RIOT MUSICの全アーティストが出演した、年に一度の大舞台「Re:Volt 2023」のアンコール配信が5月13日からスタート!
RIOT MUSIC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:舩橋 純、株式会社Brave group100%子会社)は、運営するバーチャルミュージックプロダクション「RIOT MUSIC(ライオットミュージック)」が2023年4月15日に開催した「Re:Volt 2023」のオフィシャルレポートを公開いたします。
また、2023年5月13日よりオンラインでのアンコール配信が決定いたしました。
2023年4月15日(土)LINE CUBE SHIBUYAにて、RIOT MUSIC所属のアーティスト達が躍動するライブイベント「Re:Volt 2023」が開催された。今年で3回目となった本イベントは、昨年も登場した道明寺ここあ、松永依織、長瀬有花、凪原涼菜、皇 美緒奈の5人に加えて、朝倉杏子が初めてRe:Voltの舞台に上がった。新曲披露やRe:Voltでしか見れないコラボライブがあり、さらには1年に一度という特別感はファンにとってはたまらないライブイベントだろう。そんな回を重ねるごとに進化し続ける「Re:Volt 2023」の熱狂冷めやらぬ2時間半のライブレポートをお届けする。
ライブの開幕、全体曲『One for everything』で幕を開けた「Re:Volt 2023」。ソロステージ1番手を飾ったのは、昨年のRe:Voltで初登場を果たした皇 美緒奈。ディスプレイに名前が映し出されると、一瞬で会場全体が緑のペンライトで埋め尽くされる。そして聴き馴染みのある『ノーザンクロス』のイントロが流れ始めると、会場のボルテージは加速的に上がり、大きな歓声が会場に鳴り響いた。ライブ1曲目という緊張感溢れるステージングであっても、冷静で抑揚ある歌声を堂々と披露する。持ち前の優しさと力強さを兼ね備えた歌声の強度は抜群で、サビに向けて徐々に燃え上がっていく高揚感がオーディエンス側にもヒシヒシと伝わるようなパフォーマンスが1曲目から展開された。
昨年同様、生バンドの迫力ある演奏が、RIOT MUSIC所属のアーティスト達と化学反応を魅せていく。そして、今年のRe:Voltは声出し解禁ということもあり、ステージからの景色も昨年と比べるとまた違ったものになっているだろう。声出し解禁について、皇 美緒奈はMCで「昨年は苦しい思いをしてたんじゃないかなって思うので、今年は思いっきり声を出して楽しんでいただけたらなと思います!」と語り、昨年できなかった声出しありのコールアンドレスポンスを堪能した。『ノーザンクロス』から新曲『I Promise You』と、限られたセットリストの中で、サプライズと自分らしさを演出していく。ソロステージ最後は、オリジナル曲『セントエルモの火』を披露、淡い緑のスポットライトと、ペンライトが融合し、しっとりとした空気と、迫力ある歌声のパフォーマンスが会場中を支配した。
続いて登場したのは、松永依織。持ち前の人を元気付ける明るさがそのまま曲に反映されたような楽曲『カクテルライツ』を開幕に披露。会場は一気にアーヴァンな雰囲気に包まれると、楽曲に合わせて激しくペンライトが左右に揺れ動く。サックスの生演奏と相性が抜群にいい楽曲で、臨場感あるスペシャルなカクテルライツを堪能することができた。ネオンサインのような映像演出がディスプレイに映し出され、オーディエンスも音楽を浴びるように楽しんでいるのがわかる。続いて『永遠の場所』を披露し、透き通るような歌声に、感情を存分に乗せていく。RIOT MUSIC所属のアーティスト達全員に言えることだが、色んなジャンルの楽曲に挑戦しながらも、自分の色を残しつつ楽曲の雰囲気をしっかりと歌いこなす力が非常に高い。歌唱力が高いだけでは語りきれない、歌い手としてのメリハリがとにかく抜群にいい。
