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【CTOインタビュー】目指すは、世界を舞台にしたリーディングカンパニー。CTO鷲津さんのミッションとは?

こんにちは!Priv Techで採用をお手伝いしている山本です!

Priv Techでは、会社の雰囲気や中で働く人を知ってもらうために、メンバーインタビューを実施しています。

今回は、CTOに就任された鷲津さんにお話を伺いました。

名 前 :鷲津 祥徳
就任時期:2022年9月1日(48)

大学時代にIT・インターネットの可能性を感じ、将来は海外で闘うことを決意

ーまず、簡単にプロフィールをお願いします!

2022年9月より、Priv TechのCTOに就任しました、鷲津祥徳(わしずよしのり)です。

よろしくお願いいたします。

ー経歴についてお聞かせください!新卒では何をされていたんでしょうか?

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)で、ソフトウェアエンジニアをしていました。

大学生の頃に海外でITやインターネットに触れる機会があり、これからはそれらが圧倒的に伸びていくから、ITエンジニアやソフトウェアエンジニアになるのが良いだろうと思っていたんです。

ー大学時代の海外経験ではどんなことを経験したのでしょうか?

大学2年生から4年生にかけて、ロサンゼルスやシンガポールに滞在しました。中でも、大学4年生の時のロサンゼルスでのインターン経験はすごく刺激的でした。

アメリカで学ぶ同世代の学生との実力の差を見せつけられ、ここにいる人たちと勝負するには自分も同じような環境に身を置かなければならないなと思いました。なので、この頃から海外でビジネスをやろう、海外で技術を磨こうっていうのは強く思っていたと思いますね。

ーその後、新卒1年目にして海外赴任を実現されたんですね!

そうですね。1年目で海外赴任になり、ロンドンやシリコンバレーに行きました。新卒1年目で海外赴任というのはタイミングとしてかなり早いと思うんですが、ラッキーだったなと思います。たまたま募集があった時に手を挙げる人がいなかったので、行かせてもらえることになりました。

ーその後は何をされたんでしょうか?

9年間その会社に勤めた後、独立して仲間と共にSprasia(スプラシア)という会社を立ち上げました。提供していたのは今で言うTikTokみたいに動画を簡単に編集して、YouTuberのように自分のチャンネルとして公開するサービスです。

当時はまだ物珍しい動画プラットフォームだったので投資家からは興味を持ってもらえたんですが、Wi-FiもiPhoneも広まっていない時代だったので、一般向けに流行するまでにはまだ7〜8年かかるかなと言われていました。市場に出すのが早すぎたんですよね。

悩んだ結果、BtoCからBtoBのサービスへと切り替え、開発したソフトウェア資産をデジタルサイネージなどへ転用し、さらにはサブスクリプションモデルに切り替えたことで事業は順調に成長していきました。

一方で、新卒で入社したプログラマーが次々に他社へと引き抜かれていき、国内で開発リソースを確保するのは難しいなと感じていました。そこで、自社開発拠点として、フィリピンで開発やクリエイティブ制作を行うSprobeという会社を立ち上げました。

元々は自社の開発拠点という風に考えていたんですが、だんだん社員も増えていき、会社も大きくなっていくと外部からエンジニアを貸してほしいというご要望をいただくようになってきました。そこで、アウトソーシングをしようと思い立って、自社以外に対してもどんどん開発のお手伝いをしていくようになりましたね。そのタイミングで英語圏へのマーケティング及びフィリピンチームのマネジメントをするCYOLABをシンガポールに設立しました。

ー元々はアウトソーシングをすることは意図していなかったんですね!

そうですね。最初は自社開発拠点でした。でも、やっているうちに、フィリピンの開発メンバーの可能性を感じたり、アウトソーシングするための開発の仕組み化も徐々に出来上がってきたりという要素が色々混ざって、そういう決断をしましたね。

その後、まずはSprasiaを上場企業にExit、続いてCYOLABとSprobeも国内企業にExitしました。

世界中で21カ国500社以上をパートナーとし、複数社の開発を支援

ー現在は何をしているんでしょうか?

