リィで働くATYな社員インタビュー企画第二弾!関東エリアに勤務する林に話を聞きました。本人が経緯や思いをまとめてくれましたので、ぜひご覧ください!
-前提として
2022年12月から産休をとり2023年1月に男児出産、そのまま育休に入り、2024年5月に復帰しました。
前提として私は「働くのが好き」です。特にリィに転職してからは、本当に毎日楽しく仕事をしていました。人と関わることが大好きで子どもたちや保護者の方、スタジオのコーチたち、訪問先のスタッフの方々など毎日たくさんの人と関わりながら過ごしてきました。
そんな仕事好きの私ですが、産休・育休をとって子育てに専念する時間をもらって本当によかったです。息子とのかけがえのない時間は自分の視野を広げてくれました。今後の仕事にもきっと活かすことができるはずです。
妊娠・出産・育児においては悩みや不安、喜びや幸せなどたくさんの感情がありましたが、今回は「不安に感じたこと」と「その不安をどう払拭したか」ということをベースにまとめました。
妊娠〜産休まで
-そもそも、福祉施設で産育休ってとれるの?
人員配置基準が明確に決められている児童発達支援事業所で産休や育休を取ることができるのか。当時のリィで産育休をとったスタッフはいないと聞いていたので、場合によっては退職せざるを得ないかもしれない...と思っていました。
私自身は「リィにもどりたい」という気持ちが強くあり、「可能なら産育休をとりたいです。」と上長に希望を伝えました。後日、労務チームから「もどってきてイイよ!」という私にとって1番欲しかった言葉をいただきました。退職や休職という形ではなく、産育休を取得できることになりました。月並みですがとても嬉しかったです。
-妊婦でもスタジオ勤務が務まるの?
次に感じた不安は「妊婦でもスタジオ勤務が務まるのか」という不安でした。リィは子どもたちと元気いっぱい運動をする施設。その中で体を充分に動かせない妊婦は他のコーチたちの足枷になってしまうのでは...という不安です。結果的に私はお腹が大きくなるまでスタジオで働くことができました。
スタジオで勤務を続けることができたのは上長たちとの定期的な面談で不安なことを伝えたり状況を確認したりできたこと、そして何よりも一緒に働くスタジオコーチたちが毎日体調を気遣ってくれたおかげです。
シフト関係では連続して支援に入ることのないように配慮してもらったり、元気な年長さんへの支援は外してもらったりとかなり融通をきかせてもらいました。また、支援中はボルダリングの補助や用具の準備などを手伝ってもらいました。本当にありがたかったです。
あゆみさん(代表)からは「お互いさまだから無理なくやろう」というメッセージをいただきました。2人のお子さんを育てているあゆみさんだからこそ言える言葉だと思います。とても心強かったです。
妊娠中は「自分にもできることを探して動くこと」を常に意識しました。少しでもスタジオの支持率を上げたい(サービスを届ける子どもたちを増やしたい)という思いでした。後日談になりますが、その月の所属スタジオの支持率が全スタジオで3位以内に入ったと聞きました。微力ではありますが私のしていたこともプラスになったことがわかり、やって良かったと心から思いました。
▲スタジオのメンバーからお守りや色紙をいただいた最終出勤日。
-手続きはスムーズにできるの?
出産時にもらえる各手当に関しては自分でも調べて、あらかじめ前の職場に離職票を依頼したり、申請書をダウンロードしたりしました。手続き関連はリィの持ち味「スピード感」があり、自分で調べてわからなかったことも問い合わせるとすぐに教えてもらうことができました。そのため手続き関連で不安に感じたことは一度もありません。
出産〜育休中
予定日よりも1ヶ月早く帝王切開で出産しました。母子ともに健康でした。
▲産まれた我が子。2950g。想像以上にちっちゃくて驚きました。
妊娠中から定期的に面談をしてくださっていた、事業部長(当時)のカナさんがずっとおっしゃっていた「出産は何があるかわからないから、おめでとうは無事に生まれてから」という言葉を噛み締めました。いろんな方からお祝いの言葉をいただきました。カナさんから「おめでとう」と言われたときは、「ついに言ってもらえた!」と思い、嬉しかったです(笑)
-「仕事をしていない」自分に焦る
育休中の毎日は、自分でもびっくりするくらいあっという間に過ぎていきました。息子と一緒に遊んで、授乳をして、おむつを取り替えて。息子が寝ているときは自分も仮眠をとったり、洗濯物を干したりして、自分のご飯をかきこんで、息子が起きたらご飯を作って食べさせて。そんなこんなで気が付いたらもう夕方になっています。1日を思い返してみても特に何もしていないような気がするのですが、時間は過ぎていき、とにかくもう夜なのです(笑)
育休中の私の頭の中には常にネガティブモードとポジティブモードの二人の自分がいました。
ネガティブモードのときには「『仕事をしていない』自分に焦り」を感じていました。「今日もまた何もできなかった。」と反省の日々でした。仕事をしていないことで社会から切り離されてしまったような感覚がありました。
ポジティブモードのときは「人をひとり育てているんだから、何もしていないなんてことはない。自分を誇りに思っていいんだ!」と晴々と思えるのですが、夜になるとどうしてもネガティブモードになってしまうことが多かったです。
このとき感じた不安は夫が払拭してくれました。ネガティブモードの時の気持ちを夫に伝えてみると「仕事をしている方が見通しをもてるし、極端にいうとやることがいつもほぼ一緒だからラクだよ。育児の方がわからないことだらけで大変だよ。息子をすくすく元気に育てているゆきちゃんが、『何もしていない』なんてことないよ。」と言ってくれました。
その言葉のおかげでネガティブモードからポジティブモードに切り替えることができました。産後鬱になってしまうママさんたちもいる中、私は夫に恵まれたなと思います。
育休からの復帰
約1年半、産休・育休をとったことで息子の成長を誰よりも近くでみることができて幸せでした。
子育てをしながら、リィに来る子どもたちの後ろにいる保護者の方々のことを思うこともありました。保護者の方々が子どもたちをどれほど大切にしてきたかということが身に染みてわかりました。そんな大切な子どもたちをスタジオに預けてくれるのだから、私たちができる最大のサービスを届けなければならないとあらためて感じました。
▲ いつもニコニコの息子1歳1ヶ月。癒されます。
復帰してからは時短勤務ということもあり、価値発揮しきれているのか考えてしまうこともありますが、保護者の方々とのお話に実体験を込めることができたり、逆にアドバイスをもらったりと、良い面がたくさんあります。メンバーが理解してサポートしてくれるところも、産休前と変わらず安心感があります。
今はとにかく体力勝負。大好きな支援でたくさん動き、息子とも一緒に走り回っています!かつてはMore Playful ! の要素が強かったですが、今はMore Healthy ! かな!
リィにも子育てをしながら働く先輩ママさんたちがたくさんいます。困ったことや不安なことはいつでも相談できる安心感があります。私もその中の1人として「相談しやすい先輩ママコーチ」になりたいです!
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リィの育休の現状
実はリィ、現在のところ育休取得は男性の数が女性を上回っています。育休を経て現場復帰した男性社員の話も掲載を予定していますので、ご期待ください!