こんにちは!Priv Techの、広報のお手伝いをしている平田です!
Priv Techで働く方の生の声をお届けするため、インタビューしています。
今回は、Priv Techでインターンシップ生として活躍した山本さんに、インターンシップで学んだことやこれからのキャリアについてお話をお伺いしました!
Priv Techのインターンに申し込みをするか迷っている方、Priv Techではどんな人が働いているのだろうと気になる方は必見です!是非、最後までお付き合いください。
<目次>
① プロフィール
② 卒業を目前にして休学を決意。きっかけは「このまま卒業して良いのか」という疑問。
③インターンのBefore→After、身についたのは相手の心を動かすコミュニケーション能力。
④ Priv Techを離れたのは、現在の会社のフェーズと自分の性質が合わなかったから。
【プロフィール】
山本 名菜(やまもと・なな)
出身地:兵庫県
生まれ年:1997年
次のキャリア:デジタルマーケティング企業での営業職
卒業を目前にして休学を決意。きっかけは「このまま卒業して良いのか」という疑問。
ーそもそも長期インターンをしようと思ったのはなぜですか?
きっかけは、3年生の終わり頃に「このまま卒業してもいいのか?」と疑問を持ったことですね。
教育系の専攻だったので、教師になるという道も考えていました。ですが、3年生の冬に教育実習を経験し、教師にはならないと決めました。というのも、私がやりたいのは一対一の個別保育や教育であって、集団ではそれが実現できず、理想と現実のギャップに苦しむだろうなと思ったんです。
それから本格的に就活を始めようとしていた時に、自分の大学生活を振り返ってみてふと思ったんですよね。「私、大学生活で全力で何かに打ち込んだ経験あったっけ?」って。
部活に入っていたわけでもないし、サークルも半年でやめてしまったし、学業に専念していたかと言われるとそうでもなくて……。「このまま卒業して後悔しないか?」と疑問を持ち考えた結果、一年間の留学に行くことに決めました。自分の価値観を思いっきりひっくり返されるような経験がしたかったからです。
しかし、着々と留学の準備をしていた時に新型コロナウイルスが流行し、留学の道はほぼ閉ざされてしまいました。
その一方で、2020年6月から自己発信のためのツイッターを開設していました。これからの世の中では、所属する企業の肩書きではなく個人の名前で通用するような人材が求められるのではないかと考えたからです。するとタイムラインで、たまたま誰かがいいねをした代表の中道さんのツイートが流れてきて、「こんな会社素敵だな」と思いました。これが中道さんとの出会いです。
そして、その中道さんのツイートに引用リツイートでコメントをしたことをきっかけに、「インターン募集してますよ」と声をかけてもらいました。
▽Priv Tech代表 中道のインタビューはこちら!
ー山本さんから見てPriv Techはどんな会社ですか?
「自分に与えられたミッションさえ遂行できれば、働く場所も時間も問わない」という、すごく合理的で自由な会社だと思います。
眠い時は昼寝をすれば良いし、夜型なら昼間は睡眠をとって深夜に働けば良い。これってすごく理にかなってると思いませんか?会社に決められた時間や場所で働かなくても、それぞれが一番パフォーマンスを発揮できる働き方を選べば良いんです。
私自身、当たり前とか慣習だからやっていることに疑問を抱くタイプだったので、超合理的で理にかなった中道さんの考えや、それが反映されているPriv Techのカルチャーにはすごく惹かれました。
また、仕事だけでなくメンバーそれぞれのプライベートも応援してくれる会社だなと思います。毎週、代表の中道さんとの1on1があるんですが、そこでは仕事の話に加えてプライベートの話もします。この先どんな生活をしたいのか、そのために会社ではどんな働き方をするのが良いかなど、それぞれの理想の生活に合わせて働き方を決められるんです。
ー中道さんと初めて話した時はどんな印象でしたか?
オンライン面談で初めてお話したんですが、ツイートの印象のまんまでしたね!すごくカジュアルで、緊張もしませんでした。30分程度の短い面談だったんですが、中道さんがすごく丁寧に向き合ってくれたので、自分もありのままを話すことができました。
ー当時は設立から4ヶ月程度だったと思いますが、設立間もない会社でのインターンに不安はなかったんですか?
親会社がベクトルだったのが一つの安心材料でしたね。ベクトルの名前は大学1年生の頃から耳にすることがありましたし、あとはヤフーやソフトバンクで新規事業開発などを行っていた中道さんの経歴からも信用できるんじゃないかなと思いました(笑)
ー最初は関西からリモートでインターンをしていたとのことですが、上京しようと思ったのはなぜですか?
