◆プロフィール
中野 友博(なかの ともひろ)
2018年4月にWeb制作ディレクターとして活動を開始。ケタ違い株式会社に参画後、幅広い領域にてWeb制作ディレクション及びSEOコンサルティングを経験。2021年4月よりPdMとしても活動を開始。AI翻訳サービスを提供する事業会社のプロダクトマネジメント案件に参画し、社内での開発管理と改善提案・新規事業の立ち上げに従事。現在はアウトドア事業・写真集出版事業など新規事業の立ち上げ支援も担う。
学生時代からケタ違いに参画、そして独立
松久:独立するまでの経歴をお伺いしたいです。
中野:学生時代に川口さんのもとでインターンを始めて、卒業後は会社員になることなく独立をしました。インターンではクリニック関連やカーコーティング事業、農業メディアサイトなどのWeb制作ディレクション・SEOコンサルをやっていました。
松久:卒業してからすぐに独立されたんですね。
中野:そうですね、インターンを始めてから2,3年後には独立したという感じです。独立してからはキャリアを広げたいと思い、PdMとしてプロダクトマネジメント関連の案件を増やしていきました。
松久:独立は学生時代から考えていたのですか?
中野:そうですね。幸福の最大量を増やすことを常に意識していて。資本主義という社会の中で、自分と周りを幸せにしていくことを目指すのであればお金が必要。あればあるだけいいというのは語弊がありますが、大いに越したことはない。自分が一番お金を稼げる方法を考えたときに、起業して自分の会社を経営していくことに漠然とした憧れがありました。
最初はなんとなくだったのですが、ケタ違いで働く中で自分がやっていきたい分野は固まっていきましたね。
松久:会社員になって経験を積んでから独立という選択肢はなかったのですか?
中野:一度は考えたのですが、反射的になしだなと思いましたね。昔から、リスクを取っていかないとリターンは得られないと感じていて。リスクを取ることでプレッシャーが生まれて、パフォーマンスが上がっていく。インターンを通して培ったスキルはあったので、リスクはあれど独立するべきだなと思ってチャレンジしました。
松久:独立当初はどのように案件を獲得していったのですか?
中野:最初は地道にでしたね。インターンをしていた際にも細々ではありますが、個人営業で案件を獲得していて。独立をしたタイミングで、お仕事をしたことがある人からの紹介で今までより大きな案件をいただいたり、友人や川口さんからも紹介でお仕事をいただいたりしていました。地道に信用を獲得していったからこそ、人とのつながりの中で案件をいただくことが多かったですね。
松久:現在はどのような案件を抱えているのですか?
中野:現在はAI翻訳サービスの開発と音楽会社のアプリ開発を抱えています。あと、新規事業の立ち上げ支援もいくつかやっていて。アウトドアイベントの運営や、インフルエンサーをターゲットとした写真集の出版事業にも取り組んでいます。
代表と共通の知り合いがきっかけでケタ違いを知る
中野:ケタ違いにインターンとして関わることになったきっかけは?
松久:僕と川口さんに共通の知り合いがいて。その方から、
「知り合いにフロントエンドエンジニアいない?」
と話を聞いて、友人を紹介したことがつながりを持ったきっかけです。
しばらくして、独立に向けてスキルを学びたいと思い、川口さんに紹介した友人にケタ違いでのインターンについて聞いたところ、「Web制作をやっている」と聞きました。当時はWeb制作やサイト改善に興味があったので、友人経由でインターンを紹介していただくことになりました。そこから川口さんと顔合わせをした際に、自分のやりたいことや川口さんが求めていることをすり合わせして、
「じゃあインターンとしてやっていこうか」
と決まった感じです。
松久:未経験からどのような流れで現場に入っていったのですか?
中野:最初は川口さんからいくつか課題図書をいただいて。基本的なビジネススキルや用語を覚えつつ、1ヶ月後からはサブディレクターという形で少しずつ案件に入っていきました。数ヶ月経ったぐらいからは信頼をいただいて、ディレクターとして任せていただいたという感じです。
フリーランスとの働き方
松久:インターンからケタ違いで働いてきて感じることはありますか?
