こんにちは!アイデアプラス採用担当です。
今回話を聞いたのは、長野県松本市の松本オフィスで働く拠点責任者の中平(なかだいら)。松本オフィスの拠点責任者です。
携わる事業は、コワーキングスペース・33GAKU(サザンガク)の運営と、ここでフリーランスとして働くワーカーさんへの仕事の紹介・サポート。アイデアプラスの中でも異色の業務に、本社から離れた松本の地で携わる中平。その原動力は、裁量の大きい仕事を楽しむ姿勢とふるさとへ恩返しをしたいという強い想いにありました。
■プロフィール
長野県出身。静岡県の大学を卒業後、東京での就職を希望し、当時持っていた企業の内定を蹴って上京。カフェ店員として働いた後、Web系の会社を渡り歩く。2020年2月、アイデアプラスへ入社し、松本オフィスへ。休日はスポーツをして過ごすことが多く、趣味はスノーボード。
歯車の一部じゃなく、自分で意思決定ができる組織で働きたかった。
普段は松本オフィスで働いている中平さん。なかなかじっくりお話しする機会もなかったですよね。ということで、まずはアイデアプラスに入るまでの経歴を聞いてもいいですか?
松本に来る前は東京で働いていました。大学で情報系の勉強をしていたこともあり、スマホアプリの開発ディレクターやECサイトの運営ディレクターなどに従事していました。
転機は30歳になったこと。節目の年齢を迎えたこともあり、地元に帰って就職しようと思ったんです。実家に戻って家族を支えることはずっと考えていましたし、学生時代から憧れていた東京での生活にも大分慣れたので、ここがタイミングかなと。
松本でのUターン転職をされたんですね。数ある求人の中からアイデアプラスに応募したきっかけは何だったのでしょうか。
それまでは、いわゆる大手の会社で働いたことが多かったのですが、どの会社も分業制を敷いていて、歯車の一部のような感覚。自分の仕事の範囲が限られてしまっていたんです。
たとえば、開発ディレクターと言っても、アプリがゼロから誕生するまでの一部分しか携われない。関わる人も多いから、自分が「こうしたい」と思ってもなかなか叶えるのが難しいですし、やりがいも感じにくい。
だから次は、自分が一連の流れすべてに携わって意思決定をしていける職場がいいというのはずっと思っていましたね。アイデアプラスは決まった商品を売るのではなく、制作物やサービスを一から企画して提案できるので、ここなら自分のやりたいことができそう…と感じて応募しました。
Web業界での経験を積み、次は地元で…という想いから転職へ。熱い気持ちを持ったメンバーです。
入社直後に緊急事態宣言。託されたのは、松本オフィスの「すべて」。
元々松本オフィスには拠点責任者がいたので、2名体制になる予定でしたよね?
はい。松本オフィスはコワーキングスペース・33GAKUを運営しているのですが、外部の企業から業務の依頼を受けて、コワーキングスペースに働きに来るワーカーさんに仕事をつなぐというサポート事業も展開しています。拠点責任者が営業として外部の企業からの仕事を受注してきて、僕がディレクターという形でワーカーさんに仕事を振り分け、進行管理をすると聞いていました。
ところが、入社後すぐに新型コロナウイルスの流行が始まり、県をまたぐ移動を自粛するよう要請が出ました。拠点責任者は当時愛知から通っていたので、松本に出社できなくなってしまったんです。結果、入社1ヶ月で僕が拠点責任者を担うことになりました。彼がまったく来られないので、やらざるを得なかったというのが正直なところですが……。
1ヶ月!まだ引き継ぎも終わっていないくらいのタイミングだったのではないでしょうか。
33GAKU自体がスタートしたばかりで、これから本格的に稼働させていくところだったので、そこは大丈夫でした。ただ、先輩社員と一緒に相談しながら仕事を進めていく予定だったのに、まさかの1人。しかも責任者。営業も含め、33GAKUのすべてを担うことは、さすがに最初は不安でした。裁量が欲しくて転職したとは言え、右も左も分かっていないのに、と……。
拠点責任者って、具体的にどんなことをするんですか?
