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【代表インタビュー】多様な関わりから、ともに未来をつくる。/アドバンスグループ代表、特定社会保険労務士、行政書士 伴 芳夫

多様な関わりから、
ともに未来をつくる。

アドバンスグループ代表/特定社会保険労務士/行政書士
伴 芳夫

1981年福岡市生まれ。大学卒業後、福岡の鉄道会社で営業などに従事した後、社会保険労務士法人アドバンスに入所。2015年、同法人代表に就任。アドバンスグループの経営責任者。複数の企業や団体で役員・理事・評議員などを務める。


―伴さんはアドバンスの2代目代表ですね。入社されるまでの話を聞かせてください。

私は福岡市で生まれ育ち、地元の大学に進学しました。父が社会保険労務士と行政書士の資格を持ち事務所を経営していたので、自分も国家資格を取っておこうと20歳で行政書士を取得。就職は東京に行くことも考えましたが、そのまま福岡の大手鉄道会社に入社しました。東京では自分がちっぽけな存在になると思ったし、福岡の方が自分らしく働けると考えたからです。
まずは営業職からスタートして、いろいろな人と話したり連携したりすることに面白さを感じていました。それから異動になったことや自分自身が組織をつくる立場になりたいと考え、ちょうど丸3年で退社。今のアドバンスに転職するため、社労士の資格取得に向けて猛勉強しました。幸い1年目に受かり、2007年9月に入社しました。


―入社されて、いかがでしたか?

入社当時、私は20代の若造です。話をするクライアントは経営者や総務・人事の部長クラスで、社内にもベテランが圧倒的に多い中、どうやって仕事を進めていくか難しい面もありました。
第一に心がけたのは、とにかく真摯に仕事に取り組むこと。その上で、最も役に立ったのは、相手の話し方に合わせるペーシングのスキルでした。クライアントは男性でかなり年上の方が多く、こちらが高い声で早口で話してもなかなか聞いてもらえない。あえて声を低く、落ち着いたペースで話すことで、相手がグッと近寄ってくれることを実感しました。
仕事柄、研修などを依頼されることが多く、コロナ前は年間100本くらい担当していました。その際も、内容はもちろん、やはり話し方ひとつで人との心の距離を狭めることができ、相互理解が可能になることを学びました。


―2015年、代表に就任されました。

もともと法人化してすぐのタイミングで、父と私のふたり代表制にしていました。当時は30人ほどの組織でしたが、事業承継の苦労もリアルに体験しました。今は事業承継のご相談がとても多いので、自分の大変だった経験も正直に話しつつアドバイスをしています。
クライアントは、福岡を中心に、九州一円と全国も含めて約1000社ほどになります。大企業から中小零細まで、業種は多種多様です。


―代表になって意識してきたことがあれば教えてください。

最初のうちはコミュニケーションを活発にして、みんなで一体感を持って働く雰囲気をつくりました。アドバンスが掲げる理念は「SUPPORT A BRIGHT FUTURE ~ともに迎えよう、希望の朝を。~」。私たちは、心身ともに健康に働ける理想的な労働環境をコンサルティングする立場なので、まずは自分たちが明るい未来のために先進的な環境をつくり、実践することを目指しています。朝礼に英会話を取り入れたり、社内でヨガや防災セミナーをしたり、野菜の販売をしたりと、これまでもユニークな取り組みをしてきました。今は50人ほどの組織になりましたが、長期間離職者が発生しなかったのは、理想的な環境に近づけている証かもしれません。


―2014年に株式会社ホンプロを設立された背景は?

社労士の業務は「守り」が多いのですが、私たちは「攻め」るためにホンプロをつくりました。先ほどの理念にさえ合っていれば、柔軟に事業を展開していくつもりです。
例えば、ワーケーション推進事業を始めたのは、対馬のクライアントから聞いた話がきっかけでした。日韓関係が悪化し、外国人観光客が来なくなったけれど、本当は福岡の人たちに来てもらえる関係をつくりたいのだと。その声に応じて、対馬のキャンプ場を貸切り、クライアントや知り合いなど15人ほどでキャンプに行ったら、すごく楽しかったんです。それが行政の方の目にとまり、いろいろな自治体さんから連携したいとお声がけいただくようになりました。ワーケーションは、従業員や会社だけでなく、その地域全体が盛り上がっていく点においても意義が大きいと思っています。


―社労士法人とワーケーションというのは意外な組み合わせですね。

そうなんです、観光の文脈で推進しているところは多いのですが、本来ワーケーションはワークなので、労働に関する専門知識を持っている私たちだからこそできることがあるはず。オウンドメディアも立ち上げて、情報を広く発信しています。


―伴さんのプライベートについても聞かせてください。

先ほどお話した対馬での体験から、すっかりキャンプが好きになりました。中でも、最低限の道具だけ用意して自然の中で過ごすブッシュクラフトというジャンルのキャンプスタイルに興味を持ち、スクールに行ってアドバイザーの資格を取得。いつでもブッシュクラフトができるように、自宅からほど近い山林を借りました。気ままにひとりで焚火をしたり、知人を招いたりもしています。
あとは、社会人になってからずっとコーヒーにハマっています。スペシャルティコーヒーの豆を買い、自分で焙煎して。会社で飲むコーヒーも親しいロースターさんから仕入れ、毎年会社オリジナルのコーヒーバッグをつくり、ノベルティとして皆さんにお渡ししています。


―伴さんがこれから目指していることを聞かせてください。

一つは、企業や組織における人の課題解決に関して、プロフェッショナルの道を究めていきたい。今は世界的にも人的資本経営という考え方が広がっていて、人を資産ではなく資本と考える経営が広がる中で、弊社の果たすべき役割は大きくなっていくと考えています。
もう一つ、私自身は人と人をつなぐマグネットになりたい。弊社には約1000社ほどのクライアントがいて、その他にもアドバンスの理念に賛同して、あらゆる人たちが集まってきてくれています。その人たちをつなぎ、新たな関係性やビジネスを生み出していけるといいですね。


―今回は広く人を募集されるということですが、御社にはどんな方がいますか?

九州出身者が多く、UターンやIターンも増えてきました。みんな社会人経験があり、前職は鉄道や銀行、JA、アーティスト、客室乗務員、神主など、多種多様な人が集まっています。知識はあとからつけられるので、人柄重視で採用してきました。


―御社のスタッフは皆さん自然体で、いきいきと働かれているように感じます。

ありがとうございます。勤怠管理はきっちりしていますが、フレックスタイム制でコアタイムがなく、好きな時間に働けますし、在宅勤務も可能です。月間の総労働時間は決まっていて、超過すれば残業代もしっかりお支払いしています。
働く人の心身の健康を守るために法的なルールをおさえつつ、より働きやすい環境づくりを常に追求しています。また、1on1の面談でしっかりコミュニケーションを取り、すぐに何でも相談してもらえるようにしています。最近の事例としては、親御さんの介護が始まりそうということで、どう対応するかを早めに話し合いました。安心して働いてもらうことが大切ですね。


―今後はどんな人に来てほしいですか?

これからは、私たちに不足している知識やスキルを持っている人、例えばITやファイナンスの分野など、圧倒的な強みを持っている人とも一緒にやっていけるといいなと考えています。ダイバーシティ&インクルージョンの観点から、もっと多様な人に集まってほしいですね。
「九州・沖縄から働き方の未来を創る」「楽しく働ける職場を増やし、カルチャーにする」という私たちのビジョンに共感してくれる人は、従業員だけでなく、クライアントや業務提携、パートナーなどどんな形でもいいので、ぜひジョインしてもらえるとうれしいです。


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