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今回は、パンクチュアルの小松島営業所長(元沼津営業所)で所長としてふるさと納税事業の責任者を務める宮崎柾にインタビューしました。
◆宮崎柾プロフィール◆
沼津営業所所長として沼津市ふるさと納税事業を統括。高知県出身。大学卒業後、古物販売などを主とする自営業を営み、2022年1月よりパンクチュアルに入社。31歳。
■沼津市ふるさと納税、2年連続過去最高額記録の快挙を達成
ー宮崎さん、今日はよろしくお願いします。宮崎さんが統括する沼津営業所では、沼津市のふるさと納税事業の支援をされています。今年度はすでに昨年度比約2倍となる20億円を達成しています。
よろしくお願いします。2022年1月にパンクチュアルに入社し2月に沼津営業所の配属になったので、私自身が沼津市に関わり始めてからちょうど1年が経ちました。
パンクチュアルとしては2021年から沼津市のふるさと納税をサポートしており、初年度の1年間で前年度比244%という大きな伸びを生みました。今年度は2年目の取り組みとなりましたが、昨年度をすでに2倍以上上回る多くの寄附を頂いており、まちの税収増加に大きく貢献できていると実感しています。
相対的に見ても、20年度までは県内14位だった沼津市でしたが、今年度の寄附額ベースではTOP3入りを射程圏内に捉えるまでに伸長しています。
■市と事業者の架け橋として、痒い所に手が届くサポートを展開
ー2年連続で大きな寄附額の伸びを記録していますが、どういった取り組みが成果に繋がっているのでしょうか?
沼津営業所では私含めて5人のメンバーが市のふるさと納税事業を支援しています。業務の幅は広く、市と事業者様の架け橋となるべくあらゆるサポートを展開しております。なかでも市内事業者に対してはEC出品におけるコンサルタントといった立ち位置であらゆる角度からお手伝いをしており、メンバー総出で取り組んでいます。
事業者様へのサポートには、既存の出品事業者様に対するサポートと、未参画の事業者様への出品交渉という大きく二つの業務があります。
既存事業者様に対しては、新たな返礼品の企画やEC出品における代行業務などを行っています。どういった返礼品にニーズがあるかといったアドバイスをしたり、第3者視点で返礼品をブラッシュアップしたり、時には一緒に商品を開発することもあります。
また事業者様の中には、個人で事業を展開されていて出品業務にリソースが割けなかったり、ECサイトでの取引について知識が浅い方もいらっしゃいます。そういった事業者様に向けては、出品業務のレクチャーや時には注意喚起、在庫管理などのオペレーション構築に至るまで徹底的に並走しています。
場合によっては事業者様の手となり足となり、工数のかかる撮影やライティングの代行も行うこともあります。サイト閲覧者にとって返礼品選びに重要な画像やキャッチコピー。制作作業まで一気通貫で行うことで、成果作りにも繋げています。
未参画の事業者様への交渉は、ふるさと納税事業の裾野を広げる重要な業務です。EC出品の煩雑な作業がハードルとなり出品を諦めてしまっている事業者様や、そもそも自社の商品とふるさと納税とが結びついていないケースも少なくありません。私たちがお声がけしたり、ゼロからのEC出品をサポートすることで、返礼品の母数が増えて受け皿が広がり、結果的に寄附額の増大に貢献できていると考えています。
こうした細部まで行き届いたサポートは、地域に営業所を構える当社ならではの強みでもありますね。
■ふるさと納税という"新市場"、事業者の「商売」を知ることが大切に
ーそうした地道な活動が大きな成果を生んでいるのですね。事業者の方から感謝される機会も多そうですね。
そうですね。そこはやりがいを感じるポイントでもあります。ある70代の事業者様とのエピソードは特に今も心に残っています。
「子どもにもっと野菜を食べさせたい」といった親心に寄り添って、手作りにこだわった野菜ハンバーグの生産を長年手掛けてこられた事業者さん。個人事業で営まれていたこともあり、もともと安定した生産量があるわけではありませんでした。そこに重なったコロナ禍。
かつて雇用していたスタッフにまた少しでも仕事が作れれば。稼げなくてもいいから少しずつでも困っているお母さんたちに商品を届けることができれば。そんな想いに応えたいと、ふるさと納税の返礼品として登録のサポートをさせていただきました。
決して注文数が激増したわけではありませんでしたが、それでも新たな販路と繋がったことを「これまで以上に幸せを届けられる」と喜ばれ、私には「ふるさと納税を教えてくれてありがとう」という言葉をいただきました。
私は、事業者さんに伴走するうえでは相手の商売、ひいてはその生き方を知ることこそが最も重要だと思っています。なぜ、何のために、どのように商売を展開されているのかを知らなければ、せっかく達成した結果に納得感を持ってもらえません。ときには売れすぎることがマイナスの評価にもなり得ます。
事業者さんの想いに寄り添いながらひとりひとり丁寧にフォローする。そうすることで、ふるさと納税という新しいプラットフォームを通して「価値ある商売・魅力的な産品」と「世の中」とをうまく繋ぎあわせることができます。
この事業者さんとのやり取りを通じて、ふるさと納税が地域の事業者様にもたらす成果は寄附額だけではないことを改めて実感しました。
ーいいお話ですね。事業者に寄り添い、真に求められる成果を出すことも重要だとわかりました。
■沼津市の実績がもたらしたプラスの変化とは
ー沼津市ふるさと納税事業が生み出した成果は他にどういったものがありますか?
