「メディコムの社員ってどんな仕事してるの?」「そもそも入社の決め手は?」など、なかなか見えてこなかったメディコムの「人」に迫る連載。坂本さんからのバトンを受け取ったのは、アナリストの味園圭一さんです。
私のルーツはアメフト部にあり!?
私は現在、メディコムジャパンのデータ整備、あとはネットワーク管理も担当しています。(前のストーリーに登場した)坂本さんからは“データのスペシャリスト”としてご紹介いただいたようですが、社会人のスタートは特にそういう仕事でもなくて。自分でもどこにルーツがあるんだろうなと考えていたところでした。
大学での専攻もこれまた文系だったのですが、部活ではアメリカンフットボールをやっていました。アメフトってスカウティング(相手チームを知るための事前分析)がとても重要なスポーツなんです。相手チームとの試合のビデオなどを繰り返し見て、各選手の特性、プレーの内容、試合展開などを把握して次戦の戦略を立てます。この流れを先輩から受け継いで日々やっていましたから、それが「数字を扱うこと」の基本やその面白さへと変わっていったのかもしれません。
必死で身につけたスキルの先に
先ほども少し触れたように、新卒で入った会社では、しばらくデータ関係に触れることはありませんでした。一つ転機になったのは、営業部門に異動したことでしょうか。売り上げなど数値の管理が問われてくるなかで、当時はそれが上手くできていなかったんです。
このままでは複数人が関わる上で公平な判断ができないと、私はその会社にいたコンサルタントの方から知恵やノウハウを盗もうと決心しました。最初は全くと言っていいほどついていけませんでしたが、それが悔しくて、かえって食らいつこうという原動力になりました。必死に勉強して、少しずつでも自分のスキルアップに結び付けていこうと躍起になった思い出です。
その甲斐あってか、仕事も軌道に乗り、メディコムジャパンへ転職する上でもデータ担当という役回りで迎え入れてもらうことができました。これから発展していくであろう会社に身を置けば、自分のスキルがどの程度なのかもはっきりわかると思ったんです。気が付けば勤続10年以上が過ぎ、コロナ禍も乗り越えながら会社とともに成長してくることができました。
数字は拾いに行くことで初めて意味を持つ
このポジションを通して思うことは、数字って並んでいる分には何も語りかけてこない。人みたいに何か言ってくることも無ければ、感情を持ったり出したりすることもない。数字を拾いに行く“自分”に全てがかかってるんです。数字を手にして、それを客観視して、初めて意味が見えてくるわけですから。
予測だったりシミュレーションだったりが当たるのも嬉しいですし、そういった手応えの積み重ねが何よりものやりがいかなと思います。もう一言加えるなら、必ずしも自分が陽が当たる場所にいなくてもいいということ。目立ちたい、表立って讃えられたいとかではないんです。とにかく皆さんがお仕事しやすいように、データやその周辺の環境を整えて、これからも“影となってサポートしていきたいなと思っています。