1
/
5

「事業会社のデータを活かして、事業利益に貢献したい」元SEの私がトヨタ系金融会社のデジタル部門に入社した理由。

トヨタグループにおいて日本国内の金融事業を担うトヨタファイナンス。

1988年の創業以来、自動車クレジットやクレジットカードなどの金融・決済事業を行ってきましたが「100年に一度の大変革の時代」を迎えた自動車業界の影響を受けて、金融DXの促進、BtoCサービスの拡充を加速しています。

2018年にはCX本部やデジタル推進部などの顧客接点のデジタル化の促進を行う部門立ち上げを行って以来、Web・アプリ人材の採用をスタート。ゼネラリスト型の組織からスペシャリスト型の組織にシフトするなど、「CX」「UX」「Web」をキーワードとした組織変革がはじまりました。

今回は、元SE・PMとして入社し、現在はデジタル推進部の複数PJでPMを務めているM.Kさんにトヨタファイナンス入社の理由、今後の挑戦について話を聞きました。

【プロフィール】
M.Kさん
CX本部 デジタル推進部 デジタルプロモーションG
名古屋本社配属・岐阜県在住

2020年1月入社。システム開発(保険、広告、情報機器メーカーなど)、小売業やWeb系ベンチャーでのシステム開発に従事した後、デジタル推進部に入社。TOYOTA WalletのAndroid版リリースやTS CUBIC WEBサイトリニューアルに参加し、現在はWebサイトの維持運用チームの管理や会員サイトリニューアルに伴う関連案件のPMを担当。

「金融DX」を支えるユーザー体験とデータ利活用に挑戦していきたい。

ーーこれまでのキャリアについて教えてください。

M.K:新卒でシステム開発会社に入社し、プログラマーとして6年、PLとして4年、PMを2年担当しました。その後、EC運営企業にてECサイト運用・開発、基幹システム運用・開発などを4年担当後、Web系ベンチャーで顧客向け提案、AI搭載システムの開発を行いました。

2020年1月にトヨタファイナンスに入社してからはWebディレクター・PMとして業務を行っています。主な担当プロジェクトとしては「Toyota Wallet(Android)リリース」「TS CUBIC WEBサイト リニューアル」「Webの運営事務局」「Webの新規施策」などを担当しています。

ーートヨタファイナンスを選んだ理由は?

M.K:過去のキャリアや経験を最も活かせそうというのが一番の理由です。もともと保険系のシステム開発や小売の決済まわりの開発を行っていたこともあり、「金融」という領域で次の挑戦をしたいと考えていました。

また、Web系ベンチャーでデータを活用したシステムの提案などを行う中で、事業会社でのデータ分析・利活用を通じた事業の拡大に貢献したいと考えるようになりました。

トヨタファイナンスがこれからデジタル化を進めていく中で、クレジットカードや自動車クレジットのデータを分析し、ユーザー向けの施策を行っていきたいという方針を聞いて、入社を決めました。

ーーデジタル推進部の主なミッションは、ユーザー向けのWeb/アプリ開発が中心だと思います。そういう意味での抵抗感はありませんでしたか?

M.K:過去の経験自体が、システム開発の中でも、業務系アプリのフロント開発がメインでした。なので、デジタル推進部でUIUX開発やデザインみたいな業務に関わるのは不慣れな部分もありますが、使いやすさ・UXを考えてものづくりをする経験自体はあったのでそこまで遠くないかなと。

また、直近ではWeb/アプリの基盤をつくることが中心ですが、今後はよりよいユーザー体験をつくるためにデータの利活用を検討していきます。そういう意味でも、自分のキャリアの方向性とあっていると思っています。

社員の「会社を良くしていこう」という前向きな姿勢に感じるやりがい。

ーー現在メインで担当している業務について教えてください。

M.K:デジタル推進部の中では新規企画・運用構築の2つの役割があるのですが、私は主に運用体制の構築・管理を行っています。

具体的には社内で新しいコンテンツを作成したいという要望を受けて、UIUXを検討したり、フロント領域を受け持つという役割です。運用体制の構築をはじめ、現在は事務局としての役割も担っています。

他にも新規企画PJの中で出てきたシステム課題を解決する案件も担当しています。お客さま向けに配信しているメールのドメイン変更や、CMSへのコンテンツ移行対応などです。

