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海外で見つけた想い「日本のビジネスで勝負したい」社員15名のスタートアップで業界の逆転を目指す理由

今回の「ストーリー」は2023年10月に入社し、企業の採用や求職者の支援業務を行う山本にインタビューしました。

大手金融機関を退職し海外大学院留学というチャレンジングなキャリアを歩み、XAION DATAにジョインした山本。海外で日本を客観的に見てきたからこそ感じる課題感や想いを熱く語ります。スタートアップXAION DATAのビジネスの意義や魅力をより知っていただける記事です。

「失われた30年」を生きた私、海外で感じた誇らしい日本への想い

ーーー山本さんは信用金庫のセントラルバンクである信金中央金庫からイギリス留学と、珍しいキャリアを歩まれていますね。

大学時代ゼミで統計学を通じて数字周りを学んでいたこともあり、自然な流れで大手金融機関に入りました。地方の課題に貢献したい気持ちがあったので、自ら志願し、入社後1、2年は岡山支店で地方信用金庫のご支援をしていました。

ーーーそこからどのように留学の意志を持たれたんでしょうか。

地方の金融機関や中小企業と接する中で、資金繰りや労働力不足など多くの経営課題を目の当たりにして、課題を改善するために経営を学ぶ意欲が湧いてきました。

そんな中、岡山支店の次に配属された東京の部署が、信用金庫から預かったお金を運用する際の規制に対応する部署でした。規制にはグローバルなものもあり、海外の金融機関とのやり取りも多かったんです。グローバルな視野が持てたことも後押しになり、学生時代から考えていた留学の準備を始めました。

ーーーイギリスの留学ではどのような学びがありましたか?

日本では会社に不満を持つ人が多いイメージが強く、組織の人事的な課題を感じていたんです。それで、イギリスの大学院に在籍した1年間でその領域を学びたい気持ちがあり、経営など含めて幅広く学びました。中でも人的資本経営(Human Resource Management)の領域が面白かったです。

そして、日本の人材業界・リクルーティングの遅れを肌で感じました。

日本ではまだ十分に広まっていないソーシャルリクルーティングも、海外ではすでに10年前には論文になっている。私が実際に地方で見ていた現場はもちろん、日本のトラディショナルカンパニーのような東京の大企業でさえも遅れています。日本の人材業界の課題を痛感しました。

ーーー日本を率いる大企業も。では、そのまま海外に留まって仕事をする選択肢はありませんでしたか?

ありましたね。私は東京にこだわりはなく、世界中どこでもという考えでした。

ーーーそのような中で日本企業を選んだのはどのような想いがあったのでしょうか。

自分が感じた誇らしい日本を、後世にも味わってもらいたいという想いからです。

海外で過ごしていると、日本製品は世界から選ばれていると実感しますし、日本に行きたいと羨ましがられることもあります。日本人として誇らしく思える体験でした。

よく日本では「失われた30年」と言われますよね。今27歳の私からしたらいつの間にか失われている感覚で。それ以前に築かれた日本企業の素晴らしさが失われてしまうのは、日本人として悲しく感じます。自分の子ども世代にも同様に感じてもらえる日本にしたいと思い、日本のビジネスで勝負しようと決意しました。

ーーーその中で、XAION DATAに入社された決め手を教えてください。

まずは、創業者の持つ日本のHRへの課題意識に共感したことですね。

XAION DATAはCEOとCTOがアメリカで感じた日本のHRの遅れという課題をビジネスの起点にしていますが、私も前職での経験や海外留学から同じ課題を感じていました。会社の説明を聞いたときに見せてもらったスライドがアメリカに対する日本の遅れというような内容で、自分が海外で感じてきたことと合致していたんです。

ビジネスの根幹にある課題意識が、自分の考えや価値観とマッチしていると感じました。

2つ目は、XAION DATAのようなポテンシャルあふれるスタートアップ企業で勝負したいと考えていた点です。

ここ30年、日本のトップ企業はいわゆる『大企業』が占めており、大きな変動がありません。一方で、海外ではスタートアップが業界をひっくり返してトップに立つことで、経済が活性化されているのを目の当たりにしてきました。私はそれがすごく価値のあることだと感じていて、小さいビジネスをグロースさせて日本でも逆転現象を実現したいという想いがあります。

入社当時のXAION DATAは私で社員15人目のスタートアップ。タイミング的にも魅力を感じて入社しました。

学びとスピードにあふれた環境

ーーー現在はどのような業務を担当されていますか?

