こんにちは。株式会社アズユニでVPoEを務める奈良亮耶です。
私は就職活動を通して幾つかの会社から内定をいただき、新卒でソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを歩むつもりでいました。しかし、自身のキャリアややりたいことと向き合う中で、創業初期から業務委託として携わっていたアズユニが最も面白い場所だと判断して、2025年の10月にVPoEとして正式入社しました。この記事では、なぜ私がアズユニを選んだのか、そしてここで何を実現したいのかを書きます。
自己紹介
私は在学中、学内外の活動で様々な技術プロジェクトに関わってきました。2022年度の未踏IT人材発掘・育成事業では麻雀プロのためのAI牌譜解析ツールの開発に取り組み、経済産業省からスーパークリエータ認定を受けました。加えて、ソフトウェアエンジニアとしての実務型インターンシップに多数参加し、日本トップレベルのIT企業の技術スタックに触れてきました。また、大学では画像認識に関わる深層学習技術の研究に取り組み、国内外の学会で研究発表を行ってきました。
そんな私が今技術に求めているのは、人のため、社会のために構造的な問題を解く力です。技術を自分のための道具として使うのではなく、他人や社会の課題を解くための武器として使いたい。そのうえで、個人技ではなく、組織としてどう戦うかまで設計したい。私の関心は、次第にそこへ寄っていきました。
なぜアズユニなのか
アズユニには、個人の強さと組織の方向性が両立できていることが非常に魅力的な組織だと思っています。アズユニのメンバーは、CEOの松本・COOの山室をはじめとして、それぞれが絶妙に異なる問題意識や目標を持っています。しかし、ただ好き勝手に動いているわけではありません。互いの思想や仕事を尊重しながら、最終的には同じ方向へ収束していく。その緊張感と一体感の両方がある組織だと思いました。個人のエゴを消すのではなく、高いレベルで持ち込んだまま事業に接続できる環境だと感じたことが、入社を決めた理由のひとつです。
アズユニが取り組んでいること
アズユニは、「人をどう評価するか」という難題に真正面から向き合っている会社です。
アズユニは、AI面接プラットフォーム「CaseMatch」を開発・運営しています。CaseMatchは、候補者向けにはAI面接を通じて実力を可視化するプラットフォームであり、企業向けには一次選考やスクリーニングを効率化し、スカウト・マッチングまで支援するサービスです。Casematchは2024年度未踏アドバンスト事業の開発成果で、公開から1年ですでに1万人以上の求職者が登録し、すでに70社以上に導入していただいております。
私たちが解きたいのは、面接業務の効率化ではなく、採用における評価コストそのものです。採用担当者は、限られた時間の中で候補者のジョブパフォーマンスを見極めなければならない。一方で候補者は、短い面接時間の中で本来の実力を十分に伝え切れるとは限らない。結果として、採用は属人的になり、再現性は低くなり、コストは高くなる。これは単に「面接が大変」という話ではありません。いまの社会は、人を評価することそのもののコストが高すぎる構造になっている。その問題を放置したままでは、採用の質は上がりません
CaseMatchの価値は、AIで面接を置き換えることではなく、評価の仕組みを作り変えることにあります。履歴書や職務経歴書で見えるのは、過去の経歴や表面的な情報が中心です。しかし、本当に知りたいのは、その人がどんな思考をし、どのように課題を捉え、どの環境で成果を出せるのかということです。だから私たちは、単なる面接自動化ツールを作っているわけではありません。採用プロセス全体を再設計し、人と仕事をより正確につなぐための基盤を作ろうとしている。そのテーマの大きさに、私は強く惹かれました。
アズユニが向き合う技術的なチャレンジ
この事業目標を達成するには、多くの技術的な障壁を乗り越える必要があります。まずコアとなるAI面接だけを見ても、低レイテンシ・高スケーラビリティな音声対話を実現する双方向通信、限られたターン数の中で候補者の能力を推定するための質問設計などのチャレンジングな課題に向き合う必要があります。
それだけでなく、CaseMatchはtoB SaaSとtoC Platformの両方の役割背負っている点でも複雑なプロダクトです。toB SaaSとしては、認証・権限・マルチテナント設計といった技術課題を乗り越える必要があります。一方でtoC Platformとしては、UX改善・SEO向上・グロース施策のためのデータ基盤といった取り組みが必要になります。そして、これら二つを分断せず、一つのプロダクトとして成立させる必要があります。まさに技術の総合格闘技です。
さらに、私たちが向き合っているHR業界のドメインの設計は、実装以上に構造理解が問われます。採用は、候補者、企業、求人、選考、評価、スカウト、推薦、内定承諾といった多数の概念が長い時間軸で複雑に絡み合う領域です。そのため、ドメインモデリングやDB設計を目先の要件だけで決めると、あとで高確率で破綻します。いま追加する概念が、将来どこまで責務を持ちうるのか、他の概念とどう接続されるのかを見ながら設計する必要がある。この難しさがあるからこそ、エンジニアとして挑戦する価値があると思っています。
責任を背負うことについて
これから価値を持つのは、「知っていること」より「背負って前に進められること」だと思っています。AIエージェントや生成AIの進化によって、「何ができるか」「何を知っているか」だけの価値は、以前より確実に下がりました。もちろん知識やスキルは必要です。しかし、それだけでは信用にならない。最終的に信用されるのは、これまで責任を持って仕事をやり遂げてきた実績が一番効いてくる世界になると思っています。
アズユニは、全員が目の前の仕事を自分ごととして背負うことを求められる環境です。役割の境界に閉じず、必要なら踏み込み、前に進めることが求められる。楽ではありませんが、その緊張感があるからこそ組織として前進できる。自分の背中を仲間に預けながら、自分が背負うべきものは逃げずに背負う。その前提で仕事ができることに、私は大きな意味があると思っています。
アズユニで実現したいこと
私がアズユニでやりたいのは、単発のプロダクト開発ではなく、思想と基盤が通ったプロダクト群・エンジニア集団を作ることです。日本のIT企業を見ていると、個々のプロダクトは良くても、プロダクト群としては分断されていることが少なくありません。優秀なエンジニアが集まっていても、技術知見もソフトウェア基盤もビジネスとしての設計も十分に接続されず、全体としての価値が増幅されていない。非常にもったいないことだと思っています。
強い会社は、個別最適ではなく、全体がオーケストレーションされています。共通の思想、共通のソフトウェア基盤の上に複数のプロダクトが乗り、それぞれが連動しながら価値を生み出していく。エンジニアは、プロダクトの思想を深いレベルで理解し、どのような設計で今のプロダクト群を成長させていくかを考える。そのような状態のほうが、事業としても技術としてもMOATを築き上げ、他社の追随を許さないものに仕上げていくことができます。私はアズユニで、今のCaseMatchを起点、評価・採用・マッチングに関わる複数の価値を接続し、構造として強いプロダクト群・エンジニア集団を作っていきたいと思っています。
一緒に働きませんか
アズユニは、難しい課題に本気で向き合いたい人にとって、非常にチャレンジングな環境です。顧客や社会の課題に表面的ではなく構造から向き合いたい。技術的に難しいテーマから逃げたくない。強い仲間と、本気で前に進みたい。そう思う人にとって、アズユニは非常に楽しい環境だと思います。
私は、ここでなら大きな課題に対して本気で賭けられると思っています。エンジニアはもちろん、ビジネスサイドでも、課題の本質に踏み込みたい人とぜひ話したいです。
少しでもアズユニに興味を持っていただけた方、ぜひ気軽にお話ししましょう。お会いできることを楽しみにしています!
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