こんにちは、いしはるです。
社員インタビューシリーズ 2 回目は、社長室マネージャー 宮﨑 真人(まこと)さんを直撃!!
30 歳の若さで社長室マネージャーとしてビットフライヤーを牽引し、兄弟会社である Custodiem(カストディエム)の取締役としても活躍する真人さん。
ビットフライヤーとともに自身も急成長し続ける理由を探りました。
ー 最初に自己紹介をお願いします。
社長室は他社でいうところの経営企画にあたりますが、ビットフライヤーの場合はもっと幅広くて、いわば何でも屋さんです。事業計画の策定やオーソドックスな経営管理などを当然やっていますが、それ以外にも社内の重要なプロジェクトの推進だったり、他部署の横串の連携だったり、各部署の問題を社内コンサル的に解決していくことも担っています。社長室として、社内のトッププライオリティのプロジェクト管理や推進を行うことが多いです。
ー 例えばどんなプロジェクトを担当しているんですか?
すでに開示しているものだと、2024 年 3 月にリリースした bitFlyer Crypto CFD を担当しています。ビットフライヤーの主要プロダクトで、もともとあった Lightning FX を bitFlyer Crypto CFD にリニューアルしました。これはレバレッジ取引のプロダクトなんですが、レバレッジ取引はビットフライヤーの代名詞とも言えるほど重要なサービスで、今日までのビットフライヤーの成長を支えてきた存在です。そのプロダクトをリニューアルするプロジェクトの管理を担いました。重責でしたが、無事サービスを世の中にリリースでき、実際にお客様にも受け入れられて取引量は増加傾向にあります。
ほかには、2024 年 6 月に発表した FTX Japan の買収プロジェクトです。現在は FTX Japan から「お金を管理する」という意味を込めた Custodiem に社名を変更しましたが、その買収プロセスに入ってプロジェクト管理やプロダクトの検討など、幅広い領域を担当しました。子会社化が完了したあとは取締役として Custodiem に入り、M&A 後の統合効果を最大化するための統合プロセス( PMI )を担当しています。
ー ビットフライヤーに入る前はどんなお仕事をしていたんですか?ビットフライヤーに入社を決めた理由は何ですか?
2016 年に新卒で総合コンサルティングファームに入社し、テクノロジーを使った新規事業の立案やその新規事業を進める中での PMO(プロジェクト管理)を 3 年間担いました。日本の名だたる企業様にサービスをご提供させていただいて非常に勉強になりましたし、すごく好きな会社でしたが、コンサルという立場よりも事業者側に行きたいと思うようになり、コンサルファームを離れてベンチャーの世界に飛び込もうと思い立って、あるスタートアップに入りました。ですが、そこは正直自分の思い描いていたインダストリーと違っていて、若干悶々としていました。そうした中で「テクノロジーかつ金融の領域で、創造的でクリエイティブなことをやっている会社に行きたい!」と思っていたところ、ビットフライヤーと出会いました。暗号資産のことはコンサル時代に同期が投資をしていたこともあって興味がありました。ビットフライヤーの存在はその頃にテレビCM で知って、2017 年頃にお金を少額預け入れました。その後、ビットコイン価格が上がったり下がったりする世界を経験して「めっちゃ楽しいな」と感じました。そして会社のことを調べたら、創業者で代表の加納さんの存在や業界の魅力を知り、ビットフライヤーで働きたいと飛び込みました。
* コンサル時代の写真
ー ビットフライヤーの魅力は何ですか?
自分の成長を圧倒的に感じられるところだと思います。今まで知らなかった、考えられなかった範囲がどんどん理解できるようになっていくのが魅力です。また、暗号資産に精通したメンバーが社会に新しい価値やプロダクトを提供し続けていることもビットフライヤーの魅力だと思います。そして、業界を牽引する立場として、成長を続けている暗号資産業界をこれからも引っ張っていく存在だと思っています。
ー 1 日の時間割を教えてください。
プロジェクト の状況次第で毎日異なるので決まった時間割のようなものはないですが、基本的にはシンプルな四段階です。
9:00 出勤 一日の段取り、事務作業
10:00 会議またはプロジェクトタスク遂行(論点整理、調査分析、レポーティング)
18:00 経営陣によるレビュー・ディスカッション、プロジェクトタスクの方針決め
21:00 退勤
大体 19 時頃までは他部署や外部との情報連携のための会議に参加しつつ、合間を縫って自分のプロジェクトタスクを遂行します。18 時以降は経営陣に時間をいただくことが多いですが、ここでの指摘や助言が自分にとって一番価値のあるものになっています。
ー いまはマネジメントする立場ということで難しさもあると思います。
経営陣と話す時に難しさを感じることが多いです。知識と経験にギャップがありますし、そもそも思考のレベルや考えるスピード、そして質が別格で非常に苦労しています。
具体的には、代表の加納さんやCFOの佐々木さんは経験も知識も豊富なので考える要素の範囲が広く深いですが、自分はその一部しか考えられていないという感覚です。
考えられる範囲と深さが加納さんと佐々木さんは私よりもずっと広いところにあり、そこでアイデアが生まれたりリスクに備えたりしています。このため、自分が考えているゾーンの範囲外から質問が来たら「そこまで考えられていませんでした」となります。
(でも経験とともに真人さんの範囲も広がっているのではないですか?)