中野:それぞれの分野のスペシャリストが集まっているなと感じています。
たとえばSEOコンサルをしていく中でも、数年後にECサイトを作って別事業を展開していきたい、といったお客さんの将来的な要望まで応えられるだけのメンバーが揃っていて。チームで案件に取り組む姿勢が素晴らしいなと思います。
あとは無駄がない感じも好きで。僕の性格みたいなものなんですけど、自分が意思決定者でなかったり、ほぼ話さないミーティングには極力出たくないと思っていて。その点、ケタ違いは無駄を省こうという意識や時間当たりの単価を上げていこうという姿勢があるので共感しています。
松久:お仕事でフリーランスと関わることが多いと思うのですが、その際に意識していることはありますか?
中野:一緒に仕事をする人の時間を奪わないような気遣いは意識しています。
テキストベースのやり取りになるので、依頼や報告、共有などをテキストでわかりやすく伝えるために、たとえば一番先頭に報告なのか共有なのかをいれるとか。一意である文章にするとか。誤解を生まないために、相手に正しく自分のして欲しいことを伝えるようにしています。
あとは進行管理という側面で、タスクの期日は何日の何時までと細かい切り方をして、ハンドリングしていく意識はつきましたね。
松久:期日の切り方については川口さんから指摘された記憶があります...(笑)
中野:そうですよね~(笑)
関係構築は正しい知識から
松久:僕もインターンを始めた当初は課題図書をいただいて知識を得たのですが、現状はどのような方法でインプットすることが多いですか?
中野:メディアに関わっていない方でも感じているかもしれないですが、Web検索の質が下がっているなという感覚があって。
発信者が増えたことで情報の正しさが担保できなくなってきているので、媒体問わずなるべく新しいもの、その分野での権威や定評のある人からの情報をキャッチするようにしています。特にSNSなどでは間違った情報が流れていることも多いので、自分が信頼できる情報源から情報を取るようにしていますね。
あとは、共通認識としてみんな知っているだろうなという知識は抑えています。これはコミュニケーションと一緒だと思っていて。たとえば、ワンピースを読んでいたらその話題についていけるので、共通認識として話に参加できる。働く中でも一緒で、アイスブレイクや関係構築をするうえでメジャーなベストセラーの本を抑えておくことは大事かなと思います。
無駄を省き、時間単価を上げる
松久:仕事のモチベーションはどのように維持していますか?
中野:自分が楽しいと思えることのために、仕事を頑張るという感じですね。最近は釣りが好きなんですけど、そういった趣味に対しても投資していきたいなと思っていて。趣味を仕事にするというよりは、好きなことをするために仕事でしっかり稼ぐことがモチベーションです。
松久:なるほど。フリーランスとしてお金を稼ぐために大事にしていることはありますか?
中野:時間単価を上げるために、効率化していくことが大事だと思っていて。
たとえば、自分はほとんど話さない、議事録の確認だけで問題ないミーティングには出席しないという意思決定をして、その時間はほかのタスクにリソースを割く。人に任せられる部分はタスクを細分化して思い切って任せる。こういった意識を持っておくと、時間当たりの単価が上がって収入も上がっていくかなという感じです。
今後の目標
松久:今後の目標をお伺いしたいです。
中野:仕事を頑張りつつも、趣味にあてる時間を増やしていきたいです。あと、自分の家を持つという目標もあります。アパホテルの社長のセリフで、
「家を買うということは、地球のどこかに点を打つということ」
という格言があるんですけど、僕も地球のどこかに点を打ちたいですね。そこを拠点にして事業を広げながら自分の趣味の時間も増やしていく中で、最大幸福を実現していきたいです。
ケタ違い株式会社で活躍できる人物像
松久:中野さんが思う、ケタ違い株式会社で活躍できる人物像を教えていただきたいです。
中野:パッションがある人だと思っています。川口さんもそうですし、周りにいるメンバーにも共通することは総エネルギー量が多いこと。とにかくエネルギッシュで動きまくれるみたいな。結果や実績は後からついてくるので、まずはとにかく動けることが大事かなと思います。
松久:個人としてはどのような人と働きたいですか?
中野:ユーモアのある人ですかね。ユーモアがあって、かつ「No」といえる人。
基本的にイエスマンであることは楽な選択だと思っていて。たとえば、部下が社長を肯定することは簡単で、社長からしたら気分は良いけれど、それで間違った方向に進んでしまうことは往々にしてあるなと思っているので。自分より上の立場の人などに対して臆せず「No」といえる人。そういう人がいてくれれば、自分が間違った方向に進んでしまっているときも、一度立ち止まって考えられるのかなと思います。