2013年に設立したMMDLabo株式会社。(以下、MMD)
6月からは12期がスタートしました。
今期は顧客理解を徹底し、課題解決に取り組む「調査コンサルティングのプロフェッショナル」を目指しています。
この目標を掲げるにあたり、改めて弊社代表の吉本にMMDの今までとこれからについてインタビューしました。
「MMDってどんな会社なんだろう?」
「代表ってどんな人?」
「調査コンサルティング会社ってどんなことをやるの?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください!
会社の設立背景を教えてください。
私たちが運営するMMD研究所(Mobile Marketing Data Laboratory)は、もともとグループ会社のモバイル広告代理店のプロジェクトから始まりました。
インターネットが発達し始めた中で、1991年にはモバイルインターネットの先駆けとも言えるiモードが誕生しました。当時、PCによるインターネット市場はすでに大手企業が進出しており競争が激化していましたが、モバイルインターネットは未開拓の分野であり、新規参入のチャンスがありました。この機会を捉えて、グループ会社のアップデイトはモバイル分野に注目し、“モバイル”に特化した広告ビジネスを展開してきました。
その中で、モバイルインターネットユーザー、すなわちモバイル広告の対象となる生活者や消費者の情報が少なく、「どのような人々なのか?」「どの訴求方法が刺さるのか?」が、わからないという課題が生まれました。
これを解決するために、モバイル市場の動向や生活者意識を調査し始めました。それが、MMD研究所の始まりです。
幸運なことに、その翌年にはスマートフォンが登場し、インターネットの主流が急速にモバイルへと移行しました。これにより、モバイルインターネットは大きく発展し、インターネットといえばモバイルという状態が今も続いています。この変化に伴い、分社化して、モバイルインターネットの可能性を追求する現在のMMDができました。
吉本代表の経歴についても伺いたいのですが、広告業界からスタートされたのですか?
実は私の経歴にはモバイルや調査といったことを学んできた、という過去はないんです。最初の就職先はテレビ制作会社で、芸能関係の仕事という華やかさに惹かれていたのですが、労働環境にギャップを感じ辞職しました。
会社を辞めた後は、大阪でデザインと映像制作を学び直し、インターネット業界に再就職しました。
なんの経験もない状態だったので、ここでデザインと業界知識のすべてを叩き込まれたんです。
その後、別のグループ会社のフォレストページの立ち上げにジョインして、モバイル広告に関わっていく中で、ユーザーの関心や興味に対して興味がある企業をマッチングさせることが広告だと学びました。
そして、2009年に元居た会社に戻ってきてくれないかと言われ、責任者としてMMDに戻ってきた形です。
私自身にリサーチの背景はないですが、「誰に何を届けるか」の、「誰に」の部分を追求することができるので、MMDの事業はめちゃくちゃ面白いなと思っています。
それが今も続けられる理由ですね。
MMDが今後目指していく方向性について教えてください。
MMDは、顧客理解を徹底し、顧客に関する課題解決に取り組む「調査コンサルティングのプロフェッショナル」を目指していきます。
調査は、R-STP(Research, Segmentation, Targeting, Positioning)モデルが基本で、「誰に」を考えることが重要だと思っています。
そこからスタートして商品開発、価格設定、販路拡大、そして認知を広げるといった4P(Product, Price, Place, Promotion)がマーケティングとなります。
調査コンサルティングとして単にデータを収集・分析するだけでなく、そのデータを活用してクライアントのお客様情報を理解したうえで、マーケティング課題の解決を目指しています。
メンバー1人1人が顧客理解の徹底と顧客に関する課題解決の実行にトライする組織を作っていきたいですね。