男性の皆さんに質問です。料理や洗濯はされていますか?
私は料理も洗濯も好きなので、答えは「はい」です。新潟から東京へ移動する際には、新幹線の中で食べるお弁当を自分で作ることもありますし、洗濯もほぼ毎日行っています。
このような話をすると、意外に思われることがあります。家事は女性が担うものという固定観念が、今なお根強く残っているからかもしれません。しかし、家事という枠を超えて、それを職業として捉えると、料理人には男性が多く、クリーニング業界でも多くの男性が活躍しています。
さらに歴史的な視点で考えると、日本では古来より、農業・工業・商業のいずれの分野においても、男女の役割に大きな隔たりはなかったのではないでしょうか。
そう考えると、「仕事は男性、家事は女性」という考え方は、伝統的な価値観ではなく、戦後の高度経済成長期に男性中心の働き方が定着したことによる、比較的最近の風潮なのかもしれません。
新幹線移動時のお弁当。というよりビールのおつまみですね。当然、夜移動限定です。
経営者として、私は「この仕事は男性向き」「この業務は女性向き」といった固定観念に基づいて組織づくりをすることはありません。むしろ、社員一人ひとりの特性や強みを活かし、適材適所で能力を発揮していただくことが重要だと考えています。
現在、企業には男女の賃金差の開示が義務づけられています。これは非常に良い取り組みだと思います。当社のホームページにも、男女の賃金差異を掲載しております。2024年1月1日から12月31日までの期間において、男性を100%とした場合、女性は90%となっています。これは、男女それぞれの平均賃金の差をパーセンテージで表したものです。
現時点では、上位等級にいる人数が男性の方が多いため、平均賃金としては男性の方が高くなっています。ただし、同一等級・同一評価においては、男女間で賃金の差はありません。「男性だから」「女性だから」という理由で、業績評価や昇進・プロモーションに差が生じることがあってはならないというのが、当社の基本方針です。
そもそも、性別に関係なく成果を出している人を正当に評価し、より高い役職へと登用することは、会社の業績を向上させるためにも合理的です。
当社の男女比率は、男性86%、女性14%となっており、女性管理職の割合は6.8%です。この数字を見ると、まだまだ女性管理職の比率は低いと感じており、今後はさらに増やしていきたいと考えています。そうすればおのずと、当社の賃金格差の数字も男性100%女性100%となってきます。
「女性が管理職なんて」という考え方は、今の時代にはそぐわないと思います。当社の女性管理職も、自分の特長を活かし、素晴らしい成果を上げています。
社会全体を見ても、政界や産業界など、さまざまな分野で多くの女性が活躍しています。女性の皆さんには、そうした方々をロールモデルとして、自らの目標に据え、日々の仕事に邁進していただきたいと思います。
一方で、当社の男性のお話をします。
当社の男性社員における育児休業の取得率は、過去3年間で100%を維持してます。育児休業といってもほんの2~3日でしょと思うかもしれませんが、2024年の平均取得日数は105日となっています。また、9月25日(木)に社内で開催した「男性の育児参画支援セミナー」にも、多くの男性社員が参加しました。
盛況だった男性の育児参画支援セミナー
すでに「男は仕事、女は家庭」といった固定観念は、崩れつつあるのかもしれません。女性には女性の、男性には男性の特長があるので、それを活かして仕事でも家庭でも活躍すれば良いのです。
いや、むしろ「男女の特長」というよりも、「個人の特長」と言った方がしっくりくるかもしれません。社員一人ひとりの多様性が広がれば、会社の事業領域も広がり、将来に向けてさらなる発展が期待できるでしょう。
女性社員も男性社員も、それぞれの特長を十分に活かしながら、前向きに会社生活を楽しんでほしい。それが私の願いです。
※次回は10月13日(月)にリリースします。