こんにちは!株式会社ジャンガ・テック採用担当の松居朋恵です。
今回はジャンガの代表取締役である劉桂栄(りゅうけいえい)のプロフィールをご紹介します!
ジャンガの変わらない「感謝」とお客さま、社員の「幸せ」の追及。
創業当時のお話から今後のビジネスまでかなり詳しくご紹介頂きましたので、ぜひ最後までお読みください!
「DX」「SDGs」の言葉がない時代からITサービスは私たちの原点であり、常に私たちのすべての思いを込めてお客様にお届けしております。
ーー社長の来日のきっかけは何でしょうか?
20代は、内モンゴルの大地に生まれ育ちです。
中国内モンゴルの大地にある小さな街、奈曼旗の生まれ奈曼旗、モンゴルの德王が住んだこの街には優れたモンゴル文化が残っています。「経縁寺」は乾隆五年(1740年)に建てられ、このお寺で仏教の教えを説いており、そこでよく学び、またイベントなどを行っています。
蛇足になりますが、乾隆帝は蒙古旗人を利用することで、約300年という長期間にわたって中国支配を維持した清朝の歴代皇帝のなかでも、最盛期を実現したという話もあります。また、浄水力が強い石として有名な麦飯石の故郷でもあります。過去にはNHKが現地で取材を行ない放送したことがあります。
このような町で、幼いころから父親の仕事関係でよく小学校を転校しました。父親の仕事の移動に伴い、短いときには2ヶ月で、引越しと転校を繰り返していました。
そのおかげで「人見知り知らず」という人間になったと思われます。身分と関係せずに誰とでも同じ喋り方で会話するのは、身分の高い方から見ればちょっと失礼にあたるのかも知れません。
大学は祖父の影響を受け、内モンゴル大学で「日本歴史と文化」を専攻し、大学卒業後は、内モンゴル医科大学に教員として迎えられ「日本語教師と外事の仕事」2つの仕事に従事します。
その時、千葉大学薬学部の教授たちと「甘草地上部分研究」のプロジェクトに参加、同時期に富山大学医学部教授たちの「なぜ強いお酒を飲んでいるモンゴル人は健康的?」というプロジェクトにも参加しました。
「甘草地上部分研究」のプロジェクトが6年間に渡って終了後、千葉大薬学部の責任者である教授村越先生の紹介で、千葉にあるドラックストアチェン小売業の本社「情報システム部」で働き、10年間の大学教師生活からサラリーマンに転身しました。
そして、1997年6月22日に私は内モンゴルから日本にやって来た年は、世界中にもいろいろな出来事のある年でもあります。
5年間のサラリーマン時代の学び
01.資本主義
納税は社会貢献という認識を初めて勤めた会社のS部長から学びました。今も従業員の皆さんに「沢山の収入をアップしてください!収入をアップできるのも、一つ社会貢献ですよ」と伝えています。
02.商品提案
サラリーマンの時に「問屋さんとメーカーさんがサンプルを持参し本社に商談する」という機会をよく目の当たりにし、このような公平性を図る商談を見て、初めてビジネスは素晴らしい社会的な活動だなぁと思いました。そして同時にこのような提案、商談はとても公平な競争だと認識しました。商売を軽蔑した私は初めて商売の尊さの魂を大きく見えてきました。
03.人間関係
尊卑貴賤を問わず、どんな仕事にも堂々と責任をもって行動する素晴らしい人間の尊さが見えます。私のサラリーマの時代にもその企業に千葉大学の教授を辞めて、本社に働いていました。
ーージャンガ・テック誕生の経緯を教えてください。
業務効率化のためにWEBシステム開発で起業
ジャンガコネクター(JANGA CONNECTOR)開発成功
ドラックストアチェン店の本社に在職中の5年間、現場の重複作業、情報共有がなされずに膨大な時間を費やしていること、そして無駄なコストが頻繁に発生している現場を目の当たりにし、情報システムの課長と部長そして、専務までに直談判をしました。答えはいつも「大手IT会社じゃないと」との話でした。そして、自分の責任で「棚割を効率化するため」の一つプログラムを実行しましたが、そのプログラムのミスで100店舗近くのプリンターが止まらなくなりました。
1店舗1箱の紙を出力してしまい、ドラッグストアチェーン店時谷専務の隣に段ボールが100箱積み上げられてしまうという大失態がありました。時谷専務に呼ばれそして「このようになった理由をなんですか」と言ってくださいました。
「現在の仕事は重複作業が多く、手書き商品部の情報と情報システムの入力がどこかで間違っているのかも分からないし、売上の報告も時間が掛かりますし、社長自らも情報システムに聞かないと分からない状態です。」と伝えたら、 専務が「効率化は劉さんできますか?」と聞かれましたので「私はできませんが、主人はできます」と答えました。
すると、「ご主人にお会いしたい」という話しの流れとなりました。2002年の春、小売業の業務を効率化のために一つ研究が始まりました。
小売業のチェン店効率化のため、「ジャンガコネクター」の研究が始まりました。
20年前にEDIにおける公衆回線を利用してJCA手順で通信しているPOSシステム、ハンディターミナルなど機器は多く存在しています。