ふるさと納税の返礼品登録は、基本的には地場産品であることが条件なので、たとえ本社が他の自治体にあっても地域内で生産されていれば出品が可能です。
そこで条件を満たす事業者様が元々他の自治体で出品していたにもかかわらず、勢いのある沼津市でも出品登録するといったケースも出てきています。
さらには沼津市での出品を経てその意義を感じていただいた事業者様が、本社がある他県の自治体において、ふるさと納税事業への取り組みを加速させようと市に進言されたということもありました。
沼津市のふるさと納税が盛り上がることはもちろんですが、全国的にふるさと納税という新しい市場が広がり、地域が発展する土壌としての盛り上がりに貢献できていることも大きな成果だと捉えています。
ー事業者側から自発的に参入してくれる流れは今後さらなる成果にもつながるいいサイクルですね。
所長の私は市との窓口として度々担当者と顔を合わせてやり取りをしていますが、自治体の姿勢も前のめりに変わってきたと感じています。市内初となる「ふるさと納税自動販売機」を設置したいというアイディアが、市の担当者から出てきたこともその一つです。成果が大きくなるにつれ、風向きが変わったと感じますね。
■入社半年で所長に抜擢!社歴・年齢問わず活躍できるパンクチュアルの社風
ー宮崎さんは入社後1年ですでに所長という立場を務めています。その経緯についてお聞かせいただけますでしょうか。
2022年の1月に総合職で入社し本社の高知県須崎市で勤務をスタートしました。翌月2月に沼津へ転勤し、その後入社半年が経った6月より沼津営業所の所長を務めています。
当社はベンチャー企業ということもあり、スピード感は求められますし、マルチタスクをこなさないといけませんが、その分成長の幅も広がります。
また当社における総合職は出張や転勤が必須の代わりに、スキルを身につけてマネジメントクラスへの昇格が狙える職務コースです。一人ひとりに求められる成果の比重が大きい分、成果を出せればしっかり評価もしてもらえます。それは新卒や若手、社歴が浅くても同じです。上昇志向の強い方にも向いている職場だと思います。
ーパンクチュアルにおいては総合職での所長・課長級への昇格は3年目が一つの目安になっていますが、成果次第ではより速いスピードでの昇進も可能なのですね。そもそもどういったきっかけで入社されたのでしょうか。
もともと私自身、出身地である高知で個人で商売をしてきました。30歳を迎えて長い目でキャリアを考えたときに、専門性を高めながら長く地元で勤められる仕事に就きたいと思い、出会ったのがパンクチュアルでした。チームで働きたいと思ったのも入社を決めた理由の一つです。
入社当時は新婚で、地元で勤務できたらいいなと思ってはいましたが、翌月に沼津営業所に配属されました。そう言うとネガティブに捉えられるかもしれませんが、決してそうではありません。
私自身は選んで総合職で入社していますし、成果を期待されての配属だと前向きに受けとりました。また総合職においては成果を出して昇進し、エリアマネージャー以上になれば居住地もある程度自由に選択することができます。将来的な希望を叶えるため、まずは置かれた場所で価値を生み出すことに専念しようと考えました。
もちろん家族の理解は必要でしたが、妻は私の決断を後押ししてくれ、現在は月に1~2回高知の家に帰る生活を送っています。
ーこれから取り組んでいきたいこと、チャレンジしたいことについて教えてください。
現在、沼津営業所の所長としてチームマネジメントにも力を入れています。限られた人的リソースで成果を発揮するためにはメンバーのモチベーションも重要です。そういった意味ではメンバーの士気を高めるような声かけ・ムードづくりは意識しています。今後は後輩育成にもより力を入れていきたいと思っています。
チーム一丸となって沼津で成果を出し続けることを目指しながら、私個人のミッションとしてはさらには他の自治体様での事業支援にも繋げていきたいと思っています。
また、当社にはふるさと納税事業のほかにECサイト事業があり、もともと商売をしていたこともあって入社前から関心を持っていました。今後はそういった領域にも関わっていきたいと思っています。
事業者様に対してはふるさと納税とECサイト、どちらも提案の余地がありますし、一体で捉えるべきでもあります。社内においても縦割りだからどちらかしか極められないということはありません。垣根を越えてチャレンジできるのも当社の良いところだと思っています。
ーパンクチュアルにはどんな方が向いていると思いますか。
パンクチュアルは創業3年目のベンチャー企業です。一人ひとりに求められる働きや価値は、確かに相対的に高いと思います。
しかしその分やりがいもあります。これまで出してきた実績があり、先輩たちの下でノウハウを学びながらスキルを身につけることもできます。成果を出せばキャリアアップも望めます。
ぜひおそれることなく、変化を楽しめる人には飛び込んできてほしいと思います。
ーありがとうございました。
株式会社パンクチュアルでは総合職のほかに、働き方の柔軟性を高めるために転勤のない一般職採用も実施しています。また、結婚や出産などの人生のフェーズに合わせて、職務コースの異動も可能です。
自分に合った働き方で、一緒に地域を盛り上げませんか?