こんにちは!エムステージコミュニケーションズの採用担当です。
本日は、プロダクトマネージャーの木村さんにインタビューをしてまいりました。
- 25年勤めた会社を辞め、当社に転職した理由
- 現在、どのような業務に携わっているのか
- 当社のエンジニアに求められること
についてお話しして参りますので、社会貢献できる分野で働きたい方や戦略から関われるエンジニアになりたい方はぜひ最後までご覧ください。
プロフィール
株式会社エムステージコミュニケーションズ PdM部 シニアプロダクトマネージャー木村 勇雄
新卒で株式会社 朝日新聞社に入社。エンジニアやPM(プロジェクトマネージャー)として、社内外のシステム構築・保守、新規事業の立ち上げ・各種プロダクト開発の経験を積む。2023年、エムステージコミュニケーションズに社内初のPdM(プロダクトマネージャー)としてジョイン。医療・ヘルスケア領域の新規プロダクト開発チームを率いる。
エムステージコミュニケーションズに転職されるまでの経緯を教えてください
25年勤めた前職では、やりたいことをやり切った感がありました。
同時に、組織の中心として頼られる一方、組織全体を動かせるわけではない「もどかしさ」も感じていたんです。大きな裁量を持てる会社でチャレンジしたいと考え、迷いましたが転職を決めました。
転職先として注目していたのが、医療や教育など社会貢献できる分野でした。私自身、いつも診ていただいているお医者さまにとても感謝していることもあって、「医療に貢献したい」という想いがありました。
医療・ヘルスケア分野の会社をいくつか検討する中で、規模が大き過ぎる会社だと「1プロダクトの1機能だけのPdMに収まってしまうのでは…」という懸念を持ちました。その点、エムステージコミュニケーションズの規模であれば、事業の0 → 1や組織風土の醸成にも携われる点が魅力でした。
また、『持続可能な医療」の実現にむけて、できることのすべてを。』というエムステージホールディングスの経営理念も、心惹かれた理由のひとつでした。
最終的にエムステージコミュニケーションズを選ばれた一番の決め手はなんですか?
代表の尾澤との出会いが決め手になりました。
面談で尾澤が言った「これまで木村さんが取り組まれたことは、相当な努力がないとできないですよね。すごいと思います」という言葉は、今でも心に残っています。
これまで勝ち取ってきたキャリアの裏にある努力を汲み取ってもらえたことが、本当に嬉しかった。「この代表となら、どんな困難でも乗り越えられる」と肌で感じ、エムステージコミュニケーションズへの転職を決めました。
エムステージコミュニケーションズの社風や魅力を教えてください
20代の若い社員が多く活気があります。仕事はとことんまじめに、オフはみんなでスノボーに行ったり食事に行ったりと、上手に切り替えながら働いていますね。
まだ新しい会社なので、ボトムアップで自分たちの文化を作っていけるのも魅力ではないでしょうか。
一緒に仕事をするグループ企業の方々も、みなさん気さくな方ばかり。毎日顔を合わせて議論していますが、険悪なムードにもならず真摯に向き合ってくださいます。たくさんの方々と一緒に成長していける、恵まれた環境だと思いますね。
もともとの母体であったグループ企業の「株式会社エムステージ」が第二創業期を迎えたこともあり、今、グループ内では新規事業が目白押しです。
さまざまなプロダクトの0 → 1に携わり、どんどん成長していけることも、当社で働く大きなメリットだと感じています。
現在、どのような業務に携わっていますか?
当社は「産業保健」「医療人材」「医療経営」の3領域でサービスを展開しており、現在、3名のPdMが6つのプロダクトを動かしています。私が主に担当しているのが「産業保健」で、産業医・保健師の企業への紹介や、産業保健業務のDX化などに取り組んでいます。
ちょうど、私の担当プロジェクトの1つが、要求仕様が終わり設計に入る段階です。コンセプト部分からプロダクトオーナーと議論を深め、トライアルを通じて「事業が成長できるか」を検証しながら要求仕様を作り上げました。
来年のリリースに向けて、ここからはエンジニアとの対話に集中して設計を進めていきます。
また、リリース後には、ユーザーの行動分析やインタビュー、KPIの到達率などさまざまな分析をもとに、事業計画の達成に向けて打ち手を考えていくことになります。
目標は、できるだけ早くPMF※に持っていくこと。0 → 1のプロダクトを10に伸ばしていけるよう、プロダクトオーナーと一緒に歩んでいきたいです。
※PMF(プロダクトマーケットフィット)…顧客の課題を満足させる製品を、最適な市場で提供できている状態
業務の中でどんなところにやりがいを感じますか?