Priv Techでは、お互いにマッチするかどうかを見極めるために、1ヶ月ほどの期間で課題に挑戦(お試しインターン)します。その1ヶ月(2020年7〜8月)の間は大学の授業とも両立しながらリモートで働いていました。
ただ、その中で「対面だったらもっとスピード感を持って進められそうなのに!」というもどかしさを感じる場面が多々あったんですよね。また、当時もう一人のインターン生だった渋谷くんがオフィスで他のメンバーと会話している様子を見て、羨ましいなと思ったのもあり、上京を考えるようになりました。
▽当時のインターン生 渋谷さんのストーリーはこちら
上京するとなると大学には通えなくなるので、必然的に休学をすることになります。私の場合は浪人もしているので、さらに1年遅れての卒業になってしまうことには少し懸念がありました。でも、この会社で働けばその1年を使って良かったと思えるような貴重な経験ができるんじゃないかと思い、休学を決意しました。
ー上京してからはどんな業務をしていたんですか?
最初のメイン業務は人事と広報でした。人事として、採用戦略の立案や人事面談をしたり、就業規則/社内規定の整備などを行いました。当然、自分自身は就活をしていなかったので面談を受けた経験すらほとんどなく、どうして良いのかと悩みましたね。広報としては、Twitterでの発信やセミナーの企画運営、プレスリリースの配信などをしていました。
どの業務に関してもまずは会社のことを知らなければと思い、会社を理解することから始めました。
その後は、インサイドセールスとしてテレアポやメルマガ配信をしたり、商談への同行をしたりかなり幅広い業務を経験しました。
インターンのBefore→After、身についたのは相手の心を動かすコミュニケーション能力。
ーPriv Techの業務で楽しかったことは何ですか?
人事面談をすることや、営業の仕事をすることが楽しかったですね!人と関わるのが好きなんだと思います。一人で黙々とパソコンに向かうことよりも、誰かと一緒に働くことに楽しさを感じるタイプだと気づきました。
ー逆に苦労したことはありますか?
たくさんあります(笑)
まず、インターン初期は業界の知見がないことでつまずきました。上京してからは、初日から参加する会議全ての議事録を任されたんですが、用語がわからず議事録どころか話にもついていけませんでした。とにかく分からなかったことを調べる、聞くなどをしてインプットしていき、1ヶ月くらいでなんとかついていけるようになりました。
業務が増えてきてからは、大量の仕事と幅広い領域の業務を並行して行うのがすごく大変でした。段々とミスも目立つようになってきて、完全に「ミスが増える→怒られる→またミスをする…」の負の連鎖に陥ってましたね(笑)
インターンをする前は、「スピード感をもってどんどん変化に適応していくような会社」が自分に合っていると思っていたんですが、実はあらゆることを平行して進めなければならない状況は苦手なんだと気づいたんです。
これは私にとってすごく大きな気づきで、インターン後の就活にも活かすことができました。
ー中道さんは具体的にどんなことに対して怒るんですか?
基本的に理不尽な理由で怒られることはないですね。全部理にかなってました。
例えば、自分でしっかり考えたけどできなかったことや、他の業務との兼ね合い等で納期に間に合わないことに対して怒ることはないです。
それよりも、そもそも自分で考えることを諦めてしまっている時や、納期について間に合わないことに気づいた時点で事前に相談しなかった時などに厳しく怒られました。
必死に取り繕おうとしても中道さんには全部お見通しでしたね(笑)
ーなるほど。他に苦しかった経験はありますか?
自分の人間的に至らない部分について指摘された時は辛かったですね。
私の場合は、無駄にプライドが高いことを指摘されていました。ほどほどのプライドは向上心に繋がります。ただ、度を超えたプライドは成長の妨げになるんですよね。
中道さんにはそれがお見通しで、ひたすら指摘され、向き合わざるを得ませんでした(笑)
自分の至らない部分に向き合うって本当に苦しいです。体に染み付いているので、すぐに直るものでもないですし。でも、社会に出る前に経験できて良かったなとも思います。あのまま社会に出ていたら、痛い目にあっていたかもしれません(笑)
また、自分も苦しかったですが、指摘する方もきっと楽なものではないです。時に嫌われることも覚悟して厳しく接するというのは、優しくすることよりも断然難しいと思います。
だからこそ、リスクを負ってまで厳しく接してもらった中道さんをはじめとするメンバーには感謝しかないです。
ーそうだったんですね。インターンを経験する前と後で成長したなと思うことはありますか?
