「うちみたいな小さな会社、優秀な人は来ないよ」。
そう笑っていた社長がいました。一方で、「自分のスキルなんて、どこにも求められていない」と感じていた求職者がいました。二人は、出会うはずがなかった。──でも、出会った。そこから始まった変化を、今日はお伝えしたいと思います。
都内で従業員12名のIT企業を経営するA社長は、採用に疲れ果てていました。大手求人媒体に掲載しても応募はまばら。たまに来る応募者には、自社の魅力をうまく伝えられず、面接で沈黙が続く。「うちの何がいいのか、正直自分でもわからなくなった」。それが本音でした。
同じ頃、20代後半のBさんは転職活動の真っただ中。前職では黙々と業務改善に取り組み、社内ツールの導入で工数を30%削減した実績がありました。でも職務経歴書には「事務職3年」としか書けない。書類選考で落ち続け、「自分には市場価値がないのかもしれない」と感じ始めていました。
SAISAIが最初にやったのは、双方の「言語化されていない魅力」を引き出すことでした。
A社長との対話では、心理学ベースのヒアリングを通じて、社員一人ひとりの裁量が大きいこと、失敗を責めない文化があること、そして社長自身が「人の成長を見るのが一番うれしい」と語る姿が見えてきました。それは求人票のどこにも書かれていなかった、この会社だけの魅力でした。
Bさんには、過去の経験を丁寧に掘り下げる中で、「誰かの仕事をラクにしたい」という一貫した動機が浮かび上がりました。スペックではなく、その人の行動原理を見る。SAISAIが大切にしている視点です。
マッチングの場で、二人は初めて会いました。A社長はBさんの話を聞いて「うちに必要なのは、まさにこういう人だった」と驚き、Bさんは「こんなに自分の話を聞いてくれる会社があるんだ」と目を輝かせました。
入社から半年。Bさんは社内の業務フロー改善プロジェクトを任され、チームの残業時間を月20時間削減。A社長はこう言います。「Bさんが来て、会社の空気が変わった。採用って、会社の未来そのものなんですね」。Bさんも「初めて、自分の努力が誰かの役に立っていると実感できた」と笑います。
これが、私たちが信じている「努力が魅力になる瞬間」です。スペックや知名度では測れない本当の価値が、正しく届いたとき、人も会社も変わる。SAISAIはその橋渡しをしているにすぎません。
この事例のような世界線を当たり前にしていくのが我々の仕事です。
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