恵和ビジネスの中の人を紹介していくシリーズ。第4回は、札幌本社ビル地下にある社員食堂を運営されている木次玖美子さんにお話を伺います。
今日はよろしくお願いします。どのようなご縁で恵和ビジネスの社員食堂に携わることになったのか教えてください。
34年間すすきので小料理屋を営んでおりました。そこを今の渡辺相談役や他の役員の方々にも接待でよく利用していただいていたのですが、お店を辞めようと考えていて。そんなとき、相談役に「社員食堂をやってみない?」と誘われて、思い切って快諾をしてから今に至ります。
13年前に社員食堂を始めたばかりの頃は従業員の皆さんにメニューについてアンケートを取ってみたり試行錯誤の日々が続きました。それが今では食事の好みをある程度把握できるくらいには、日々従業員の皆さんとコミュニケーションを取りながら楽しく働けています。
(写真:小鉢のメニューも、栄養バランスが整うように真剣に考えてくださっているそう)
木次さんの一日のお仕事について教えてください。
月曜日から金曜日まで食堂を営業しているので、毎日8時10分頃までに野菜が入った重たい荷物を持って出勤します。11時半くらいには早い方が食堂にいらっしゃるのでそれまでに準備をして、一人で注文受け、料理の仕上げ、提供、食器洗いをしつつ15時くらいまでには全ての片付けを終えて翌日の仕入れにスーパーやお肉屋さんへ行くルーティンです。
メニューはAとBの二種類をご用意していて、副菜を12種類の中から2種類とその他にサラダも付きます。一人暮らしをされていたり若い従業員の方も多いのであったかい家庭料理を提供できるように心がけています。
社員食堂をやっていて嬉しかった出来事や大変だった事を教えてください。
やっぱり朝出社したら「おはようございます」とあいさつをしてくれたり、孫みたいな若い子たちが声をかけてくれたりしてパワーをもらえるのは、この仕事ならではの喜びですね。お洒落な方も多いので「爪綺麗ですね」と声をかけたら、マニキュアをプレゼントしてくれた事もありました。本当にいい人が多くて私は恵和ビジネスが大好きなんです。
(写真:社員との会話を楽しみながら、皆の様子を観察してくださっている木次さん)
今年はコロナ禍で食堂も緊急事態宣言下で二週間程お休みしていたことがあったのですが、その時には本当に何をしたらいいのかわからないくらいでした。毎日恵和ビジネスの厨房に立つ日々だったので、自分は料理を作ることが好きだしこの仕事が大好きだなと痛感しました。
最後に木次さんのおすすめメニューを教えてください。
鯖の味噌煮とカレーが私の十八番なのでおすすめです!鯖の味噌煮は美味しい鯖を仕入れていますし、味付けにも自信があります。カレーは隠し味に生姜など沢山のスパイスを加えて圧力鍋で5時間煮込んでいるのでコクのある味わいです。
編集後記
※実際に十八番のカレーを食べてみました!この日は牛すね肉のカレーライスだったのですが牛すね肉がほろほろでとても美味しかったです。お昼の一品のために、5時間もかけて下ごしらえをされていることは知りませんでした。社員のことをいつも考えて楽しく働いている木次さんの姿は、とても刺激的で素敵でした。木次さん、これからもよろしくお願いします!(森田)