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【代表コラム】難しいことから先にしない

増井電機株式会社の代表取締役 増井伸一です。今回は私が日頃従業員に言っている「難しいことから先にしない」についてお話しします。

私の高校時代の話です。

数学の中間テストがありました。テストの結果、なんとクラスの平均点が100点満点中15点でした。理系クラスでしたが、ほかのクラスも同様だったそうです。

ちなみに、私は12点でした。今までこんな点数だった事はありません。確かに難問が多く、教科書の巻末にある応用問題のレベルで生半可では解けない問題ばかりでしたが…。

実はそれだけではなくて、更に落とし穴があったのです。

まず、最初の方に難問が出題されており、中盤から後半になると少し難易度が下がり解ける問題があるという構成だったのです。良くある試験問題は最初の方に計算問題があり、簡単に解いて進む(後半に難問がある)というのが多いですが、その逆です。

それが分かったのは答案返却後の問題解説時でした。私も単純に1問目から解き始めたのですが、内容が分からず時間が過ぎて行き、後の問題は白紙という有様でした。

なんでこんな意地悪なの?当時そう思いました。

ちなみに、やはり学校としても問題だったのか、別の先生が問題を作成した次のテストは普通の内容になっていました。この時の平均的は大幅にUPして60点台でした。

時は流れて社会人になってからの話です。

ある時、多数の仕事が入り立て込んだ時がありました。どれを優先すべきなのか迷いました。また、仕事の難易度と優先度にばらつきがあり、以下のようなものでした。

※依頼のあった順番に並べています。

これをどのようにするか考えた時、先程の高校生の数学テストを思い出しました。難しいものから先に着手すると出来るものが出来なくなってえらいことになるなと。

そこで作業順として優先度も考慮して2→3→1の順と決めました。依頼順ではなく優先度と難易度が低くて先に出来そうな事から実施するという事です。

このような割り込まれるケースはどんな仕事でも日常的にあるかと思いますが、効率的に業務を遂行出来るようになります。

※難易度が高くて優先度が高い場合(他作業が難易度が低くて優先度が低い場合)は、当然優先度が高い方を作業する必要があります。この時、工数が予定を超える場合は調整が必要になります。

当社の従業員へ指示/アドバイスする時も同様な事を話して仕事の優先順位を決めて欲しいと言っています。そうするとやはり全体的にうまくいってスケジュール遅延もなく作業を遂行できるようになります。

「難しいことから先にしない」、皆さんも是非実践してみては如何でしょうか?


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