「安全の話なんて誰も聞きたくない」マイナスからのスタートする仕事の流儀 ものづくりの会社 新発田建設社員インタビュー
労務安全部 大野 正貴「安全の話なんて誰も聞きたくない」ーー 人の命を預かる建設業界で、この現実を原点とするのが新発田建設で唯一の安全担当者、大野さんだ。新人時代での挫折経験から、法律や規則で縛る“警察官”ではなく、職人の信頼を築く“人情安全担当”こそが命を守る理想の姿だと確信する。今回は、“安全屋という職人”として現場を回り続ける、大野さんの挑戦と試行錯誤に迫ります。新卒で飛び込んだ「安全」の道新卒で新発田建設に入社し、労務安全担当に配属された大野さん。入社当初は労働基準局のOBであった前任者から、労働安全衛生法に基づく安全管理のイロハを教わり、労災保険や事故対応など、書類作成を主とし...