スペースとしての33GAKUの運営はもちろん、ワーカーさんへ依頼する仕事を受注してくる営業活動、その仕事をワーカーさんへ振り分けてスケジュールや内容の管理、ワーカーさんが働きやすい環境を整えるのも僕の仕事です。
ワーカーさんとのお仕事によって売上を立て、きちんと33GAKUの利益を出して事業を軌道に乗せていく ことがいちばんのミッションですね。
売上もすべて中平さんの肩にかかってくるとは…小さな会社の社長?と思うくらいの責任がありそうです。プレッシャーはありませんでしたか?
プレッシャーがなかったと言えば嘘になります。ただ、正直目の前の仕事に必死で、がむしゃらに走っていたら自ずと時間が経っていた…という感じです(笑)。次から次へとやることは生まれてくるので、立ち止まっている暇がない。元々責任感が強い方でもあるので、任されたらやり遂げたいという気持ちが強かったです。
あとはやっぱり、自分が判断して決めたことが上手く行ったら、その分しっかり売上に反映されるので、成果が目に見えるやりがいも大きいですね。
ワーカーさんの業務管理や指導・育成も担当。丁寧なコミュニケーションで、中平の周りに自然と人が集まります。
めざすのは、事業の柱づくり。一緒に働く仲間とともに、松本をもっと元気にしたい。
マネージャーとして今も走り続ける中平さん。困ったときや苦労を感じたとき、分かち合えるような人はいるのでしょうか。
もちろんです。責任者は僕一人ですが、運営を手伝ってくれているスタッフもいますし、利用者さんたちとの交流も、日々の楽しみになっています。
ワーカーさんは子育て中のママさんや主婦の方が多いと伺いました。
はい。実は、仕事をお任せしているワーカーさんのほとんどは子育て中のお母さんたちなんです。「時間に融通を効かせて働きたい」「子どもの面倒を見ながら働くのは大変…」という方でも、安心して仕事ができる環境を整えています。
ワーカーさんは協力的な方がとても多く、人手が足りない時にお休み希望を変更して出勤してくださる方や、短納期の案件が多い時期に在宅で土日に稼働してくださるような方も少なくありません。もちろんそうならないような状況を作れるのがいちばんなのですが、事務系の仕事では納期が短いことも多いので、そういった面で少し負担をかけてしまっていますが…。
みなさんお願いすると快く応じてくださるので、いつも本当に救われますし、励まされています。ワーカーさん達の支えもあって、ここまでやってこられたという気持ちでいっぱいです。
入社から2年ほど経ち、拠点責任者としての業務にも慣れてきたと思いますが、今後の目標はありますか?
より単価の高い案件を受け、ワーカーさんにきちんと収入が入り、それでいてみんなが無理なく楽しく働けるような体制を構築していくことが最大の目標です。今は少し無理な依頼を受けてワーカーさんに頑張っていただくことも多いですし、僕1人で全員の管理をするというのもやっぱり大変なので、事業の柱を立ててもっと業務を仕組み化していきたいんです。
特に力を入れているのは、人を育てること。松本では建築事務のニーズが多いので、それを受けられる体制づくりと専門知識を学べる環境づくりを進めています。僕1人ですべてをやるのではなく、マネジメントが得意な方に管理業務を少しずつ任せていくことも予定しています。
仕組み化が進めば働ける人ももっと増える。そうやって、地元・松本の雇用拡大に貢献できればと思っています。せっかく戻ってきたからこそ、ふるさとをもっと元気にしたい。その気持ちは常に自分の中にあります。
めざすところから売上数字まで、すべて自分で決めて動かせるので、やっぱりやりがいは大きいですね。もちろん社長とも相談しますが、目標を明確に示せば僕に任せてもらえるところが大きいので。最初は戸惑いもありましたが、今はこの環境になって良かったと感じています。
松本のシンボル・松本城を前に1枚。アイデアプラスのプライドを背負って、この街を盛り上げます!
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常に「より良くするにはどうしたら?」という向上心と強い責任感を持つ中平さん。突然1人で任されたオフィスにもすぐに馴染み、ワーカーさんたちからの信頼も厚いのは、そんな彼の性格に理由がありそうです。
コロナ禍で働き方が多様化したことも、さらに追い風となっていきそうな予感。今後も松本オフィスの発展から目が離せませんね♪
それでは、次回の社員インタビューもお楽しみに!
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