当社のサイトは1つ1つの規模が大きく、ドメイン変更やCMSの移管だけでかなりの工数になります。フロント領域とシステム領域の知見があることを活かしながら、いかに効率よく、ユーザーに迷惑をかけない形で実施することができるかを検討して、推進する役割を担っています。

ーープロジェクトの中での役割や苦労について教えてください。

M.K:PJの大小を問わず、PMの役割を担うことが多いです。関係部署が多いので、各部署のステークホルダーとの要件調整、課題管理などのプロジェクト進行を担当する役割ですね。

これまで、システム部門での仕事を多く経験してきたので、トヨタファイナンスでの経験は初めてのことばかり。PMという役割でも、過去の経験と今の経験は異なるスキルを求められることも多く、正直苦労は多いです。

ですが、関係者の多くが「現状を変えていこう」「よくしていこう」という思いを持っている人が多いので、連携していても前向きに取り組めることが多く、やりがいを感じますね。

ーー前向きな人が多いというのは、どういうところで感じますか?

M.K:構造改革プロジェクトという、全社をあげた経営改革の取り組みがあるのですが、会社としてそういう方針を掲げていることもあり、現場も前向きに取り組んでいると実感しています。

もちろん、制約が大きかったり、それぞれの担当者で見ている指標が違っていたり、調整に難航したり苦労したりすることも多いですが、ネガティブでやる気がなくて変えられないということはないので、そういう意味で熱量の多い人たちと一緒に仕事ができるのはいいことだと思っています。

基盤の整備は終わり。お客さまへの提供価値の最大化を目指す。


ーートヨタファイナンスに入社してよかった点について教えてください。また、これから入社する人にはどのような魅力があると思いますか。

実は、入社した当初は金融会社ということもあり、セキュリティの制約が強く、社内で使えるツールやサービスがかなり限られていました。

ですが入社後にいろいろな人の尽力もあり、PCの支給形態がWindowsとMacBook選択式になったり、FigmaやZeplinなどのデザインツールの利用ができるようになったり、作業環境が大幅に改善されています。

特に私たちの部署は、トヨタ式「KAIZEN」の考えが強く、現状の業務だけではなく、働き方・働きやすさの視点でもよくしていこうという思いが強いので、魅力的な組織だと思います。

ーー今後挑戦したいことを教えてもらえますか?

M.K:この会社に入ろうと思ったきっかけ自体がデータを用いてお客さまに寄り添ったパーソナライズ・1to1マーケティングを行って、事業の利益拡大につながる施策をしていきたいということでした。

これまではWeb/アプリの基盤を整備するために各サイトをリニューアルしてきました。また、まずは使いやすいサービスを提供するという目標のもと、第一のKPIとしてはMAUを設定していました。

ようやく各サイトのリニューアルが終わり、今後はサイトを活用した施策を推進していくフェーズになるので、もっとエンゲージメントを増やして、利益拡大に寄与する役割を担っていきたいと思っています。

ーー実現に向けた課題や展望はありますか。

社内的には、デジタルマーケティング部署、データマネジメント部署との連携を強める必要があると思っています。

今はリニューアルなどの施策が多く、分析をして改善につなげることにばかりに集中することはできませんが、今後は社内でも浸透してきたGoogle Analyticsの分析に加えて、事業側のデータ統合や見える化、MAの活用などもすすめて施策を行っていく必要があると思います。

社内でも同時進行で一気に基盤が立ち上がっているところなので、次のステップではデータ分析〜施策にトライしていきたいですね。

関連記事

【決め手は安定と挑戦】名古屋で働くWebプロデューサーが「100年に一度の大変革」に挑む理由

トヨタの金融DXに挑む部長が語る。名古屋・東京2拠点で推進する1400万会員に向けたデジタル化の裏側

東京から名古屋に移住したPdMが「1番成長できる会社」としてトヨタファイナンスを選んだ理由

名古屋のWebプロデューサーが、大手金融会社のマネージャーに就任して直面した苦労と魅力

ネット系メガベンチャー出身の私が、名古屋のトヨタ系金融会社でアプリリニューアルして感じた1番の成果

(聞き手O.S・撮影S.T)

Invitation from トヨタファイナンス株式会社
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
トヨタファイナンス株式会社's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like A I's Story
Let A I's company know you're interested in their content