人々の自己実現を支援する」。これまでお会いした経営者の中には、HP上は格好良いことを謳っていても全然本心では無いような方もいらっしゃいましたが、タオの創業者とお会いすると素晴らしい人格者で、是非タオの次の30年に向けて一緒にやらせてくださいと懇願しました。
黒澤社長の教育への想いと、タオという会社・「天神」という商品、更には時勢もぴったり合ったという、まさにご縁ですね。
他にタオの好きなところありますか?
色々なタレントを持ったメンバーが働いているところです。
基本的に事業運営の大半をインハウスで行っているので、教師、プログラマー、デザイナー等多様な人材が揃っており、金融機関で働いてきた身としては、こんなことまで社内でできるのか、と日々感動を覚えます。
逆に、これまでインハウスでほぼ全てを行ってきているため、外部の企業と連携することでより高いレベルでやりたいことを実現できると考えております。
様々なことが社内でスピーディーに対応できるのは自社開発の強みですね。最近は外部連携も増えつつあり、商品の未来が広がってきていると感じています。
それでは、今後の目標を教えてください。
当面は会社の近代化に注力します。タオが30年間かけて培ってきた良いところを伸ばしつつ、変えるべきところは躊躇せず変えていきます。タオの良いところはたくさんありますが、今年30周年を迎えた企業ですので古臭いところもたくさんあります。
社長就任後4ヶ月間は社内オペレーションやマーケティングの改善に注力して参りましたが、今後はカスタマーサクセス、商品、ビジデブの領域に注力予定です。
より高いレベルで、より多くの人々の自己実現を支援できるよう、会社として進化していければと考えております。
また、世界の当たり前をタオでも実践していきたいと考えており、「科学的経営」、「成果主義」、「ダイバーシティ」の3つを推進していきます。
直近の数ヶ月でも、会社が進化しているのを実感しています。
その目標に向けてどんな人に入社して欲しいですか?
第二創業として新たなことに挑戦していこうとしているので、ベンチャーマインドを持ち、主体的に考え行動でき、数字をベースにPDCAを回せる方。そんな方と是非一緒に働きたいです。
私自身が外からやってきた30代社長ですので、年齢等は関係なく、「人々の自己実現を支援する」想いを持って全力で取り組んでくださる方には、惜しまず活躍の場を提供しますし、タオでの仕事を通じて皆さんが自己実現できるよう全力で支援します。
0→1の会社で働くリスクは取れないけど、1→10にチャレンジしたい方にとってはぴったりの会社だと思います。我々と一緒に「人々の自己実現を支援する」旅に挑戦しませんか。
本日は貴重なお話をありがとうございました。