【社員インタビュー】TikTokにてクリエイター発掘やアニメ制作に取り組んだエンタメのプロにインタビュー。ClaNから日本のエンタメを海外へ。
プロフィール
渡辺 進太郎/Shintarou Watanabe
法政大学卒。
新卒で合同会社DMM.comに入社し、新規事業やアニメ事業の企画営業として従事。
2018年からはショート動画プラットフォームTikTokにて、主にクリエイターの発掘や育成を担当していた。
ゲーム、猫、野球が好き。
「初めてお会いしたときに、直感で『この会社だ』と思いました」
大井:渡辺さんは新卒でDMM.comに就職して、TikTokの運営会社であるByteDanceへ転職。そこからClaNへ入社されたのですよね。
渡辺:そうですね。DMM.comでは3年半ほどアイドル事業やアニメ制作に関わり、ByteDanceには4年半ほど勤め、主にクリエイターの発掘などを担当していました。
大井:渡辺さんとは共通の知り合いがいて「一緒に食事でも」という話になり、そこから採用に至ったと記憶しています。ClaNについてはどこで知ったのでしょうか。
渡辺:たまたま会社のホームページを見て、そこで興味が湧きました。そこからは「知り合いを経由していけば大井さんと直接お話できるのではないか」と思い、例の食事会に繋がった感じです。
大井:転職の決め手というかきっかけは何かあったのでしょうか?
渡辺:転職するにあたって、韓国のエンタメかバーチャルコンテンツに関わりたいと考えていました。今までに自分が触ったことのないジャンルがそこだったので。実際にClaNを選んだのは、大井さんとお話したときにフィーリングが合ったというか、直感でここだなと思ったのが大きな理由ですね。バーチャルはここ数年で発展しているジャンルなので、このフェーズで関われるというのも魅力でした。ClaNのそういう部分に魅力を感じている社員は多いんじゃないですか?
大井:確かにそうですね。
渡辺:そういう、始まったばかりのコンテンツを盛り上げていくのが自分に合っていると思っています。以前、ByteDanceに入社したときもまだTikTokが流行っていない時期だったので。ClaNはYouTubeやTVメディアとしてのノウハウがあり、そこに僕が培ってきたショート動画の知識を入れられたら強いんじゃないかなと思いました。
0から1を発掘し、当事者意識を持って営業に取り組む
大井:VTuberについてはどうお考えですか?
渡辺:活動範囲に制約がない、とても幅広く自由な表現が可能なコンテンツだと思います。これからのエンタメとしてかなり面白いことができるんじゃないかと。ただ、バーチャルに関しての知見はあまりなかったので、前職の経験を活かしつつ、勉強していきたいなとは常に思っています。
大井:渡辺さんと話していると、エンタメが好きなんだなということがすごく伝わってきます。渡辺さんのエンタメへのその熱量の背景について聞きたいです。
渡辺:やっぱり原点はアニメでしょうか。中学生の頃に“Key”作品などを見て感動のあまり泣いてしまって……。エンタメというコンテンツで泣くほど心揺さぶられるものが存在するんだと驚きましたし、それが自分だけではなくて、ネットでは同じように感動している人たちがたくさんいたので、その熱狂的な渦も含め夢中になりました。将来はアニメを作ってみたいと思い始めたのもその辺りからです。エンタメって極論、生きるのには必要ないものじゃないですか。でも人生を豊かにしてくれます。だからこそ突き詰めたいとも思います。自分は地球温暖化の問題を解決する手腕は持ち合わせていないけれど、悩んでいる人や、絶望している人たちにエンタメを届けたい。エンタメを通じて人生が変わる瞬間はあると思っているので。
大井:転職を考えた際に、なぜアニメの関連会社には行かなかったのでしょうか。
