今回は、改めて当社のミッションでもある
「ストーリーとデータを活かしてクライアントの事業を成長させる」
という点について記しておきたいと思います。
ストーリー(物語)をどのようにマーケティングに持ち込むのか?という切り口から考えると、壮大すぎて非常に難しい議論になってしまうため、今回は逆から。足元から考えてみます。
まず、当社のメインドメインは広告運用ですが、
広告運用を任せていただくにあたって大切なことは何でしょうか?
それは言うまでもなく、お客様からお預かりした貴重なご予算を無駄なく、効果に繋げることです。
そのために必要なことは、
①目的を明確にし、達成可能な目標を設定する。
②あたりまえのことを誰にでもできないくらい徹底的にやる。(入稿チェック、予算管理、レポーティング、考察等)
という、とても地道で泥臭い部分になります。
STORYのロゴは「O」の部分が太極図を模したものになっているのですが、この部分はまさに太極図の陰の領域。データに向き合って、ゴリゴリ細部まで分析し、安定的な運用と地道なブラッシュアップを続けていく。
これが、今STORYが最もクライアント様から評価・信頼されている部分ですし、大事なご予算を預かる広告運用という分野において欠かしてはならない部分だと考えています。
そこから効果を飛躍させるために必要なのは太極図の陽の領域。
ストーリーから導くアイデアです。
それは、
③大局的に状況を捉え、埋もれてしまっている過去の資産に気付くこと。未来を想像し、新たな仮説を立てること。
点で捉えていては気付けない、新たなアイデアをストーリー視点から気付きを得ることです。
例えば、ニッチな歯科業界において、如何に歯科医の先生にアプローチするかが課題であったケースです。
この1-2年でYouTuberが身近なものとなり、自ら動画を配信する先生が増えてきています。
まだ業界の中ではほんの少数ですが、歯科医の先生方のネットワークは濃いため、知り合いの先生や名前を知っている先生がYouTubeを始めたとなれば、一度はチャンネルを覗いてみるのではないかとイメージしました。
そしてYouTubeは関連性の高い動画をレコメンドしていくため、一度覗いた先生は関連する歯科系の動画を数本見ることになります。
そこに動画広告を流しても良いのですが、まずは視聴者にブランドを覚えてもらうため、歯科系動画を見た人向けにバナー広告を掲載しました。
結果、他のディスプレイ広告に対しても高いクリック率を得ることができ、これまで接触できなかった歯科医の先生方からのコンバージョンにも貢献することもできました。
これはあくまで一例ですが、このような気付きが突破口を開くことは少なくありません。
これからSTORYにジョインしてくれたクルーには、①②の基本のデータ管理や分析を元にした改善をしっかりとやりながらも、③で挙げたように時折ストーリー視点に立って「流れ」を考えてみてほしいと思います。
それでは、また。
代表 杉山