What we do
私たち日本潜水機株式会社は、潜水用機材の開発、生産、販売、輸出まで、一貫体制で展開する、ダイビング器材メーカーです。
このたび、様々なロングセラー製品を生み出してきた創業者が逝去し、現代表が引き継ぐことになりました。
創業60年の歴史を持つ日本潜水機は、オペレーションやカルチャーのモダナイズを図りながら、第二創業として新たにスタートする所存です。
■事業内容■
・スキューバダイビング用各種機材の開発、製造、販売
・潜水用被服の開発、製造、販売
・特殊用途用気密服、潜水機械器具、宇宙開発関連機器、各種実験装置の開発及び製造
■プロダクト■
ダイビングギアやダイビングスーツ、水中スクーターの他に業務用潜水機などがあります。納品先は官公庁や国内外の販売代理店、全国ダイビングスクール、ダイビングサービス、スイミングスクール、潜水作業業者など多岐にわたります。
弊社製品は「apollo」ブランドとして業務からレジャーまで世界中のダイバーから支持されています。自社開発・国内製造にこだわったプロダクトは「防水」「気密」「耐圧」という厳しい要求を満たすことはもちろん、快適なダイビングを実現します。
■実績■
レジャーから業務まで幅広い領域に製品を提供しています。国内のダイビング業界が低迷していても、作業潜水や海軍など国内外のプロフェッショナルを中心に発注をいただいており、一定の需要があります。
■今後の展望■
潜水という領域でプロフェッショナルユーザーのニーズに最大限応えるために、自社および国内協力工場による国内生産を続けてきました。国内に開発・生産拠点を置き「ジャパンクオリティ」を追求し続けていることもあり、その品質は海外でも高い認知度を獲得しています。
今後も市場のトレンドに流されることなく、自社開発したものを自信を持って販売していきたいと考えます。
Why we do
フィンの機能を追求したら野生動物の尾ヒレに似た形状に
■潜水機を通じ人と自然を結び付け、その双方を豊かにする■
日本潜水機は、ダイビングが人間にとって、地球の自然環境を知るのに最適なアクティビティであると信じています。ダイビングギアのイノベイターとして、快適で安全なダイビング体験をサポートしたいと考えます。高品質で、すぐに廃れず消費されず、マイクロプラスティックなどの廃棄物を極力発生させない、機材の開発と製造を通じ、人と自然が豊かに共生する社会を目指しています。
■事業を始めた経緯■
弊社の前身企業の創業者は登山家です。国内では数々の登頂記録を樹立し、18歳にしてJCC(日本クライマーズクラブ)の設立メンバーとなりました。プロの冒険家として名前が知られるようになり、1965年から登山用品やアウトドア用品のシグニチャーモデルを販売していました。しかしある時スキューバダイビングというスポーツに出会い心奪われ、アメリカのダイビング用品の輸入・販売も始めます。
創業者の服部は、設計士でもあったため、もっと良いダイビング機材をつくろうと自ら設計を始めました。設計・提案したものが市場に受け入れられ、OEMで自社設計した製品は、アメリカ市場の密かに40%を占めるまでに成長します。そして30年ほど前にはapolloブランドを立ち上げ、2007年より自社ブランドの製造・販売業務を開始するに至りました。
2008年には日本のダイビング業界を活性化させようと、JSA(日本スキューバ協会)を発足し、初代会長を務めています。
■受け継いでいきたい創始者の意志■
「地球を守るために我々ができること」が創始者が最後に取り組んだ課題でした。製品作りへのプライドが、環境へ配慮したものづくりにつながってきたと、我々は解釈しています。
弊社製品の特徴の一つに、寿命の長さがあります。ものをつくる以上は長く使えるものを提供したいという「品質」へのこだわりが生んだ結果ですが、同時に生産用の金型や職人の仕事も守られ、現代でいう「SDGs」は、ずっと当たり前に実践されてきました。
すぐに廃棄されない製品を長くご愛顧いただくことが「環境への配慮」につながると、世の中の皆様に投げかけていきたいと思います。
How we do
■品質と性能を追求■
弊社の特徴は、大きく2つあります。リリース時に特許を取得していたことと、全社的に特徴ある製品をつくろうとする姿勢です。
業界唯一・業界初となる製品づくりを追求しているため、主力製品のダイビングマスク・フィン・水中スクーターは、マーケットで20年近いプレゼンスを示しています。
■活躍中のメンバー■
約38名のメンバーが働いています。元ダイビングのインストラクターであったり、ダイビングツアーの添乗員であったりと、ダイビング好きもが多くいて、各方面に「プレゼン」するためにテストダイビングに出かけることも多々あります。
メンバーの平均年齢が高めなことも特徴で、71歳の方も国際的に活躍しています。海外での製品作りなど経験豊富な方が多く、古き良き日本のようなアットホームな雰囲気の中で面白くためになる話をたくさん聞くことができます。
■オフィス環境■
弊社オフィスは神奈川県海老名市と岩手県宮古市にあります。それぞれに自社工場があり、宮古工場はダイビングスーツの開発・製造に特化したスーツ事業部として活動しています。