渡辺:DMM.comで働いていたときにアニメの事業部ができて、以前からずっとアニメを作りたいと言っていたので異動させてもらったのですが、制作側にまわるとアニメを純粋に楽しめなくなってしまって……。アニメを作り始めてからは、アニメのストーリーではなくエンドロールを見るのが一番楽しくなっちゃったんですよね。ここはこのスタッフさんが関わっているんだとか、声優さんのキャスティングとか、制作はどこで行われているとか、そういうビジネス的な目線で見ることが多くなってしまいました。作るのも楽しかったんですけどね。それで視聴者側に戻ろう、と思ったのが転職のきっかけでもあります。次はアニメの素晴らしさを伝えることをしたくて、TikTokに目を付けて転職しました。
大井:渡辺さんは様々な経験を積んできている実績と思うのですが、具体的にどういった業務を行ってきたのでしょうか。
渡辺:DMM.comでは、まずアイドル系のアプリの営業を行っていました。芸能事務所やアイドル事務所を100社、200社とまわり、結果的には多くの企業さんが導入してくれました。また、アニメを作っていたときには講談社さんと連携して制作を行っていました。ノイタミナ、アニメイズムという主要な枠を頂けて、アニメを作る大変さを学べましたし、きちんと作品を世に出せました。ByteDanceではTikTokで活動してくれるクリエイターさんを探して営業をかけていました。TikTokでゲームジャンルを確立するなど、0から1にする仕事が多かったかなと思います。
大井:渡辺さんは新しい人を発掘して伸ばしていくのが上手ですよね。0から1にする過程で最も大事にしていることは何でしょうか。
渡辺:僕ひとりの熱量があっても成り立たないので、クリエイターさんや、営業をかける企業さんの熱量も上げられるように意識しています。目線を同じにして足並みを揃えると言いますか、高い目標を一緒に持って「僕ならこういうプランでアプローチできます」とアピールする、自分も当事者意識を持つ、ということを大事していますね。
日本のエンタメを世界へ
大井:渡辺さんはClaNではどういったお仕事を担当されていますか。
渡辺:今はMCN(マルチチャンネル ネットワーク)のリブランディングや拡張をメインで取り組んでいます。それに加えて、新しいプロジェクトのプロモーションやマーケティングまわりも関わっています。
大井:ClaNに入社する前と後で印象が変わった部分はありますか?
渡辺:入社前に大井さんと直接お話できたというのもあって、あまりギャップは感じていません。きちんと成果を出した人間を称える文化もありますし、オープンかつフラットで、みんなが様々なことにチャレンジしている雰囲気の良い会社だなと思っています。大井さんと自分のフィーリングが合っていることも大きいですかね。でも違うところもあって、僕はアイデアベースで企画を進めがちなんですけど、大井さんはもう一歩先を見ていることが多くて悔しいですね(笑)。熱量もあるのに俯瞰的な視点も持っているんですよね。それを初対面のときに感じたので、そういう会社なんだなとイメージしていました。
大井:他の社員や、社内の雰囲気はどうでしょうか。
渡辺:後ろ向きな人はいないですね。みんな前を見て、同じ方向に進んでくれているというか。悩みがあっても、それを解決するためにどうすれば良いか、きちんと話し合える人が多いのかなという印象です。
大井:こんな人と一緒に仕事をしてみたい、という希望はありますか?
渡辺:挑戦し続けられる人ですかね。エンタメの世界って決まった正解はないし再現性も低いので、その中でどうやって打率をあげるか考え続けるのが大事かなと思っています。あとはエンタメをどう形にして成功させるか、という仮説を自分なりに、具体的に立てて実行する能力が必要かなと。その話でいくと、自分で考えて行動した結果失敗したという、失敗体験を持っている人も良いですよね。チャレンジして、失敗して、その失敗をどう打開するかという経験値は素晴らしいものなので。
大井:ありがとうございます。最後となりますが、今後の目標、展望について聞かせてください。
渡辺:新しいエンタメの成功体験を得たいです。まずは「うるさい」って言われるほど企画を出したいですね。その結果会社の利益に繋がれば嬉しいです。あとは国内だけでなく海外にも視野を広げていきたいので、日本のエンタメを海外に輸出していくというのも目標のひとつです。
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