2016年からシンガポールに居住をしており、2021年に立ち上げたATHLEEという会社をシンガポールで経営しています。

事業内容としては、主に2つのことをしていて、1つが世界中のエンジニアを活用したIT開発、もう1つがスタートアップ支援です。

1つ目の事業内容はラクスルやUber、Airbnbのような「持たない経営」形態をとっています。ラクスルって印刷会社なんですが、ラクスル自体は印刷工場を1つも持っていないんですよ。全国にあるたくさんの印刷工場をネットワーク化することで事業として成り立っています。

デリバリーのUberや宿泊のAirbnbも同じで、お客様との窓口と、適切なパートナー選定とマネジメントを請け負う形なんですが、ATHLEEではそれと同じことをソフトウェア開発の領域でやっています。

なので、ATHLEEではエンジニアを直接雇用しない代わりに、世界中の開発会社とパートナーを組んでいて、開発内容・規模・予算・使用する技術に合わせてどのパートナー企業と手を組むのが良いかをATHLEEが選定しています。現在は、世界中で21カ国500社以上のパートナーがいます。彼らと連携して開発を担い、特にプロジェクト管理、テクニカルディレクション、コミュニケーション、品質管理をお客様の窓口にたって我々が行っています。

もう1つの事業は、スタートアップ支援のようなことをしていて、まだ立ち上がったばかりのスタートアップに出資をしたり、あるいは経営のアドバイスを含めて資本経営参画をしてしっかりサービスが立ち上がるところまで伴走するみたいな形で支援するスタートアップをどんどん増やしています。直近では30社ほどご支援しています。

ーパートナーが500社というのは、すごい数ですね。

そうですね。僕も海外経験が長いので色々なパートナーがいて、エンジニアを必要としていませんかっていう営業が頻繁にありました。さらに海外エンジニアをどうマネジメントすれば、要望や品質を漏れなく実現できるのかという仕組みが、これまでの経験から確立できてきました。これらを活かしてこの人たちをネットワーク&仕組み化したマネジメントができれば、幅広く様々な要望に答えられる開発チームができると考えて事業にしました。

そこからさらに加速してパートナーを増やしていきましたね。

ー500社以上からの選定は、どのように行うんでしょうか?

いくつかパターンがあるんですが、方法の一つとしてお客様が作りたいものと同じようなプロダクトを作った経験がある会社に任せることがあります。

「今回のプロジェクトの概要と、過去に似たようなプロジェクトの実績があれば送ってください」と提案を投げると、100社くらいから提案が届きます。その中でも、予算と技術力、実績がプロジェクトに見合いそうなところで数社に絞って、その数社からどこにするかをお客様と相談して決めます。

中にはお客様と一緒に面接をして、過去の実績について具体的にどう実現したのか技術的な部分を含めて説明してもらって評価するケースもありますね。

ー技術的な評価は、これまでの実績やポートフォリオをみて判断されるんでしょうか?

そういったケースも多いですし、何かあった時に会社としてどんなバックアップ体制を取れるのかなど、会社としてのフォローアップ体制をみることもあります。あと、実績についてはテキストで見るだけではなくて、実際に作ったサービスをURLや公開されているアプリとして見せてもらったり、アクセスできない場合はデモを動画で撮って共有してもらい具体的に評価をしています。

ーなるほど。開発に携わる中で新しい技術へのキャッチアップが必要な場面もあると思いますが、どのように情報収集しているんでしょうか?

TwitterなどのSNSやメディアで見て自然と興味が湧くので、それを調べたり、場合によっては実際に手を動かしてプロトタイプを開発してみたりすることでキャッチアップしています。実際に使ってみて仕様が理解できていると、クライアントとの会話でも具体的に説明することができますし、お客様にとってベストな提案になるよう盛り込むこともできますので。

CTOは、単なる”技術の人”ではない

ーPriv Techのことは何をきっかけに知りましたか?

Twitterで中道さんと絡んだのがきっかけだったと思います。コロナが始まってすぐの時期に、中道さんがかなりの頻度でTwitterを更新していました。私もちょうどTwitterに力を入れていた時期だったのでフォローし合う仲になりました。その中で、開発に困っているという内容のツイートがあり、少しやりとりをして、2020年の4月に面談をしました。

その時は具体的に話が進んだわけではなかったのですが、Priv Techは今どうなってるのかなというのは定期的に見ていて、一年後の2021年4月に再度中道さんから声がかかって、具体的に開発を手伝うことになりました。

ー中道さんの印象は当時と今とで変わりましたか?

