こんにちは。ビズフライト合同会社の幾田です。
先日、秋のワーケーションを実施しました。
私たちビズフライトは、メンバーの作業拠点が、札幌、新潟、東京、静岡、京都に分散しています。IT業界ではリモートワークが進んでいるので、お互いの距離が離れていても日常業務においては特に支障がありません。しかし、長く働いている中で、ずっと画面越しの関係性というのもちょっと無機質で寂しいものです。そこで、年2回ほど、それぞれの拠点の近くに集合し、2、3日一緒に過ごす時間を持つことにしています。
今回は新潟、十日町。
前回は静岡の御殿場に集まりました。富士山を目の前にした絶好のロケーションのコテージで、初めて全社員が集まりましたが、残念ながら3日間ずっと雨。天候には恵まれませんでした。
今回は新潟。10月の絶好の秋晴れで、暑くもなく、寒くもなく、とっても過ごしやすい気温でした。京都、札幌のメンバーは飛行機で新潟入り。静岡、東京のメンバーは上越新幹線で。初日は新潟市内のオフィスで仕事をし、二日目は十日町の緑あふれる高原の宿泊施設にやってきました。
前回の静岡での集まりから、新しいメンバーも増え、リアルに会うのは初めての人もいます。しかし、普段からWeb会議で熱く議論を交わしているので、初対面という感じは全くありません。自然と皆があつまり、会話も弾みます。
5年後、10年後の自分について考えてみる
普段は皆、別々のプロジェクトに入っています。私たちの仕事はコンサルという職業柄、顧客の業務やITの「支援」なので、顧客の課題に応じてやることも様々です。顧客の一歩先を行くために、リサーチやディスカッション、資料作りなど、プロジェクトを前に進めるための様々な準備作業があり、なかなか忙しい日々が続いています。
そのままいくと、ただただ毎日が過ぎていきます。この日はいつもと違う環境に集まったということもあり、皆でちょっと話し合ってみました。5年後、10年後、自分はどうなっていたいか。
「早く、他の人を引っ張っていける立場になりたい」
「プロジェクトの選択の幅を広げるために、経験値を高めていきたい」
「結婚して子供が生まれても、働き続けたい。」
「自分の経験を、新しい人がどんどん頼って使い倒すようになってほしい」
「サービスを世界に広げて、海外拠点で働きたい」
いろいろな意見が出ました。夢があっていいなと思います。人によって、普通の暮らしを大事にする人もいれば、アグレッシブに生きていきたい人もいます。そんな様々な考え方の人を受け入れられる会社でありたいですし、場合によっては、この会社を飛び出して新しい世界に挑戦する人も、後押しできる会社でもありたい、と私は思います。
私たちの業界は、知識だけではなく経験値がものを言う世界だと思います。より多くの時間を割いて経験を積めば、様々な場面においてより適した判断ができる。そして、そういった人間はより市場価値が高い、と一般論としては言えるのだろうと思います。しかしながら、それはあくまでビジネス上の市場価値であって、生きる上での人間の幸せ、価値とはまた別です。両方を高めることが、これがなかなか難しい。どこに妥協点を置くか、それは個人の選択なのだと考えています。
流れ星、すばる。語り合う時間。
10月21日はオリオン座流星群が極大になる日でした。この日は本当によく晴れており、夜、皆で明かりのない開けた場所まで移動し、地面に寝ころびながら流れ星を見ました。
流れ星を見るときは、1点だけを注視していると見逃すんですよね。視野を広く、ふわっとした感じでながめていると、視界に入ってきます。皆で15分ぐらい眺めていましたが、その間にも数個の流れ星が飛びました。
私はいくつか見たのですが、なかなか見えないと嘆いていた人もいましたね。
すばるも肉眼で良く見えました。ちょうど上の写真にも、木の横に写っています。
この日は星を見ながら語り、コテージに戻ってからも皆でいろんな話をしました。音楽の話、ボードゲームの話、将来の夢の話。普段は見えない人となりが垣間見えて、いいですね。
森の中でのアクティビティ
最終日は、森の空中アスレチックです。実際にやってみると、かなりスリリングで面白かったです。日常ではなかなか体験できない遊びなので、こういう機会に挑戦できるといいですね。
張られているワイヤーとハーネスがつながっているため、落ちる心配はないのですが、下を見るとかなり高くて結構怖いです。構造上、前の人が進まないと後ろが詰まってしまうので、怖くても前に進むしかありません。本当に足がすくんで動けない人は、どうするんでしょう。
お互いに励ましあいながら、なんとか無事、全員がクリアすることができました。
最後に
リモートワークが一般的になって、会社のありかたが大きく変わりました。今いるメンバは、これまでの働き方では出会うことのなかったメンバです。札幌、静岡、京都の人間が、同時にチームを組んで東京のプロジェクトに参画するということは、これまで考えられない形でした。
リモートワークは、リアルで会うよりも打ち解けるのは早いです。身だしなみや立ち振る舞いなど、余計なことに気を遣わなくてもよくなったからだと思います。一方で、それは心が離れるのも同様に早いことを意味していると思います。
だからこそ、時々はリアルで会う機会を持つことがとても大事だと考えています。今後もメンバーの絆を強く保ちながら、様々なプロジェクトに臨んでいけたらと思っています。