新卒で診療放射線技師からキャリアをスタートさせ、訪問販売の営業、人材派遣、美容医療と、畑違いの領域で実績を積み上げてきた髙橋慶太。未経験から営業の世界へ飛び込み、訪問販売で月間売上1位を獲得。100名規模の組織マネジメントや事業責任者などを歴任してきた彼は、まさに「未経験からでも成果を出せる」 を体現してきたキャリアチェンジのロールモデルです。
そんな彼が、次なる挑戦の場として選んだのが、創業1期目のZoth Consultingでした。
現在は執行役員として、採用支援事業(ゾスコン) やキャリアコーチング(ゾスキャリ) 、AIツール開発(ゾスAI) などの最前線に立ちながら、事業の成長を前線で牽引しています。
なぜ安定した国家資格を捨ててまでビジネスの世界へ飛び込んだのか。そして、効率化やドライな関係性が主流となる現代において、なぜあえて「人との温かみや信頼関係」 を泥臭く大切にするのか。今回は、髙橋自身の激動のキャリアの歩みや仕事への向き合い方、そしてZothで実現したい組織の未来について話を聞きました。
髙橋 慶太
執行役員 / 採用支援事業責任者
2018年に大学病院で診療放射線技師としてキャリアをスタート後、営業職へ転身。訪問販売で月間売上1位を獲得するなど実績を積み重ね、100名規模の事業部マネジメントや美容医療の法人営業部長などを経て、Zoth Consulting創業期より参画。現在は全事業の統括、RPO事業(ゾスコン) の年間計画・PL管理、キャリアコーチング(ゾスキャリ) 、DXツール開発(ゾスAI) のPMなど多角的に事業を牽引している。趣味はカメラ、マラソン、プロ野球観戦。
安定した国家資格を捨て、ビジネスの世界へ飛び込んだ理由
—まずは、放射線技師から営業職へ転身されたきっかけについて教えてください。
髙橋:一番の理由は「自分の手でしっかり稼ぎ、将来の家族に不自由のない環境を作りたい」 という強い思いでした。
私の父は高卒叩き上げで1000万プレイヤーとなり、私を含め3人兄弟全員を私立大学まで通わせてくれました。大学時代、両親が借金をしてまで環境を整えてくれたことを後から知り、「自分も同じように子供に豊かな環境を与えられる大人になりたい」 と思ったんです。放射線技師の国家資格をとり、埼玉の大きい病院で勤務をスタートし、さぁ頑張ろうと思った矢先、ある現実に直面しました。
当時の病院の世界は年功序列で、10年勤めて役職試験に受かっても手当の上昇幅は限られていました。「1000万を稼ぐ」 という目標に対して限界を感じたこと、また専門職ならではの縦割り構造やチーム医療の働き方が自分の性格と合わなかったことから、一発勝負で実力が評価される営業の世界に飛び込むことを決めました。
— そこから人材派遣、産業医マッチング、美容医療と幅広く領域を広げたのはなぜでしょう?
髙橋:まず、最初に飛び込んだ訪問販売を中心とする人材派遣会社では、ビジネスの土台が全くない「新卒以下」 からのスタートでした。ですが、圧倒的な行動量はもちろん、想定される課題に対するFAQ(切り返しスクリプト) の作成や徹底的な準備を重ねた結果、訪問販売で月間売上1位を3回獲得し、課長として最大100名規模のマネジメントや派遣稼働管理を担当するまでに成長できました。
ただ、実績を積み重ねる一方で、幼い頃からの憧れだった「ホスピタリティ溢れる医療業界」 への思いがずっと胸に残っていたんです。自分の中で見切りをつけたはずの業界でしたが、医療ドラマや救急・小児医療のドキュメンタリーを見るたびに、心に引っかかるものがあって。
大きな転機となったのは、人材派遣会社を退職しようと考えた時です。当時、健診車を所有する企業との出会いがあり、「自分は放射線技師としてレントゲンも撮れるし、営業もできる。この2つを掛け合わせたら最強のバリューが発揮できるんじゃないか」 と気づいたんです。分断されていたと思っていた「医療」 と「営業」 が自分の中でつながった瞬間でした。
そこで、医療業界に関わりながら営業経験を活かせる「産業医マッチング事業」 へ進出。企業と産業医をつなぐ領域で実績を伸ばしました。その後は、「将来の目標である起業に向け、さらに経営を学びたい」 という思いから代表秘書として美容医療業界へ転身。実際に入社してみると既存の秘書業務はすでに回っていたため、課題だった事業側にシフトし、レッドオーシャン化する美容医療市場の中で、競合が手をつけていなかった「法人向けの美容医療サービス」 という新規事業を立ち上げ、法人営業部長として事業を牽引しました。
「誰と働くか」の答え。創業1期目のZothへの参画
— 様々な領域で成果を出してきた髙橋さんが、創業1期目のZoth Consultingを選んだ決め手は何だったのですか?