今も一緒ですね。中道さんって、中道さんの頭の中で完成したシナリオがあるのですが、それは周りの人にはまだ見えていないようなずっと先の景色なので、それを聞いた人たちは着いて行くのに必死みたいな(笑)そういうタイプの方なんだろうなと思います(笑)

最初の印象もそうでしたし、今も打ち合わせ時の社員の反応等を見る限りは変わらないんだろうなという感じがしています。

ーCTO就任まではどんな風に決まったんでしょうか?

Priv Techは、ここしばらくの間は技術専門のメンバーが社内にいなかったので、実質開発支援を始めた去年5月くらいからずっとCTOのような形でお付き合いをしてきました。正式にはCTOではないですが、技術的な相談とか困りごとについて、開発の支援をしていたサービス以外の部分でも色々と相談に乗っていたんです。

そこから、2022年の初めにMBOをして独立するという話もあり、中道さんとしてもテクノロジーの部分をもっとちゃんと体制として固めたいという思いがあり、もう一歩踏み込んだ形で関わることができないかという相談があって、今に至ります。

ー現在のPriv Techでの役割について教えてください!

技術的なアドバイザリーですね。あとは、開発をお手伝いしているサービスのアップデートや機能拡張、新規サービスの開発も行っています。

ーPriv Techでの鷲津さんのミッションは何ですか?

Priv Techという社名からもわかるように、Priv Techが目指している世界観にテクノロジーは必須なので、Priv Techでのテクノロジーの領域が僕の守備範囲だと思っています。

ただ、CTOって技術の人と思われがちなんですが、実際は経営陣の中で一番技術に詳しい人がCTOになってるだけなんですよ。なので、CXOといっても、みんな基本的には同じ経営陣です。

CFOであれば、経営者と同じ目線を持ちながら、経営陣の中で一番数字や財務に詳しい人をCFOって呼んでるだけだと思うんですね。

そういう定義なので、僕も別に技術だけを管轄するっていうわけではなくて、Priv Techの経営を一緒にみていきたいと思っています。その中で、例えば新規事業をどう実現するかという話になった時に、経営陣の中で技術的な方法についてテーブルにアイデアを出すのがCTOの役割ですし、中道さんが新規サービスの開発に投資しようと考える金額が技術的観点から見て高すぎるかどうかを判断するのも僕の役割だと考えています。

ーCTO就任にあたっての、意気込みをお願いします!

プライバシーテックは新しい領域なので、世界のトレンドも常にインプットしながら、グローバルレベルでこの領域のリーディングカンパニーになっていくのが、Priv Techの目指すところだと考えています。なので、僕はそれを目指せるマネジメントチームや技術チームを作っていくことを実現していきたいと考えています!

ー少しプライベートの話に逸れますが、休日はどうお過ごしですか?

週4でラグビーをしています(笑)おかげで、Facebookはラグビーネタで溢れています。流石にサーフィンがお好きな中道さんでも週4ではしないですよね(笑)

この年齢でラグビーを続けていくには体を作っていかないといけないので、カメラ越しにはわからないんですがかなり鍛えてます。初めて対面で会う人には、もうちょっとスリムだと思ってましたって言われますね(笑)

少しマニアックな話になるんですが、ビジネスもラグビーも同じだと思うんですよ。

ラグビーってボールを持てば何をしても良いわけですよね。自分でボールを持って走っても、パスしても、蹴っても、なんでもいい。

もちろんルールはあります。でも、ルールの範囲内なら何をしてもよくて、その中ではなるべく敵が少ないところにボールを運ぶ戦術を選択し、チーム全員でそこを目指して行った方が相手のゴールにいち早く近づけますよね。

ビジネスも一緒で、自分がビジネスをする時って基本的には何をしても良いじゃないですか。その中でブルーオーシャンのような競合が少ないところを見つけて社内リソースを集中投下して攻めるんですが、その時にどう攻めるのかを考えていくアプローチや思考ロジック等がビジネスとラグビーは一緒だなと思っていて、僕はラグビーのそういうところがすごく好きなんですよね。

ーありがとうございました!

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