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管理ロイドの成長と次の一手 -CEO井上- vol.4

8. 今の管理ロイドとこれからの管理ロイド

管理ロイドの導入会社数は1,400社以上です(2022年4月28日時点) PMFは完了し、お客さんが急速に増えているフェーズです。爆速でプロダクトが広がっていく方程式が見えてきています。その結果、今不動産のあらゆる情報が管理ロイドの中に溜まり始めています。

建物は機械の塊です。照明が点灯するのは建物に受電する設備があるから、水道の蛇口から水が出るのはポンプがあるから、部屋の温度が快適なのは空調設備があるからです。大規模な施設ではこれらの機械が組み合わさって一つの有機的なシステムを構成しています。通常これらの仕組みは様々なメーカーの機械を組み合わせているのですが、各メーカーにはそれぞれの設備機器の点検記録/不具合記録/メンテナンス記録が残っていたりするものの、建物という切り口ですべての設備機器を横断でデータが溜まっている場所はあまりありません。今、管理ロイドには世の中にないデータが膨大に蓄積され始めています。こうした情報がたまると、蓄積されたデータを一般化し、さらなる課題解決のためのAI開発が行える土壌ができます

加えて、機械は長く使っていると不具合を起こしたり壊れたりします。壊れると応急処置を行って根本原因解決のための工事が発生します。この工事は5万円~50万円がボリュームゾーンとなり、緊急で工事を実施する事があるがゆえに、相場からかなり高い金額で発注がされています。不動産管理の会社がオーナーに代わって工事を実施(施主)するのですが、緊急性が高い工事のためにコストについては二の次になっているケースが多い状態です。こうした工事は額が少額であるがゆえに今誰も注目をしていない領域となっていますが、積み重なるとすごい金額になります。弊社の次の一手は、この大量にある少額工事に適正価格で発注支援する仕組みを構築していきます。

管理ロイドでは、労働生産性の改善を目的としますが、新しいプロダクトでは空いた時間を使って原価削減の1手を打てるようになる事でさらなる不動産管理会社への貢献を目指していきます。

9. THIRDが今後成長していく上で必要な事

THIRDが次のステージに行くためには、①プロダクトリーダーシップ、②Go to Market必勝パターンの確立、③オペレーショナルエクセレンスの3つが大事だと思っています。

①プロダクトリーダーシップがあること

顧客に愛されるプロダクトであること。プロダクトが使いやすいではまだ足りない。プロダクトがないと業務が回らない。プロダクトが大好きで、口コミで広めてしまうレベル。

② Go to Marketに必勝パターンがある事

いくらプロダクトが良くても、その購買体験において圧倒的な「アハ体験」を感じることができるかどうか。管理ロイドの営業やカスタマーサクセスのプロセス1つ1つ、MTG1回1回で顧客に感動を与えられているかどうか。

③ オペレーショナルエクセレンスを達成できている事

営業、ソリューションコンサル、ONBなどの顧客に価値提供をするための社内オペレーションが最高レベルまで効率化されている状態。それによって、将来プロダクトがコモディティ化したとしても、これがあれば提供品質/コスト/スピードで他社を圧倒できること。日々の仕事がお客様に価値を出しているか?その進め方は効率的か?自動化できないか?を自問自答することが大事だと思います。お客様の満足度向上、価値提供の高度化をする上での必要な投資はどんどんしていきます!

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