色々ありますが、ビジネススキルの基礎の基礎が身についたなと思います。
特によく注意されていたのが、「結論から話す」「背景を考える&伝える」「目的意識を持つ」の3つでした。私の性格として、一度やると決めると一人で突っ走ってしまうところがあって、例えば会話をする時でも順序を考えずに相手のことを考慮せずに伝えたいことから話してしまう傾向がありました。
プライベートで友達と話す時には、そういった話し方でも何とかなってしまいます。でも、ビジネスの世界ではそういうわけにはいかず、話す順序や言葉の選び方一つで一案件の受注可否を左右してしまうこともあるんです。
なので、「目的意識を持ち、相手の立場に立ち、いかに相手の心を動かせるよう話すか」ということを、学生の間に徹底的に叩き込んでもらえたのはすごくいい経験をさせてもらったと思います。
とはいえ、やっぱりこれまで生きてきた20年以上もの間で無意識にしてしまっていたことを完全に直すというのはなかなか難しく、最後までずっと言われ続けていました。未だにできていないこともあるくらいなのですが、それでもできていない私に対して根気強く言い続けてくれた中道さんをはじめとするメンバーには本当に感謝しています。
Priv Techを離れたのは、現在の会社のフェーズと自分の性質が合わなかったから。
ーそんな山本さんがPriv Tech以外の道を選んだのはなぜですか?
辞めようと思った理由は先ほどもお話した通りで、現在のPriv Techでの働き方は自分に合わなかったからですね。
実は東京で働き始めて1ヶ月ほどで、既に上手くいかないなと悩んでいました。それは他のメンバーも気づいていて、どうすれば上手くいくか、どんなことならできそうかをメンバーに相談しながら試行錯誤しました。
でも、やっぱり上手くいかなかったんですね。会社のフェーズと、自分の特性が合っていなかったからです。
立ち上げ初期の現在のPriv Techでは、スペシャリストとして他のメンバーにはできないような専門性を発揮する、またはジェネラリストとして幅広い業務を同時遂行する、という働き方のいずれかが求められます。でも、大学の専攻分野は教育だったのでスペシャリストとして発揮できるものを持っているわけでもないですし、ジェネラリストになれるかと言われると、幅広い領域にわたる業務は苦手だったのでそれもできませんでした。
メンバーには「合わないのは仕方がないし、それが良いとか悪いとかもない。残念ながら現在のPriv Techには合わないというだけであって、山本さんの良さを活かせる会社は絶対にあるはずだから、辞めるというのも一つの選択肢なんじゃないか」と度々言われていました。
そう言われていたものの、会社のカルチャーがすごく好きだったので数ヶ月間もがいていたんですが、いよいよ自分でも「自分に合った別の会社」で働く方が良いかもしれないと思い、辞めることにしました。
泣く泣くの決断だったので、「くっそー!会社が大きくなった頃にもう一回チャレンジしてやる!」って密かに考えてたりします(笑)そのくらいPriv Techのカルチャーが好きでしたし、そこで働くメンバーがかっこいいなと思っていました。
こういう経緯があって新たな就職先を探し始めたので、卒業後はスタートアップではなく、自分の業務領域が決まっていて規模も大きめ、かつスピード感もある会社に入社します。
ーそうだったんですね。山本さんとして、今後の目指すキャリアや人生設計はありますか?
私の人生プランとして、仕事に加えて結婚や出産のプライベートも諦めたくないと思っているので、それを考慮した働き方をしたいと思っています。これに関しては、働く時間も場所も問わないPriv Techだったら自分の理想に合わせて働き方を調整できていただろうなと思うので、なお悔しいんですが(笑)
まず、「出産は30才になるまでには!」と考えているので、それまでの間は自身のキャリアアップを目指してしっかり働こうと思っています。
具体的には、2〜3年ほどで最初に配属された場所での仕事はある程度独り立ちしてできるようになり、その先はマネージャーとしてのキャリアアップを目標にしています。幼少期からリーダー的な立ち位置になることが多く、組織や人を引っ張っていくのが好きだからです。
その後、30才くらいで結婚・出産をして、子育てと両立しながら再び働くイメージです。
あくまで理想なのでどこまで実現できるかはわからないですが、実現できたらいいなと思います!
ー最後に、Priv Techのインターンを検討している学生へアドバイスするとしたら伝えたいことはありますか?
私は、「悩んだらとりあえずやってみる」を大切にしています。あれこれ悩む時間って何も生まないですし、もったいないです。自分の頭の中だけで考えられることには限界もありますし、「悩むくらいならとりあえずやってみたら?ダメならやめればいいじゃん!」くらいの気持ちで考えています。
社会人になると簡単に転職するわけにはいきません。学生という立場がある今だから色々なことにチャレンジし、成長できるんです。
ただし、成長するためにはそれ相応の苦痛も伴います。プライドやこれまでの自分にとっての常識を捨てて、できる自分にもできない自分にも真正面から向きあわなければならないからです。
なので、自分に向き合い苦痛を乗り越える覚悟のある人には、ぜひ挑戦して欲しいなと思います。
ーありがとうございました!