古いPOS端末は公衆回線でデーターを集配信したりして、効率が非常に低く、更に、店舗側はインターネットを利用しながら公衆回線、又はISDN回線をも使う必要があるため、余計なコストを発生し、しかも柔軟性が非常に悪く、一日一回厳しいスケジュール通りのPOSデーターの受配信や少々のトラブルが発生したときにはスケジュール通りに稼動できない場合がありました。
私が働いた小売業は1日5、6店舗が昨日分のデータの受配信ができない状態が日々ありました。しかも、その5、6店舗の売上は次の日の売上と合算して受信し、データーの精度も気になる時代でした。
ドラックストアの先駆者齋藤茂昭氏、「JANGAの伯楽」。
2002年9月、ITで業務効率化というビジョンで3人で起業することとなりました。起業する前に、今のJANGA人事労務「SURUPAs」の前身WEBアプリケーションDCS開発に成功しました。
また、起業後、ジャンガコネクターとPOSシステムも開発が成功し、私が働いた企業に提案しました。周りの皆さんというのは当時の同僚から「劉さん、1000万の小さい会社が万の一に損害賠償も足りないよ」とよく言われました。
でも、私の提案に一人の開拓者がいらっしゃいました。その方は日本のドラックストアの先駆者として前代のドラックストアの経営者がほぼそのお名前が知られている方、齋藤茂昭氏でした。ジャンガ・テックの提案を信じて、受け入れたのはこちらの開拓者でした。そしてそのドラックストアが2003年4月から 無事に「インターネット化POSシステム」を導入することとなり、業務効率化、見える化を実現しました。短時間の開発また導入成功したビックリニュースを聞いた当時のCSK社の担当者が「ジャンガ・テックに見学に行く」とその小売業の商品部S部長から要請がきました。当時のジャンガ・テックはまた稲毛海岸にある水野谷ビルに100m²ぐらいオフィスに3台パソコンしかない会社で、ちょっと恥ずかしいと思って見学を拒否しました。 今思えば、2人で初開発した「棚割りPOSシステム」が成功したのは凄かったし、齋藤顧問の確信で導入したのももっとスゴイ開拓者だと思いました。そのお蔭様で今のジャンガ・テックがあるわけです。
夢の実現が一段落したと思っていたところ、ドラッグストアチェーン店時谷専務に「店長のシフト管理はもっと大変だ」とお言われたことから「勤怠管理・シフト管理」のWEBシステムを開発しました。 ところが、利用者がいませんでした。
稲毛海岸に会社があるときには、海浜幕張にある取引先の会社から「届いた請求書は間違っているため、締め日に間に合わないので正しい請求書を再発行して持ってきてください!」と言われた時には大変ショックを受けました。
そこで先に自社用として2003年6月ごろ「請求書発行システム」を作り、勤怠と連動し派遣と常駐型のシステムエンジニアの請求書をWEB上で作成、配送できるようになりました。
これは「MMsシリーズのスタッフマネジャーシステム(SMS)」の誕生です。間違った請求書を何度も何度も再度発行でき、すぐ配送もできたことから、お客様から二度と「請求書を持ってきて!」と言われたことはありませんでした。
リーマンショック売れない時代に売れるサービス誕生
リーマンショックの時に、日本のスーパーに並んだお弁当298円という当時このような安いお弁当を見た時に、中身は大丈夫だろうかと心配していました。
また、店の会員になった顧客は買い物を1000円で1スタンプを押し、スタンプカードがいっぱいになったら、1000円購入券として利用できる仕組みですが、この中身をクラスター分析しますと、いわゆるバーゲンハンターの顧客が多数存在し、この層の顧客のみがカードを店に持ってくることが判明しました。こちらの客層に買ってもらえばもらうほど、店の粗率が低くなりますね。
そこで「お客様は神様ではありません」と主張して、お店に貢献している真のお客様に価値のあるサービスを提供するべきということで、設計開発を行い、完成したのが「個客識別マーケティング(JーCOMs)」でした。
ドラックストアの検証で導入1ヶ月で利益増1億、5年間で粗率22%から27%を5ポイントアップした実績により、この大胆なマーケティングの仕組みの書籍化を出版社よりオファーを頂き、「店長さん、お客を区別すると儲かりますよ!」という本を出版しました。
--「常に、お客様の一歩先へ」の意味が、わかりました。一歩先の情報をもち技術をつかえることで、根本的な課題をみつけ、提案し解決しお客様の継続的な発展につながるのですね。本日は、貴重なお時間を頂き、ありがとうございました!最後に、応募検討されている方へ一言お願いします!
創業から21年を迎えた今、私たちはお客様に新しい価値観のあるITサービスを提供し、時代を切り開いていく企業として、現状に甘んじることなく次世代に向けた更なる挑戦を目指します。
ITサービスは私たちの原点であり、常に私たちのすべての思いを込めてお客様にお届けしております。今後、さらに追及し続けるとともに、追求し続けた先にITに留まらない新しいものが生まれてきた際には、さらにチャレンジしていきたいと思っております。
我々の使命はお客様のニーズの一歩先をいく、新たな価値を生み出す、そしてお客様の喜びを創造支援することです。
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