Wantedly経由での募集で採用したRadineerインターン生の1期生に当たる、迫川くん。
今年の3月でRadineerのインターンを卒業した彼に、改めてRadineerに来るまでにどういう経緯で学生インターンを始めたのか、Radineerでインターンをする中でどんなことを感じ、学んだのでしょうか…。
そもそも、スタートアップでのインターンを探していた理由って?
大学の友人が、同じようなインターンシップで「Webマーケティング」の業務をやっている、ということを耳にしたことが最初のきっかけですかね。
ただ、Webマーケティングやインターンシップに興味はあったんですが、どうにも周囲にはその友人以外に取り組んでいる人がいなかったので、Wantedlyを見つけるまでは少し苦労しましたね…。
あと、自分は休学をしていたので就職活動における他の人との差別化もできるかな…なんて思いもありました。
なぜ、休学をしていたの?
休学をしていたのは「留学」に行きたかったからなんです。
中高生の時に英語が得意だな、と感じたことをきっかけに、大学でも国際関係の学部に進学しました。
ただ、そんな熱量も大学に入学すると少し冷めてしまって…。
大学が実施する留学プログラムに交換留学生として参加するには、全然成績が足りなかったんです。
そこで、1年間休学することでお金を貯めて、留学に真剣に向き合うことにしました。
親にもかなり反対されたんですが、そこは涙ながらになんとか説得しました…!
そして、半年間の休学期間で留学費用を80万円近く貯金することに成功したんですが…。
コロナウィルスの感染が始まってしまったんですよね…
はい。
僕の予定していたカナダへの渡航も当然禁止されてしまい、留学を断念せざるを得なくなってしまいました。
今まで熱量を注いでいたものが突然無くなってしまい、正直途方に暮れましたね…。
ただ、就職活動でも留学の話をメインにしようと考えていたので、「何か代わりになる経験を見つけなきゃ…」と少しずつ切り替えていきました。
そんな中で、先ほどの友人にWebマーケティングのインターンの話を聞いて、前に進み始めたんです。
Wantedlyにはいろんな企業があると思うんですが、なぜRadineerにしたんですか?
実は、Radineerの前にも1社だけ面接を受けていたんですね。
そこも確か「Webマーケティング」に関するインターンのはずだったと思うんですが、面接が始まってみるとどうやら「営業」のインターンだったみたいで。
営業について全然準備していなかった僕は、面接担当者に激詰めされてしまって…笑
最終的には「そんな覚悟で来られても困りますので結構です」と一方的に面談を打ち切られてしまいました。
今でこそ笑い話にできますが、1社目の面接がこんな感じだったのでRadineerの面接もぶっちゃけめちゃくちゃ怖かったです笑。
ただ、そんな中でRadineerの面接ではしっかりとWebマーケティングに関する僕の考えに耳を傾けてくれて、自分の思っていた「ベンチャー企業」のイメージがいい意味で覆されました。
あまりにもラフな面接だったので、まさかあの時担当してくれた方が代表だと後から知った時にはビックリしましたよ笑。
あとは、募集に使われている画像ですかね。
自分はキラキラしているみんなが想像するような「ベンチャー」の雰囲気がとても苦手だな…と思っていたので、写真から感じる「実家感」「アットホームさ」に魅力を感じました。
そんな中で「フルリモート」で勤務が始まりましたが、手応えはどうでしたか?
そうですね、最初の方はやっぱりコミュニケーション不足が大きいなぁ…と感じましたね。
Web会議ツールで繋げてもらって、必要な時に業務に関する質問をする、という形を取って頂いたのですが、なかなか難しかったですね…。
そもそも何を質問すればいいのかも分からない状況だったり、雑談ができないことで社員の皆さんとの仲も深めることができず、それが原因でより一層質問しづらく…といった負のスパイラルに入りかけたこともありました。
そんな中、このままじゃマズイな…と危機感を感じ、始業と終業のタイミングに積極的に社員の方々と雑談をするようにしてみたんです。
お忙しい中で難しい状況だったとは思うんですが、共通の趣味であるプロ野球や地元の話などをさせていただくことで、なんとか「Radineerに参画しているメンバー」として少しずつ存在感を出せるようになっていった気がしました。
そんな流れで社員の方々と雑談ができるような関係性を作れたことによって、「聞くまでもないかな…」と判断して自分一人で考え込むこともかなり少なくなり、業務の効率も結果としてかなり向上した感じがします。
インターンとして働く中で、特に印象深い業務はありましたか?
