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離職率について考える。

保育業界の「離職率」を低くするには…

今どこの会社でも問題視されている「離職率」の上昇。 保育士業界でも同じように深刻な問題となっています。 様々な現場の新人に、社会に出てみてどうだったのかを実際に聞いてみると、 「給料の良さよりも、人間関係の問題で悩んでいる。」そのような意見が聞かれました。

保育業界では、この離職率を食い止めようと行政や事業主さんが奮闘して様々な改善をしています。保育士さんの給料面や生活面での改善をここで一部紹介させていただきますと…

・「借り上げによる家賃補助」東京都は8万2千円をベースに国が家賃の借り上げ補助をしています。 現在は、区によって更に金額を上乗せされているところもあり、千代田区は上限130,000円(千代田区内に住んだ場合)も補助してもらえるとか。

・キャリアアップ費の推奨や処遇改善手えてなどの補助。

・福利厚生やメモリアル休暇、年間休日数の充実。

それでも保育士の離職が高いのはどうしてなのでしょうか?

大きな主語と小さな主語に原因があった!

私たち世代は、「1を知って10を知る」そんな環境の中で育ってきました。 (そんな筆者は、30代後半です) しかし、新人世代の方々はどうでしょうか? 経験不足もあるとは思いますが、最近の若い子と話していて感じるのは、 「1を知って1を知る」そのような感じを受けました。

大きな主語と小さな主語とはどのようなことなのでしょうか? 実際にあった例を挙げますと、 領収書の紙に点線が書いてあり、先輩がそこを切っている。 後輩にその仕事を引き継ぐときに、 「紙を切っておいて」 そう伝えたとします。 私たち世代の人は、先輩がどのように切っているのか、どのような用途で切っているのかを洞察力で観察して、きっと点線に沿って切ると思います。 しかし、新人世代の方は、「紙を切る=紙を刻む」そう受け取ったのでしょう。 作業が終わった時に、切り刻まれた紙を提出されたそうです。 その先輩は「え?なんで?信じられない…」そう困惑したそうですが、そもそもそこに双方の受け取り方にズレがあるんですよね。 では、考え方を変えて子どもや海外の方に何かを伝えるときは、どうしていますか? きっと、丁寧に分かりやすく伝えていると思います。 その、丁寧な伝え方が「小さな主語」なのです。 この、小さな主語で会話をしていくと、お互いに価値観のズレはなくなり職場が円滑に進むと言われています。 この円滑こそが、人間関係にも影響し離職率の低下を促すのでは無いのでしょうか?

アソシエでは新入社員の管理を徹底しています

アソシエでは、新入社員の保育士が職場で悩みを一人で抱えたり孤独にならないように、 専門の職員が徹底してケアをしています。普段職場で言えない思いなども、第三者の専門スタッフが入ることで思いを伝えやすくなる。これは、 「あなたは一人じゃないんだよ。私たちがしっかりサポートしていくよ」こうした、存在の方が身近にいることは、新人の社員にはとても心強いことです。 そして、「チューター制度」を導入しているも特色の一つ。 新入社員は、毎日専用のアプリを使って日報を書くように声をかけています。 日報といっても、難しいものではなく、一日働いてどうだったか?と日々の保育の反省を思いのまま書いてもらうように指導しています。自身が書いた日報をチューターが返信やイイネの反応を必ずするのですが、こうした反応は、書き甲斐を高めることの一つ。そして、アプリ内には、新人とチューターだけの部屋があり、そこで2人がやり取りをする空間が設けられています。最近の若い子の世代は、自分の気持ちをうまく伝えるのは、言葉よりも文章にして表すことを得意としています。このことから、文章で思いを吐露しチューターに伝えていく。思いを吐露するという事は、信頼関係が築けているという事です。 この「信頼関係」というのは、今の保育の現場ではとても難しかったりするんですよね。 もちろん、新人だけではなく、チューターも「新人教育にあたっての目標の設定」「傾聴力の身につけ方」なども日々研修を通して学びながら、新人教育にあたっています。


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