シリウスブログ Vol.7 「ΑΜRのPoC(実証実験)について
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◆なぜPoC(実証実験)が必要なのか?
ロボット導入を検討中の皆様が悩まれることとして挙げられるのは、
以下のようなものではないでしょうか。
「ロボットには何が出来るのか?」
「ロボットは自社の業務に適応出来るか?」
「導入した場合の費用対効果があるのか?」
「どのくらいの台数を入れたら良いのか?」
「既存のマテハン設備との相性は良いのか?」
そうした皆様の疑問を解消する方法の一つとしてPoCがあり、当社ではお客様に安心してAMRをご利用頂くために本格導入前に必ず設けているプロセスとなります。PoCとは、Proof of Conceptの略で、正式には「概念実証」という意味です。元々は新しい概念や理論、原理、アイディアの実証を目的とした、試作開発の前段階における検証やデモンストレーションを指します。
※「実証実験」も製品の問題点を抽出するという意味ではほぼ同義語なので、ここでは「実証実験」とさせて頂きます。
◆当社が提示するPoC(実証実験)の手順について
①お客様に当社からヒアリングシートを送付
出荷件数やAMRを使用する面積、現状の作業に関する基本情報を確認。
②当社担当者が現地調査を行い通信環境など確認
AMRを動かすにあたり、Wi-fi環境が無くても、弊社にてポケットwi-fiで対応が出来ます。
③上記に基づいて当社担当者がマッピング作業を実施
④PoC用の出荷オーダーを作成。動作テストや効率テストを実施
⑤PoC検証結果をお客様へ共有
上記期間中は当社担当とエンジニアが現場に出張し、お客様をサポート致します。PoC時に貸出すAMRは1拠点につき、上限6台としており、所要日数は庫内状況にもよりますが、500坪以内の倉庫面積であれば3日以内でPoC完了を予定しております。またロボットの設定や出荷オーダー作成など当社で担当し、テスト時間帯なども調整した上で行うことも可能ですのでオペレーションへの影響も抑えたい方にも安心してPoCを行って頂きたいと考えております。
◆PoC(概念実証)に対する当社のスタンス
PoCというプロセスを通じてAMRへの理解が深めて頂くとともにご自身のオレーションを改めて振り返っていただく機会として活用頂きたいというのが我々の願いです。PoCはロボットを動かし、生産性を検証するだけが目的ではありません。当社の立場から見ると実際の現場で行われているオペレーションを知り、そこでAMRに必要とされている機能を発見するための場でもあるのです。皆様が日々実践されているオペレーションが毎日改善を積み重ねるのと同じように、AMRを融合させたオペレーションもソフト・ハードの両面から進化させていく必要があるのです。
◆現地現物で確認するのが確かな導入への一歩
冒頭紹介した皆様が悩まれている点につきまして是非私達にお聞かせ頂きたいと思います。一緒に課題を見つけ、解消する機会としてPoCをご活用頂き、AMRの導入や普及が進む事で更なる物流の改善に繋がれば大変喜ばしい事だと思います。もちろん、PoC終了後は報告書御提出と併せて報告会を設けさせて頂いております。
例えPoCを行って、万が一AMRに対して満足頂けなかった機能やUIも改善してアップデートを反映できるのがAMRの良い点であり、その改善のスピードこそが当社の競争優位性だと自負しております。今回説明したPoCだけでなく、デモ環境をご視察頂ける当社の越中島ラボや導入企業様と提携してAMR導入現場においての見学会なども企画して参ります。ご興味を頂きましたらお気軽にお問合せください!