プロダクトオーナーがすごく理解のある方で、大部分を私に任せてくださっています。アドバイスも楽しんで聞いてくださり、事業戦略の考慮にも入れてくださるところは、エムステージコミュニケーションズならではと思っています。
一般的に、PdMは開発に専念することを望まれがちですが、この会社では販売戦略にも関われるので、大きなやりがいを感じています。
また、プロダクトをトライアルで導入いただいた方に「製品化されたら使わせてください!」と言っていただくことがよくあります。そういったフィードバックをいただけると、とても手応えを感じますし嬉しいですね。
グループ内ではたくさんのプロダクトが走っていて、それらを担当するPdMの方々とお話できることも、やりがいに繋がっています。
PdMの方々からお話を聞くことで、昨日できなかったことができるようになって、日々自分のスキルが上がっていることを実感します。悩んだ時の壁打ち相手もいますし、お互いが高め合って成長していける環境ですね。
プロダクトの開発にあたって大切にしていることはなんですか?
大前提として、「プロダクトはユーザーのためにあるもの」「いかにユーザーに満足いただけるものを作るか」を第一に考えています。そのうえで、機能を盛り込みすぎて開発が遅れないよう、MVP※もしっかりと検討しています。
検討当初は「誰になにを届けるサービスなのか?」がぼんやりしている状態。議論や検証を重ねることで、コンセプトが明確になり判断の軸がしっかりでき上がります。
軸ができると、たとえばプロダクトオーナーから「こういうことをやりたい」と言われた時にも、「ターゲットの行動とは違うから、やめた方がいいですよ」と提言できるんです。
ですので、コンセプトなどの土台の醸成と検証に、しっかり時間をかけて取り組むことが大切だと思っています。
検証の過程で、プロダクトオーナーとの共通認識が生まれることで絆が深まり、意思決定の速さに繋がるメリットもありますね。
※MVP(Minimum Viable Product)…ユーザーが価値を感じる必要最小限の機能を持ったプロダクト
エンジニアチームの雰囲気や、メンバーと接するうえで意識していることを教えてください
チームには若い方が多いので経験値は少なめですが、経験が不足する部分は業務委託メンバーのフォローもあるので不安は感じていません。入社して約3ヶ月。メンバーともすっかり打ち解け、最近は技術好きな彼らと「ChatGPTをどう使う?」といった話題で盛り上がっています。
PdMとしてエンジニアチームのメンバーと接するうえで、自己開示して心理的安全性を高めていくことを意識しています。
仕事の中にもなるべく笑いを取り入れ、私の好きなアニメや漫画の話題から失敗談まで、Slackの雑談チャンネルで紹介しています。
また、エンジニアにはPdM職に興味がある方も多いので、研修会を開いて私の経験やPdMの仕事についてお話ししたり、参加したセミナーの情報を共有したりしています。
PMやPdMはエンジニアより年上の場合が多いので、「叱られそう」「怖そう」といったイメージを持たれることもあります。ですので、なるべく上下関係をなくして、失敗を恐れずにチャレンジできる環境づくりを心がけています。失敗しても、もう一回やり直せばいいだけですから。
エムステージコミュニケーションズのエンジニアやPdMに求められることはなんですか?
当社が重視しているのは、「技術に関するアイデア」ではなく「事業に影響を与えるアイデア」を出すこと。そのために、メンバーにはプロダクトに対する愛情を持ってほしいと思っています。
社内エンジニアは、どうしてもプロダクトの先にいるお客さまが見えないため、仕事が「作業的」になってしまいがちです。お客さまが喜ぶ姿を想像しながら、プロダクトのアイデアや提案を出し合えるチームにしていきたい。私も、お客さまからのフィードバックをメンバーに共有して、一緒にプロダクトへの愛情を育てていきたいですね。
PdMとして参画いただく方とは、お互いのプロダクトの状況や悩みを日々共有しながら、一緒に成長していきたいですね。当社は扱うプロダクトがかなり多いので、プロダクト間のクロスセルなど、スパイラル的に事業を上昇させるプロジェクトにも、一緒に取り組んでいけたらと思っています。
未来の仲間へのメッセージをお願いいたします
「医師は遠い存在」と感じる方もいるかもしれませんが、医療体験のない方はいないはず。実は、医療は誰にとっても身近で重要なテーマであり、それを支えているのが私たちの会社です。
現在、将来の社会インフラになり得るプロダクトも手がけていますので、社会に貢献していることを実感しながら、やりがいを持って取り組んでいただけると思います。
グループ企業の株式会社エムステージは創業20年。これまでの事業成長で培った盤石な土台を持ちながら、まだまだ伸びる若さも兼ね備えた会社です。
グループ内で新しいプロジェクトがどんどん立ち上がっていますので、エンジニアの方が経験を積んで成長していける環境が整っています。
PdMとして参画される方にとっても、裁量を持って取り組んでいただけて、毎日が新しい体験に満ちている会社です。
医療業界をサポートすることで社会貢献したい方、チャレンジ精神旺盛な方と一緒に働けることを楽しみにしています。
木村さん、ありがとうございました!