やっぱり、新規事業として社内でYouTubeチャンネルを立ち上げ、運用まで軌道に乗せたことですかね。
どちらかといえば、今までは「指示が与えられた仕事をこなしていく」といった意味合いが強かったように感じていましたが、本当に「0から何かを作り上げ、それを軌道に乗せていく」ということに取り組むことは人生を通してもそんなに経験のあることではなかったです。
右も左も分からない中で、自分なりに「正しい」と考える指標や仕組みづくりを考案し、それを前に進めていくことはとてつもない難しさがありましたね…。
中でも、動画の編集者さんなどの外部で協力してくれている方とのコミュニケーションにはかなり苦労した記憶があります。
自分の中では「こういうふうに伝えたつもり」でも、全く違った形で伝わっており、それによって成果物に大きな違いが出る…そんなことが起きるたびに自分の中で悔しさを感じていました。
自分の認識と他人の認識をすり合わせることの難しさ、さまざまなバックボーンを持つ人が世界には存在している…頭ではなんとなく理解していたことを実践を通じて経験することができたのは、自分自身の大きな成長につながったように思います。
結果として、卒業を迎える3月までに「YouTubeの収益化実現する」という大きな目標を達成し、RadineerのYouTubeチャンネル運営事業は僕がいなくても円滑にワークするまでに安定させることができました。
自分だけの力ではないことは重々承知していますが、それでも自分の多くの力がこの事業の発展に寄与できたと思うと、インターンに参加した意義があったのかな、と思いますね。
インターンとして働く中で、嬉しかった出来事はありますか?
そうですね、さっきのYouTube事業の成功もそうなんですが、実は途中で時給Upしてもらってるんですよね。
今までいろんなアルバイトを経験してきましたが、時給が上がった経験もなく、なかなか目に見えて「評価されている」と感じられることは少なかったんです。
そんな中で、面と向かって「迫川くんの稼働を評価しているから時給を上げたい」と言ってもらえたのは、すごく嬉しかったのを覚えています。
最後に、Radineerで働くインターン生に向けてメッセージをお願いします
最初にも言った通り、僕はどちらかとえいばみなさんがイメージするようなキラキラした「ベンチャー」は少し苦手意識を持っていました。
雰囲気ももちろんですが、「成長」と称してインターンを崖から突き落として這い上がってくるような育て方をしているようなイメージだったからです。
もちろん、そう言った形で成長できる人も一定いるとは思うんですが、僕にはそれが向いていませんでした。
ただ、実際に短い期間で大きく成長するためには、多少の厳しさや自分で考えながら動くことは求められることも事実だと思うんですね。
そんな中で、Radineerはある程度の自発性と目標へのコミットを求めながらも、その過程で必要なサポートを「答えを与えすぎない程度に」やってくれたことが、僕が大変な新規事業を進めながらも短期間で成長できた理由なのかな、と感じます。
右も左もわからないまま放置されてしまっては身動きが取れないし、かといって「答えはこれです」と与えられてしまっても、大きな成長は得られない…。
そう言った意味で、いろんな背景を持った学生インターンを大きく成長させてくれる場として、Radineerに出会えてよかったなぁと思っています。
新型コロナの影響で本来やりたかった「留学」という夢を断念し、学生インターンとしてRadineerの門戸を叩くことになった迫川くん。
当時メインでコミュニケーションを取っていた私も、フルリモートでどうなることか…と思ったのを覚えています。
そんな中で、しっかりと自分自身の成長を実現し、新規事業の立ち上げと数値目標の達成まで実現してしまった迫川くんの成長には驚かされました。
今後、Radineerに迎え入れるインターン生も迫川くんに負けないような活躍をしてくれるように、一生懸命サポートしていければと思います!