ソロステージ最後の楽曲は、バースデーワンマンライブで初披露した『プリズムシェイク』。ソウルフルなボーカルに、心地良いバンドの生演奏が絶妙にマッチした本楽曲は、一度聴いたら忘れられないような魅力が詰め込まれていた。何よりも松永依織がステージ上で楽しそうに歌い上げる姿が印象的で、曲の盛り上がりに並行して、声も動きも跳ねていくような躍動感を感じ取れた。ソロステージを終えると、この日初となるコラボライブが披露された。トップバッターを飾った皇 美緒奈が再びステージに登場し、会場からは歓声が上がる。「やっとコラボできたね!」と声が漏れたように、初めて一緒に歌うコラボが、ライブステージという贅沢すぎるほどの機会に興奮を隠しきれないようだった。『一度だけの恋なら』を初めてのコラボとは思えないほどのクオリティでパフォーマンスする姿は圧巻で、力強いユニゾンが地鳴りのように鳴り響いた。
3番手に登場したのは、Re:Volt初参戦となった朝倉杏子。開幕、初のオリジナル楽曲『アプリコットブロッサムマジック』を披露し、会場がピンク一色に染まる。軽快にリズムを刻んでいく朝倉杏子は、曲の合間に観客を煽って盛り上げていく。初参戦とは思えないほどの堂々としたステージングに開幕から驚かされるが、考える余地がないくらいに、朝倉杏子が作り出す空気感に圧倒されてしまう。MCでも軽快なトークを披露し、『ハイタッチ☆メモリー』、『fancy baby doll』と朝倉杏子らしいセットリストが怒涛のように展開されていく。暴れ回るカラフルなレーザーライトの中央で、リズミカルにステップを刻む姿は一貫して安定感抜群で、自然と体が動いてしまうような煽りと迫力ある生バンドとの組み合わせはまさに特別感万歳だった。
ソロステージ最後となる『fancy baby doll』では、オーディエンスを巻き込んで最高のコールアンドレスポンスを展開し、たった3曲とは思えないほど濃密なステージが堪能できた。そして、本日2組目となるコラボライブが始まる。長瀬有花がステージに登場し、RIOT MUSICの中でも個性の強い2人がステージ上で夢のコラボを実現。噛み合ってるようで噛み合っていないようなふわふわとしたMCが展開され、ライブでは『オドループ』を披露。キャッチーなメロディと、キャッチーな振り付けを息ぴったりに披露し、コラボならではの、この日じゃないと体感できない特別感を惜しみなく見せてくれた。朝倉杏子に関しては、もっとライブパフォーマンスをこれからも見てみたいなと思わせるような、そんなライブを目に焼き付けることができた。
あっという間に「Re:Volt 2023」も折り返し地点。朝倉杏子とのコラボで登場した長瀬有花が4番手としてステージに登場し、1曲目『アーティフィシャル・アイデンティティ』からライブがスタート。長瀬有花は、自身の世界観を音楽を通して反映させる能力がずば抜けており、それがライブとなるとその能力はさらに強度を増していく。声出しありのリアルライブ初出演であっても、堂々としたパフォーマンスを披露する姿が1曲目から感じることができた。改めて、RIOT MUSICは誰一人として似たような音楽性、似たようなパフォーマンスは存在せず、6人がそれぞれステージングをしても、全く飽きさせない魅力があると感じさせられる。『アーティフィシャル・アイデンティティ』から「深夜2時のテンションのように」と、新曲の『2O'Clock』を披露。シンセの音の遊びが特徴的で、長瀬有花の世界観が存分に発揮された楽曲。オレンジのペンライトも縦横無尽に動き回っていた。
オレンジ一色の会場に追い打ちをかけるように、続けて披露した『オレンジスケール』では、より一層会場中がオレンジ色に染まった。実写を用いた映像演出が目まぐるしくステージに映し出され、ステージそのものがMVのワンシーンのような光景が広がっていた。この日1番自由度の高いライブパフォーマンスを披露した長瀬有花だが、彼女自身のキャラクター性がダイレクトに反映されたライブだったと感じた。Re:Voltのような箱イベであっても、ワンマンライブであっても、着飾ることのないライブができるアーティストなんだと改めて確信する時間を堪能することができた。
世界観という意味では、5番手に登場した凪原涼菜も存在感を証明したライブを披露してくれた。1曲目『PANDORA』から、一気に引き込まれるようなパフォーマンスを披露。感情を揺るがされそうになるほど、歌い出しから緊張感が会場中を覆い尽くす。一瞬にして会場が凪原涼菜の世界になってしまうほどの圧巻の歌声が鳴り響いていた。伸びのある歌声に、どこか優しさも感じ取れるような感情のオンオフの切り替えが絶妙で、2曲目に披露された新曲の『PRELUDE』も同様に、表現力と軽快なバンドサウンドとの相性は抜群だった。水色一色に染まった会場と、楽曲の雰囲気もマッチしていて、ペンライトの光も演出の1つかのように光の動きがライブ自体に疾走感を与えているかのようだった。
