wantedlyを初めて書かせて頂きます、
HANOWAの代表の新井です。
ちゃんと最初のエントリーらしく自己紹介をします。
スタートアップとしての経歴はこんな感じです。
本社は大阪ですが、多分それなりにちゃんとしたアクセラにも参加させて頂いて、コネクションを得ている方だと思います。
(事実、マッチングの大半は都内&エンジニアも全員都内のフルリモート運営)
やってること(WHAT)
ちなみに最新のtech Crunchさんの記事がこちらです。
https://jp.techcrunch.com/2021/04/30/hanowa/
何やってるかって、ほぼこれで分かるんちゃうか思いますが、今一度ちゃんと説明すると、、
こんな感じで、医療の業界って、人が足りないなんて万年言われ続けてるわけなのですが、
つぶさに統計をちゃんと見てると、
資格を持ってるのに働いてない
いわゆる
なるものが大勢いるわけです。
実はこれ、医師も看護師も、薬剤師も歯科医師も歯科衛生士も、、、
そういった国家資格者を全部寄せ集めると、100万人近くいると言われます。
何でそんなことになるの?と言われると、
こゆことです。
要は医療人材の働く現場が、ライフイベントを抱えた女性に優しくないんですね。
それによって、資格を持つのに働かない層が出てくる。
ここら辺はイメージもつきやすいと思います。
そしてこの問題、今後さらに加速することが確実視されています。
"女性の医師数は全体の21.9%となり、2016年から0.8ポイント増加。医療施設に従事する29歳以下の医師では、女性の割合が35.9%に上った"
これまで全体の医師の男女比はせいぜい8対2だったのが、
若年層に至っては、40%に迫りつつあります。
このペースで医者の人口ピラミッドが成長していけば女性比率はさらに高まるでしょう。
それに対してこの国の働き方改革は追いつくのでしょうか?
そこに対して僕らが提供するサービスが、
こんな社会課題と、プロダクトの文脈になるわけです。
どうやって?(HOW)
シェアリングプラットフォームと言ってますが、
昨今よくあるベビーシッターのマッチングサイトや、スタートアップで言えば
助太刀さんや、
タイミーさんや、
シューマツワーカーさんや、
CBクラウドさんのように、
従来だと人を介してコストをかけて仲介していた需要と供給を、
デジタル化することでオープンにマッチングできるような仕組み。
それを作っています。
2019年12月のローンチから1年と数ヶ月、あまり広告費をかけずにコツコツとコロナの煽りを食らいながらもPMFに向けてホフク前進してきました。
タイミングとして、今回2021年4月にクローズしたプレAファイナンスの資金をもとに、カスタマーサクセスやUIUXデザイナー、エンジニアを増員して、アクセルをふかして行こうとしている所です。
今はエンジニアが3名、
ビジネスサイドが僕と役員でもう1人。
あとは業務委託のデザイナー、動画編集、ライター、マーケター合わせて、
10人程度が全員フルリモートで活動しています。
本社は大阪ですが、実はマッチングの大半は都内で発生してたり、エンジニアも全員東京なので、今回の調達を機に渋谷のANOBASHOに入居しました(東京支店登記済み!)。
なんでやってるのか?なんで始めたのか?(WHY)
いろんなインタビューとかで聞かれますが、
歯科衛生士が好きな時間に好きな場所で働けるプラットフォームを構築。業界の改革に挑戦する起業家
ぶっちゃけ困ってる人がいたから。
とか、
なんかチャンスありそうで面白そうだったから。
ぐらいしか本当に出てきません。
(法人成の前後で書いた note に詳しく書いてます
なぜHANOWAを始めたのか? )
まぁでも、
2016年から歯医者さんの採用のお手伝いしてて、
2019年に会社にして、プロダクトローンチして1年半経って、2回の資金調達を経て、
今またなんでやってるのか?
を、改めて内省すると、
ここを突き破ると社会に対するインパクトが絶対デカいって分かってるから
だと思います。
上述の様に、この国は今後も高齢化が進むなか、
1人でも多くの医療人材の人手が必要です。
資格を持ってるのに働けない、働かないのも『働き方改革』が遅々として進まない、医療現場の課題です。
一般的な企業では勤怠管理や経費生産やアポイント調整、シフト管理など、どんどんデジタル化が進みますが、驚くべきことに医療現場ではまだまだシフト表やアポイント帳、経理も"紙"で院長先生が夜の22時から事務作業を始めたりすることがザラにあります。
テクノロジーでより良くできる"余幅"がデカいわけです。
さらに、
HANOWAの祖業として一番初めに着手した"歯科衛生士"のマッチング。
多くの人は歯科衛生士と歯科助手の違いも分からないかも知れませんが、
この歯科衛生士ってこれから凄いポテンシャルを持った職業です。
認知症も、
認知症の原因物質 歯周病によって蓄積する仕組みを解明
https://www.asahi.com/articles/ASNB544G9NB5TIPE003.html
糖尿病も、
歯周病は糖尿病の合併症 運動療法は歯周病も改善することが判明 運動で脂肪肝や歯周病に対策できる
https://dm-net.co.jp/calendar/2021/035776.php
これらの医療費のかさむ疾患、実は歯科衛生士が提供する3ヶ月に1回の歯科メンテナンスで予防しうることが昨今の研究で分かって来ました。
この日本の中で歯科の定期検診に行かない人の方が9割なので、
感覚的に理解できる人はとても少ないと思いますが、
歯のメンテナンスに3ヶ月に1回生き続けている人は、
生涯の医療費が安くなる統計もきっちり出ています。
と言うことで、
- 課題の山積した業界でデジタル化出来る"余幅"がたっぷりある
- 医療の問題を根本的に解決しうる"予防"の最前線が実は"歯科"
この2つが僕が、
「ここを突き破ると社会に対するインパクトがデカいと分かってる」
理由でもあり、
この山(=医療のDX山)を登ることを人生をかけて楽しんでいる理由です。
もちろん、スタートアップにjoinして、SOを持って、
IPOと同時に億万長者というのも、収入面で夢のある話しではもちろんあるのですが、
僕自身が結構なビジョンドリブンな人間でもあるので、
せっかくやるなら、差分の大きいことがやりたい
というのがあります。
自分が関わったことで、社会に対して大きな差分を生み出すことができる。
そこに魅力や共感を覚えてもらえるなら、
ぜひそんなあなたと一緒に働きたいです。
長い自己紹介と、wantedly初エントリーにお付き合い頂いてありがとうございます。
では
あらい