一問一答インタビューの第2弾。今回は『代表編』として、「ClaN Entertainment」代表・大井氏の仕事やプライベートに迫ります。

今注目しているVTuberは誰ですか？

「クマーバ」というVTuberです。世間一般のVTuberのイメージ（美少女、アニメ調など）と異なり、子供（0~6歳の幼児）向けのキャラクターであることが大きな特徴ですね。
また従来、子供向けのキャラクターはアニメや漫画から生まれることが一般的でしたが、クマーバに関しては、YouTube発であるという点でも画期的です。昨年の『日本キャラクター大賞』では、人気アニメと並んで「ニューフェイス賞」を受賞しており、2020年には、VTuberのYouTubeのうち、年間再生回数1位を獲得するという偉業も成し遂げています。

クマーバは、世間的にはあまり知られていませんが、幼児のお子様がいる親御さんの間では知名度が高く、このことはVTuberの可能性の広がりを象徴しているように思います。VTuberに対して偏見がある方にこそ見てほしいですね。

なお弊社でも、クマーバとコンビニエンスストアやサブスクリプションサービスとのタイアップなどを主導しております。

最近感銘を受けたコンテンツは何ですか？

『hololive SUPER EXPO 2022』です。コロナの影響で大きな会場でのVTuberライブは久しぶりの開催だったのですが、そこで、数年前よりも幅広い年齢層、かつ多くの方が来場している光景を目の当たりにし、ファンの層が広がったことを実感しました。他社様のコンテンツではありますが、ここ最近で1番グッときましたね。

1日の流れを教えてください。

ルーティーンワークがほとんどないため、日によって異なるというのが回答になってしまいます。例えば、社内外でのミーティングを通してプロジェクトを推進したり、日によっては番組の収録やイベントに立ち合ったりといったことを、日々組み合わせています。

今動いているプロジェクトは20ほどで、メンバーはひとり当たり3~5のプロジェクトを掛け持ちしています。自分直下のプロジェクトもありますが、全体のマネジメントも実施しています。

休みの日は何をしていますか？

会いたい人に会って、お酒を飲んでいます。あとは、格闘技が好きなので、RIZINなどを友人や家族と観にいくこともありますね。V tubeに限らず、音楽ライブや映画鑑賞も好きです。

代表として最も大切にしていることは何ですか？

企業スローガンに「人生を変える、エンターテインメントを」とあるように、視聴者の皆さまはもちろん、VTuberやスタッフなど、会社に関わる全ての方の人生を、エンタメを通じて豊かにしていきたいと思っています。

そのためには、事業の成長がカギになるはずです。でもそこだけを追求するのでは意味がないため、関わる人たちにとって、ClaNという存在が良いものになっているのかどうかを常に大切にしていますね。ClaNに関わって良かった、社員になって良かったと感じてもらえたら、「成功した」と言えると思っています。

尊敬している人はいますか？

S M A Pの中居正広さんです。中居さんはエンターテインメントの世界で多くの実績を残した方のひとりですが、ご自身の努力で今の地位を得て、それでいて奢らず、真摯に仕事に向き合っていらっしゃいます。あくまでも直接見たわけではないのですが、周りの方から聞いたお話や、画面越しに伝わるものから、中居さんの仕事に対する姿勢や取り組み方、人間関係の築き方など、プロフェッショナルとして見習いたいと思うようになりました。

次回は「企業編」。ClaN独自の特徴や業界での立ち位置、今後のビジョンなどについてお話を伺います。