今回の出張先は、福岡。 数年前からご縁がありながら、なかなか直接お会いできていなかった方と、ようやく祝杯を挙げることができました。
当時、その方は本当に本当にお忙しい日々を送られていました。 転職への焦りもありましたが、それ以上に目の前の仕事に全力で、余裕がないほどに消耗されていたのが印象に残っています。
そんな状況だからこそ、私はあえてこうお伝えしました。 「今は、無理に急がなくていいですよ」
最終的に、私がご紹介した企業とは別の企業を選ばれました。 それでも、面接対策や条件交渉のアドバイスなど、私たちは変わらずに対話を続けました。
今回、久しぶりにお会いして当時のことをお話しする中で、その方がふと漏らされた言葉が印象的でした。 「あの時、急かされる感覚が一切なかったから、自分のペースで納得して道を選べた」と。
転職エージェントという立場であれば、本来は決断を促すことが正解かもしれません。 けれど、目先の数字のために急かすのではなく、その人が「自分で決めた」という実感を何より大切にしたい。 そのスタンスが信頼に繋がり、結果としてこうして今も良い関係が続いているのだと、改めて実感しました。
現在、その方は現職で目覚ましい活躍をされています。 ずっと夢だったキャリアに向けて新たな試験に挑戦されるなど、未来を語ってくださいました。
「これからも、親身になることをぶらさず、目の前の人に寄り添い続けてほしい」
そんな言葉を交わし、最後は固く握手をして別れました。 その手の温もりに、この仕事を続けてきて良かったと、心から思えた時間でした。
転職は「ゴール」ではなく「スタート」。 数年後に再会し、人生の続きを共に喜べること。 その積み重ねが、この仕事の本当の価値なのだと思います。
これからのさらなる挑戦を、心から応援しています!