そうですね。徐々に入社当初よりも広がってきたので楽しいです。
(質問にパッと答えられた時ですか?)
そうですね。昔だったら考えられていなかった部分も「次これ来るな」というのが徐々に分かるようになってきて、前広にほかの人に依頼したり、確認しておいたり、調べておいたり…というのができた時にめちゃめちゃ楽しいです。それは、加納さん・佐々木さんに対する信頼がめちゃくちゃあるからで、それぞれの世界でトップを走っている方とこの距離で働ける環境はなかなかないと思います。
(どういう点をリスペクトしていますか?)
考える幅の広さと深さに加えてスピードがある点です。そのすべてを兼ね備えて最大限にできるトップビジネスマンだからこそリスペクトしています。
そしてみなさんに知ってほしいのは「加納さん・佐々木さんとの会議がなにものにもかえがたいほど楽しいということです。
(会議が楽しい?!)
そうです。加納さんのホワイトボードの使い方がすごく勉強になります。ホワイトボードをあんなに綺麗にシンプルでわかりやすく使える人は本当にいないです。複雑なことも全部整理して咀嚼して頭の中で構造化できているからこそ他人から見てもわかりやすい図で表現できるということだから、深さと範囲に加えてスピードがあるという証明でもあります。
(真人さんは忙しい中、業務に関する本を読んでいるのが印象的で真面目だなと思っています)
それは当たり前のことだと思っていて、知識量に差があるならそれを埋めにいかないと仕事にならないと思っています。
ー 社長室の雰囲気はどうですか?
雰囲気はすごく良いし、社長室のメンバーは大好きです。仕事をする仲間として信頼できるメンバーだから一緒にやれていると思います。気軽に飲みに行けるし、楽しいし、コミュニケーションが取りやすくてなんでも相談できる、信頼できる人たちです。
加納さんが代表に復帰し、ビットフライヤーグループの進むべき道を示していただき、そこに向かって一緒に走っていける今の環境は忖度なしに楽しいし面白いです。加納さんが思い描いている世界観というのは加納さんだからこそ実現できるもので、その世界観に携われることが楽しいです。
ー どんな人を求めていますか?
若手のアナリストです。
マネージャーから与えられた仕事を自分で考えて具体化できて、かつ手が動かせてアウトプットの質が良い人です。
(お願いしたい業務内容は例えばどんなことですか?)
他社や法律などのリサーチ業務ですね。例えばある買収プロジェクトに関わった際、買収先の財務諸表を調べたり、新規プロジェクトを考える際に他社の競合するサービスはどういうものかを調べて資料にまとめてプレゼンしたり、プロジェクトを回す時に他部署をまとめ上げたりできる人です。
(水準が高く、PM 能力が高い人ですね)
水準が高くないと社長室には入れないです。
イメージは、投資銀行かコンサルのアナリストからコンサルタントくらいまでがベストです。
プロフェッショナルファーム上がりの人、監査法人にいた人などが入ってくれると嬉しいです。
ー ビットフライヤーへの入社を志望する方にメッセージをお願いします。
「Crypto(クリプト)の世界に魅力を感じ、自分たちで事業を創っていくことに情熱を注げる方」はぜひビットフライヤーに飛び込んできて欲しいです。
私がこの会社で一番価値を感じているのは創業者の加納さんと一緒に働けることです。会社だけでなく、業界を築き上げてきた加納さんから学ぶことは多く、ほかでは決して学べないことばかりだと思います。
ビットフライヤーは今年創業 10 周年を迎え「 10 年前と同じ情熱」というメッセージを打ち出し、新たなチャレンジを続けています。これほどまでに事業を創っていく楽しさを感じられる会社はほかにないでしょう。
取材後記
真人さんは私と年齢が近いこともあり、話しやすいお兄ちゃんのような存在です。インタビュー前の印象は仕事熱心、勉強熱心で、よく食べる人でした。
なぜこんなにも仕事熱心で勉強熱心なのかは、今回のインタビューで経営陣へのリスペクトを語る真人さんのキラキラした目を見て分かりました。
真人さんと私は同じ社長室メンバーで、サポートさせていただく機会がたびたびあります。その際、いつも指示が明確なので非常に助かっています。それは“シンプルかつ的確に”という経営陣の姿勢を誰よりも近くで見ているからなのかなと思いました。
一方で、具体的にどのような仕事をしているのかは分かっていなかったので、今回のインタビューを通して知ることができ、私にとっても良い機会になりました。
「尊敬できる人たちと仕事ができる楽しさ」がビットフライヤーにはあります。この記事を読んでくださった方にもぜひ体験していただきたいと思いました。
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