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「自分の“得意”を存分に発揮できる環境」|青島卓也/KitchenBASEメンバー紹介【後編】

5月に入社し、sentoenでセールスを担当する青島卓也さん。これまでの経歴を聞きました。

「大学を卒業してサンディエゴでIT企業を立ち上げました。でも、考えなしに進めたんですぐにお金がなくなってしまって(笑)。それから就職したりもしたんですが、やっぱりまだ海外で働きたくて友人に誘われてジンバブエに行ったんです。そこで車の事業を立ち上げたら大当たり!」

波に乗った青島さんは、さらに現地で需要が高いと聞いたタバコ栽培の事業をスタートします。

「でも、これが本当に一筋縄ではいかなくて、農業のノウハウもわからないし、従業員に肥料を盗まれたり取引先に騙されたりと散々な目にあった。もう自分は起業に向いてないんだと悟りました」

異国の地での起業に限界を感じ、アメリカのIT企業に就職。そこで開花したのがセールスの才能でした。

「最初はセールスって全然やりたくなかったんですけど、始めてみたらうまくいった。中国語と英語が話せることもあって現場では重宝されました。そこで気づいたんですよね、僕は起業が好きだけど、必ずしも好きなことが得意なこととは限らない。逆に好きじゃない、と自分が思い込んでいるものの中にも得意は隠れているんだなって。
僕は今でもセールスが正直、好きじゃない。でも得意なんです。好きなものと得意なものって違うから、自分のできることでしっかり結果を残せればいいと思います。僕は会社のバリューや、メンバーみんなで作りあげたサービスを顧客にきちんと伝えられる自信があるので」

得意な分野で成績を残せるようになり、一気に仕事は上向きに。それでも青島さんの心の片隅に残っていた起業家魂が、キッチンベース入社のきっかけになりました。

「前職は大手でしたし、ある意味、勇気のいる転職ではありました。それでもsentoenに入社したのは、ベンチャーで作り上げていくことの面白さ、日本ではまだまだ未開拓のクラウドキッチンというジャンルの奥深さに惹かれたから」


入社して三ヶ月。今後どのように働いていきたいと考えているのでしょうか?

「今は中目黒店、新宿神楽坂店(2020年9月オープン予定)の2店舗ですが、ミシュランを獲得しているような高級料理を扱うお店にテナントとして入っていただいて、高級料理に特化したデリバリーなんかを始めても面白いのかなって。なかなか普段は食べられないものをデリバリーでいただくっていうのも良いですよね。でもこれはあくまで1つの例で、あれもやってみたい、こんなこともやってみたい、といろいろな想像が広がるのがキッチンベースという場所だし、sentoenという会社なんです」

クリエイティブでいられる場所、キッチンベース。青島さんは自分にないものを持っている人と一緒に働きたいという。

「僕はどちらかというとテキトーな人間なので、僕ができないことや知らないことができる人を側で見ていたいですね。チームって誰かの不得意を誰かの得意で埋められるような相補関係のバランスが大事。何もかもうまくできる必要はない。自分の得意を見極めて、それを存分に発揮できる環境がここには揃っているのかなと思います」


『挑戦』というフレーズは好きじゃない、と話す青島さん。

「別に挑戦ってほど大袈裟にしなくても、やりたいことがあるならやってみればいい。そしてその『やりたいこと』を叶えるための可能性、広いキャパがsentoenにはあるんですよね」

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