髙橋:代表の井上から「会社を立ち上げる」 と、3年ぶりに連絡をもらったのがきっかけです。
髙橋(左)、代表の井上(右)
実は私、周囲の空気や人の感情を敏感に読み取ってしまうHSP気質のような部分があり、これまでのキャリアを通じて「人間関係や働く環境のストレス」 が潜在的な一番の悩みでした。周囲の目を気にしすぎて疲弊してしまうことが多く、「仕事だから我慢するしかない」 「会社に属する以上、人間関係なんて入社してみないと分からないから諦めるしかない」 とずっと蓋をしていたんです。
そんな時に井上から連絡があり、最初は「何してんの?オンライン繋ごうよ」 と電話が来て、5分後にはオンラインで話し、翌日には一緒にランチへ行って(笑) 。久々に話す中で、彼が描く未来や情熱に触れました。井上とは前職で同じ部署だったわけではないのですが、入社直後に夜中どんちゃん騒ぎをして上司に死ぬほど怒られた共通の思い出があったり(笑) 、表彰式の場を営業部と人事部というそれぞれの立場から一緒に全力で盛り上げたりと、昔から言葉を超えた深い信頼関係があったんです。
人間関係の懸念が一切なく、心から「一緒に働けて良かった」 と思える尊敬する先輩からのオファー。「自分にとって一番大きなネックだった『人間関係のストレス』が存在しない環境で本気で走れるなら、これ以上の選択肢はない」 と、即決で参画を決めました。
— 立ち上げ期のスタートアップに入ることへの不安や、実際に働いてみて感じたギャップはありましたか?
髙橋:ゼロから組織や事業を作り上げていくことが元々好きなので、立ち上げに対する不安は全くありませんでしたね。「この人(井上)となら絶対に大丈夫だ」 という確信もありましたし、前職時代からの仲間もいたので、むしろ「この面白いメンバーでどんなことができるんだろう」というワクワク感の方が圧倒的に勝っていました。
実際に働いてみて感じたのは、「裁量権の大きさ」 と「意思決定のスピード感」 です。大企業や既存組織のように、無駄なルールや稟議、調整ごとに時間を取られることがありません。自分たちの意思決定がダイレクトに会社の成長や変化に直結する。
良くも悪くもルールが細かく決まっていないからこそ、枠に縛られず、目の前の顧客や求職者にとっての「常にベストな最適解」 を自分たちの手で選んでスピーディに実行できるこの環境には、今までのキャリアで味わったことのない手応えとやりがいを感じています。
ドライな時代だからこそ選ばれる「熱量と真心」の組織づくり
— 現在、Zoth Consultingではどのような事業を展開されているのでしょうか?
髙橋:執行役員として全事業に携わっていますが、メインは採用支援(RPO)である「ゾスコン」 、キャリアコーチングの「ゾスキャリ」 、そしてDXツール開発の「ゾスAI」 のPM業務です。
— 採用支援事業である「ゾスコン」において、世の中の企業が直面している課題は何だと感じますか?
髙橋:多くの企業様が「見極めるための面接」しかできていない点です。
今の時代、リモートワークやコンプライアンスの普及により、社内のコミュニケーションエラーが増え、人同士の「熱量」 や「温かみ」 が薄れがちです。ですが、採用活動の本質は「マーケティング + 営業」 なんですよね。エントリーを獲得するまでがマーケティングで、そこから内定・承諾に至るまでは完全に「営業」 の領域です。
サービスやプロダクトを売るときに「うちの製品使えますか?」 と上から目線で交渉しないのと同じで、採用も企業側が候補者から「第一志望」 として選ばれる努力をしなければ人は集まりません。私たちはAIやDXツールで業務を効率化しつつも、人でしか介入できない面接のブラッシュアップやアトラクト(意向上げ) を徹底的にサポートしています。
単にツールを入れて効率化するだけのドライな支援ではなく、泥臭く組織に入り込んで熱量を再燃させる「ウェットでヒューマンな支援」 を行う。これこそが、私たちが顧客から選ばれる理由です。
— 社内のカルチャーや、一緒に働くメンバーの雰囲気はいかがですか?
髙橋:一言で言えば「全員が良い人」 ですね(笑) 。お互いを否定せず、異なる価値観を受容する文化があります。
Zothには全員が大切にしている行動指針があります。
・Do(大切にすること): 「下心ではなく真心」 「違和感を歓迎」 「自分を誇れる選択」
・Don't(やめること): 「『〜でいいや』という妥協 」「個人的視点ではなく、『社として・我々は』を主語『自分が主語』」 「フィードバック時の無駄な『すいません』(まずは感謝)」
成果や売上に対する妥協はありませんが、下心ではなく「真心」で選択する文化が徹底されているため、人間関係の無駄なストレスがなく、全員が素の自分のまま熱量を持って働けています。
— 今後、髙橋さん自身が挑戦していきたいことは何ですか?
髙橋:これまでは事業部単位の数字を達成していく実行力が強みでしたが、今後は0から1を生み出す経営や新規事業の創出により深く関わっていきたいです。将来的に子会社が立ち上がるフェーズが来れば、その社長として組織を牽引したいという野望もあります。
そして個人としてはもちろん、メンバー全員が「もしこの会社がなくなったとしても、市場から引っ張りだこで稼げるプロフェッショナル」であり続けたい。高い市場価値を持ったプロ集団が、同じ思いで集まっている組織を作っていきたいですね。
— 最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
髙橋:「何歳からでも、人は成長できる」 と断言できます。ですが、そのためには「どんな環境で、誰と働くか」 を真剣に選び抜くことが大切です。「ワクワクする人生を自分の手で作りたい、掴み取りたい」 という情熱を持った方、ぜひ私たちと一緒に新しい挑戦を始めましょう!