#25:楽しみながら「領域展開」しよう
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毎週コラムを書いているのでAIに書かせているのでは。という疑惑があるかもしれません。その疑惑に反して毎回自分で書いています。ただし、校正はAIにお任せしています。先週のコラムも社外向けとしてはちょっと書きすぎのところがあったようで、AIにばっさり削られてしまいました。文をつなぐうえで重要な箇所だったので復活させてと頼んだら、表現を柔らかめにしてつないでくれました。
私のコラムではこのようにAIを活用しているのですが、最終的なチェックとレイアウトは広報の方に行ってもらっています。文脈にふさわしい写真を選択をしてくれるのでおしゃれなページになっているし、私の気づかなかったミスを修正してくれるのでとても助かっています。今週はその広報の方が2週間のリフレッシュ休暇です。私がぎりぎりに原稿をあげるのでいつも大変だと思う。ここでゆっくりとリフレッシュしてもらいたいです。休暇期間中はコラムがリリースされてから初めて目にするので新鮮なのでは。まさか自分のことが書かれているとは、とびっくりしていると思います。ちょっとしたサプライズです。
当社は今まで外部へのコラムをリリースすることは行っていなかったので、まさか自分がWEBページに文章をレイアウトするような仕事をするとは思っていなかったでしょう。会社が色々なことにチャレンジすることで、社員が様々なスキルを身につける機会が増えてきてよいのではと思っています。このコラムシリーズでも幾度か書いていますが、当社は業容の拡大を目指しています。そのためには、限られた人員・時間でより大きな成果を生み出していくことが不可欠です。その基盤となるのが、社員一人ひとりが「多能工」として活躍できる状態だと考えています。「多能工」だと古いので、今でいうと「マルチタレント」かな。
「マルチタレント」を目指して様々なスキルを身に付ければ、担当できる仕事の幅が広がります。さらに、スキルを持つ人材同士の相乗効果によって、同じ人数でもより大きなアウトプットが実現できます。結果として、自身の活躍領域が広がり、より高いレベルへとステップアップできるのです。
私が社長に就任した当初、管理職の方々はソフトウェア開発マネジメントの能力は高いものの、それ以外のマネジメント力は強化が必要だと感じていました。プロジェクトマネージャは優秀でも、いわゆるラインマネージャが育っていない——そんな状況でした。
そこで私はすぐに、ユニット長のもとに複数のプロジェクトを走らせる大部屋型の組織から、本部長―部長―課長―課長代理・主任というラインマネジメントを主軸にした組織への改革に着手し、各ポジションの役割の意識づけを行いました。管理職にはマネジメント力を強化する各研修を受講してもらい、当時専門部署が担っていた管理・チェック機能を各部門へ回帰させ、自部門内で統制を行う体制へと改めました。
例えば契約書については、自部門の管理職自身が隅々まで読み、理解した上で承認することを徹底しました。その結果、契約書の構造への理解やチェックの勘所などソフトウェア開発以外のマネジメントスキルも着実に向上したと感じています。
こうした話は少し堅く聞こえたかもしれません。しかし私が社員の皆さんに伝えたいことはとてもシンプルです。
楽しみながら「領域展開」しよう——ということです。
ここでいう「領域展開」は、「生得領域(=心象世界)を結界として現実空間に展開しそこに自分の術式を付与する」ことではありません。
自分や組織が担当できる 仕事・技術・役割の幅を広げること を意味しています。
ビジネスの世界でも、領域が広がれば「できること」が増えるだけでなく、意思決定の選択肢が増え、周囲から必要とされる場面も増えます。個々の領域展開は、結果として会社全体の競争力を高めることにもつながります。
以前のコラム「#09:“こうせい”をかける」でご紹介したとおり、当社では毎年多くの若手社員がCG-ARTS検定に挑戦し、全員が高得点で合格。三年連続で「文部科学大臣賞」を受賞することができました。これは若手社員が自主的に勉強会を企画し、持ち回りで先生役を担当するなど、楽しみながら学んだ結果です。
また「#11:“こうせい”をかける-1.0」で紹介した、巨大化した小越春花さんが新潟を走り回るCG映像が “潟ちゅーぶ” で放映された際には、制作に携わった社員が「この仕事は本当に楽しい」と語っていました。まさに、楽しみながらスキルを磨き、自身の領域を広げていった好例です。
何事にも興味を持ち、楽しんで取り組むことで、思いがけず新しい知識や経験を得られるものです。たとえばスマホがあれば、洋画をいつでも気軽に観ることができます。「英語を勉強しよう」と気負わなくても、「ちょっと映画でも観るか」という気持ちで自然と英語に触れられます。
「好きこそものの上手なれ」と言うように、面白いと思えることを日々のルーティンに取り入れれば、それは確実に成長の糧になります。
会社の業績は、社員ひとり一人のアウトプットの集合体です。皆さんのスキルアップは、間違いなく会社全体の成長に直結しています。大上段に構える必要はありません。「楽しそうだからやってみよう」という気持ちで、自分の担当領域を広げ、ステップアップ・キャリアアップにつなげてほしいと思います。
当社は今後も、社員一人ひとりの領域展開を後押しし、お客様に新しい価値を提供し続ける企業でありたいと考えています。変化が激しい時代だからこそ、個人の成長が組織の強さにつながり、その強さがまた新たな価値を生み出します。
そして最後に——
結界を張り、自分の得意領域に相手を招き入れ、磨いたスキルを必中させて成果を勝ち取る。そんな未来を、ぜひ一緒に創っていきましょう。
「領域展開!!」
※次号は3月16日(月)リリース予定です