オンオフという意味では、MCでのトークとパフォーマンス中とのギャップも凄まじく、この切り替えも凪原涼菜の魅力の1つなんだろうと実感させられた。「今年はついに皆さんの声を聞くことができて嬉しいです!」と、声ありライブを目の当たりにし、ダイレクトに返ってくる声援に感動する姿が印象的だった。ソロステージ最後に披露したのは、昨年のRe:Voltでも歌い上げた『Okeanos』。綺麗なピアノの旋律に、凪原涼菜のキャッチーなメロディと歌声が鳴り響くと、水色のペンライトが大きく上下左右に振られていく。最後までオーディエンスとの一体感あるライブを堪能することができた。
昨年同様、Re:Voltのソロステージのトリを飾ったのは、道明寺ここあ。ハードなバンドサウンドに、道明寺ここあの強烈な歌声が鳴り響く。1曲目『Horizon』の始まりから観客に向けて煽りを入れていき、ライブ終盤であってもラストバッターらしく会場を、そして自分自身を鼓舞していく。そんな力強いパフォーマンスに、観客もより一層声を出して応えていた。激しい楽曲ではあるものの、抑揚のある歌声で、しっかりと感情を乗せたパフォーマンスはさすがとしか言いようがない。ウチに秘めた情熱をじわじわと放出していくようなステージングを体感することができた。2曲目『再会』では、凪原涼菜が登場し、この日最後のコラボライブを披露。MCでは、お互い一緒に歌うことが楽しいと語っていた通り、息ぴったりのライブを見せてくれた。すごく難しい楽曲と言いながらも、2人のユニゾンは素晴らしく、お互い寄り添うような歌声で、会場の一体感はライブ終盤でより一層強くなった。
そして再び道明寺ここあのターン。『Fall in Sunset』『In the dawn light』と2曲続けて披露し、ラストスパートと言わんばかりの圧倒的なパフォーマンスを展開した。1stシングルである『Fall in Sunset』と繋がりのあるメッセージ性が込められた新曲『In the dawn light』という粋な選曲で始まったラストスパート。楽曲の雰囲気自体の毛色が違うものの、道明寺ここあらしい力強い歌声が十分に発揮されたステージとなった。特に新曲の『In the dawn light』は、大人っぽいしっとりとした楽曲ながらも、本人の歌っている姿がとにかく楽しそうで、この日のライブを本当に心待ちにしていたんだろうなと感じてしまうほどだった。
余韻を感じる暇もなく、総勢6名が登場する「Re:Volt 2023」も本当に終演が近づいていた。本日登場した6名全員が再びステージに上がり、アンコールに応える。最後は全体曲であり初披露の『We Are Here』を6名で披露し、3回目となる「Re:Volt 2023」は終了した。回を重ねるごとに、ライブ演出や演奏、色んな要素が進化し続けるRe:Voltだが、新メンバーが2人加わることも決まり、もうすでに来年のRe:Voltが待ち遠しい。来年はどのようなライブを見せてくれるのか、アーティスト達の成長も含め、来年が楽しみでならない。
(本文:森山ド・ロ / 写真:梁瀬玉実)
■「Re:Volt 2023」セットリスト ■
M1.One for everything
M2.ノーザンクロス(カバー)
M3.I Promise You(新曲)
M4.セントエルモの火
M5.カクテルライツ
M6.永遠の場所(新曲)
M7.プリズムシェイク
M8.一度だけの恋なら(カバー)
M9.アプリコットブロッサムマジック(新曲)
M10.ハイタッチ☆メモリー(カバー)
M11.fancy baby doll(カバー)
M12.オドループ(カバー)
M13.アーティフィシャル・アイデンティティ
M14.2O’clock(新曲)
M15.オレンジスケール
M16.PANDORA
M17.PRELUDE(新曲)
M18.Okeanos
M19.Horizon
M20.再会(カバー)
M21.Fall in Sunset
M22.In the dawn light(新曲)
M23.We Are Here(新曲)