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ITの枠を超えて、夢をカタチにする企業へ。日本企画代表インタビュー後編

「心身ともに健康に働く」という思いを上場という目標につなげている日本企画。前回、上場を目標に置くきっかけとなった取り組みを深掘りしました。今回は、上場に向けた事業面での計画と、そこにどんな人が必要なのかを代表取締役の利哲雄さんに伺いました。

前回、「やっぱり安定した収入を得ながら、心に余裕を持って働くというのが一番。その準備をしなくちゃいけない。」というお話を伺いましたが、具体的に上場に向けてどのような取り組みを考えていますか?

今も主軸となっているSESは今後も伸ばしていきますが、上場するとなるとあと2,3本は売り上げの柱が必要になってきます。そこは、身障者雇用支援と情報セキュリティシステムの開発が鍵となってくると思っています。

全く違う分野の軸が増えるんですね。まず、情報セキュリティ事業では具体的にどんなことをしようと考えていますか?

まだ研究段階ですが、自社で情報セキュリティ管理システムを開発しようという動きがあります。今まで受託メインでやってきたけど、寛容性を持たせていこうと思っています。これは、今軸となっているSES事業にも言えることなんですけど。うちはお客さん先にエンジニアが出向するケースが多いのですが、お客さんとの距離が近いを超えて一人で入り込む分、意見が通りにくかったり、孤独を抱えてしまうという不安もあるんです。だから、自社内での開発も増やしていく必要があると考えています。

そこにも社員さんの心の健康が関わってきますね。前回も少しおっしゃっていましたが、お客さんとの関係性も新たな築き方をしようという思いがあるのでしょうか。

そうですね。今まではニーズに答えるというのを100%の割合でやってきました。だけど、今後はそれだけじゃなくて、一緒に目標を目指す「パートナー」という感じの関係性を築かなくてはと思っています。

パートナーって素敵ですね!具体的にはどういうことですか?

例えば、ただ要望を聞くのではなくて、ITのことをよくわからないというお客さんのお話を聞いて詳細設計にまで形にすること。もっと言うと、そういうお客さんの話=「夢」なわけですから、夢を形にするための道筋を描けるようにならなくちゃと思っています。

スタンスから変化させていくということですね。そうなると、社内のエンジニアさんに求めるスキル自体が変わってきますよね?実際にどんなスキルが必要になるのでしょうか?

次のステップを見据えられるか、ですね。気配り、目配りとも似ているんですが、自分の持ち場だけうまくやって終わりではなくて、その先を見据えて行動するスキルが一番大事。

たしかに!自分のことだけ考えていてもお客さんの夢はかたちできないですよね!それを見据えられる人と見据えられない人の違いってどこにあるんでしょうか?

向上心じゃないかな。具体的に言うと、先輩がどういう風に進めているのか、お客さんが何を求めているかを観察する力だったり、積極的に聞きに言って吸収する素直さが一番重要だけど、その根底にあるのはやっぱり向上心だと思うので。

次に、身障者雇用支援というのはどういう意図ですか?

身障者雇用が進むようになってから、「うちも力を入れたいけど、正直準備が整っていない」という会社さんってあると思うんです。だけど前回も話した通り、日本企画って人を安心させる土壌があると思っているので。そういう会社さんの研修を請け負って、小さなことでも一緒に取り組めると思うんです。IT関係なく社会貢献につながればと思っていて。

前回おっしゃっていた「業務」としてだけじゃない和が広がるというお話がありましたが、ここでもIT事業でニーズに応えるだけでなく、社会貢献となる分野を自ら開拓していこう!というところに日本企画さんらしさが感じられますね。

幸い、今いる常連さんが日本企画をITの枠を超えて評価してくれていることもあるし、やっぱり技術や経験よりも、「成長したい」「夢をにしたい」という意欲をもって働くという心が大事だと思っています!

どんな事業軸、どんな目標のもとにおいても、日本企画がもっとも大事にしているのは、関わる人が「幸せに働く」ことそのもの。そこには、会社の安定だけではなく「夢を形にしたい」という一人一人の意欲が何よりも必要なんだ、と感じられるインタビューでした。利さん、ありがとうございました!

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