現在は金融・不動産分野のリクルーティングアドバイザー兼キャリアアドバイザーを担当しています。

弊社のプロダクトである次世代型タレント検索エンジン『AUTOHUNT』を用いて、企業の採用業務と求職者の活動の双方をご支援している状態ですね。

ーーーどのようなところにやりがいを感じますか?

キャリアアドバイザーとして、求職者の方が希望される企業と繋げられたときにやりがいを感じられます。

直近で内定が決まった方がいたのですが、その方がご自身をアップデートできる環境への転職を支援できました。これは1人の例ですが、XAION DATAがビジネスを拡大することで、こうしてよりよい環境に身を置ける方を増やすことができる。その数が増えていき、ゆくゆくは日本そのものを変えていけるのではないかと感じました。

ーーーこれまでのご経歴から見ると未経験の領域かと思います。どんな点で業務の面白さを感じますか?

学びが多いところですね。

例えば、バックグラウンドがさまざまで優秀なメンバーからは、日々吸収することだらけです。私は金融機関出身なんですが、社員の中には同じ金融でも資産運用会社など違う領域の経験を持つ者もいたりと、ナレッジがたまりやすいんですよね。

ご支援している企業も、課題の深さや幅、カルチャーや背景など異なったケースばかり。あらゆる知見や企業に触れられるこの環境は、学べることが多いです。

ーーー大手金融機関からスタートアップへ転身されて、変化や難しさは感じられていますか?

とにかくスピード感があるので、アジャストすることに難しさを感じますね。

日系の金融機関や大企業では現場に出る前に社内教育の時間を多く設けていますが、XAION DATAでは現場で得られる学びや経験を重視していますし、即ワークしないと話にならないのがスタートアップです。私は入社後1、2週間後には企業へのプレゼンやヒアリングを経験しました。

最初は速度の違いに戸惑いましたが、上司が付き添っているのでフォローはありますし、失敗よりもチャレンジを尊重する文化なので積極的に行動できるようになり、成長を実感しています。

ーーー企業の人事課題と向き合う中での難しさはありますか?

自分に知見の無い領域でも、きちんとキャッチアップして成果を残さなければならないところが難しいですね。今後も新しい企業取引は増えて業界が広がり、難易度が高いケースも出てくると思います。どんな場面でも価値提供できるよう、学び続けることが必要です。

日本でトップに、そして世界へ

ーーー山本さん個人としては、今後XAION DATAでどういった成長をしたいですか?

留学経験を活かして、グローバルに活躍できる人材になりたいと思っております。XAION DATAは日本に留まるビジネスではなく、海外への展開を見据えています。社内外問わず自分の市場価値を高めることで、今後力になれると考えています。

ーーー目指す自分に向けてどのようにアクションされていますか?

海外留学をしていたとはいえ1年だけなので、まずは英語の勉強をしています。XAION DATAは外資系の企業との取引もありますし、今はベンチャーやスタートアップ企業でもイングリッシュスピーカーを求める企業が増えている実感があります。

また、弊社はテック企業なので、テクノロジーに関わる知見も強化したいですね。友人にエンジニアがいるので、教えてもらいながら日々キャッチアップするよう意識しています。

ーーーまだ入社から4ヶ月目ではありますが、XAIONがビジネスを拡大した先に日本が抱える人材業界の課題を打破できそうな感触はありますか?

手触りはあります。私の入社時から現在に至るまでも大企業を含め数多くの企業に導入いただいておりますし、2023年10月にはHRアワードを受賞いたしました。このことからも、われわれのビジネス、ソーシャルリクルーティングに注目が集まってきていると実感しています。

ーーー山本さんはXAION DATAの未来をどのように描いていますか?

業界のトップを取れるような企業にならなければいけないと思っています。会社の成長のためだけではなく、スタートアップがビジネスをグロースして業界を変えることで、日本の未来をより良くできると信じています。

ーーー世界を見据える山本さんの想いや、XAION DATAの今後の発展に期待感の持てるお話でした。ありがとうございました。

(取材・文:橋尾 日登美、鎌田 美希)







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