会社の一日の始まりに行われる朝礼。その日の予定や連絡事項を共有したり、社員同士のコミュニケーションを深めたりと、さまざまな役割を担っています。
一方、毎日繰り返すものだからこそ、形式的な時間になりかねません。目的意識をもって、内容や進め方を工夫することが大切です。
ハーブ健康本舗では、毎朝の朝礼を大切に考えています。
朝礼は単なる情報共有の場ではなく、部署を越えてメンバーの足並みをそろえ、会社として大切にする価値観や目標を共有するための時間です。目的を果たすため、組織全体で情報を共有する仕組みを整えるとともに、各部署が仕事内容に合わせた朝礼を実施しています。
今回は、そんなハーブ健康本舗の毎日の“朝活”について、実施する目的や具体的な取り組みをご紹介します。
朝礼で情報と価値観を共有!ハーブ健康本舗が大切にする“朝活”
朝礼の目的のひとつは、社員同士で顔を合わせ、必要な情報を素早く共有すること。
業務上の連絡事項や会社全体の動きを把握することで、部署を越えた連携をスムーズにし、メンバー全員が同じ方向を向いて仕事に取り組めるようにしています。
もうひとつ、朝礼を実施する上で大切にしているのが、会社としての価値観や行動指針を共有することです。
ハーブ健康本舗には、社員が仕事に取り組む上で大切にしている企業理念やビジョン、クレド(行動指針)があります。会社の基本的価値観であるこれらの考え方や、仕事をする上で共通して守るべき社内ルールは、すべて言語化され、「フィロソフィーブック」という冊子にして全社員に配布しているのです。
参考:会社の価値観をシェアする「フィロソフィーブック」メッセージに込められた想いとは
朝礼には各自がフィロソフィーブックを持参。定期的にクレドをテーマとしたスピーチや社内ルールの読み合わせを行っています。
単にルールや行動指針を覚えるのではなく、その意味を理解し、日々の仕事にどう活かすかを考える。こうした機会を繰り返し設けることで、メンバーの価値観や判断基準をそろえることにつなげています。
必要な情報を共有し、会社として大切にする考え方を浸透させるための朝礼。実は、事業・組織の成長に伴い、その都度朝礼の形式を見直しながら運用しているのです。
以前は社員数が現在より少なかったため、全社員がひとつの広い会議室に集まって朝礼を実施していました。
2020年の全体朝礼の様子
その後、事業の成長とともに組織の規模が拡大。常設の部署や所属する社員数が増える中、朝礼の形も変化しました。
現在は、部署責任者が集まる朝礼→複数部署による合同朝礼→各部署の朝礼へと、段階的に情報を共有する仕組みを整えています。部門間で共有された情報を整理し、各部署の業務に必要な情報を効率よく共有できるようになりました。
責任者から各部署へ。段階的に情報を届ける朝礼の仕組み
段階的に情報を共有する仕組みを整えているハーブ健康本舗。伝えられた情報は、どのように各部署へ共有されているのでしょうか?
当社の朝礼の流れを図でまとめました。曜日により内容は異なるものの、責任者が情報を集約し、グループ・部署ごとに必要な情報を伝えていくスタイルを採用しています。
毎日の始業は、各部門の責任者が集まる朝礼からスタートします。
各部門の責任者は、毎朝5階のカフェスペースに集まり、朝礼を実施しています。通称「部責朝礼」と呼ばれる責任者向けの朝礼です。
会社全体の動きや部署を越えて共有すべき連絡事項を確認し、それぞれの部署へ必要な情報を届けています。
重要事項の情報共有に加えて、部責朝礼では「リーダーズクレド」をテーマにしたスピーチを交代制で実施。
リーダーズクレドは、2025年にフィロソフィーブックへ新たに追加された、責任者向けの行動指針のこと。個人の成長と組織の発展に尽力する、理想のリーダー像が表現されています。
ちなみに、リーダーズクレドをテーマにスピーチを行うのは部責朝礼だけですが、その内容はフィロソフィーブックを通じて全社員にも共有されています。
組織の成長に合わせて、将来リーダーとして活躍するメンバーがさらに増えてほしいという考えから、フィロソフィーブックに掲載し、全社員で共有することになりました。現在の責任者だけでなく、すべての社員がリーダーとしての心構えに触れられます。
部責朝礼が終わると、各責任者は3階・4階の執務スペースへ移動。曜日・仕事内容に応じて、複数部署が集まるグループ朝礼を行います。
3階では、毎週火曜日と木曜日に部署合同でグループ朝礼を実施。出荷・システム・管理・カスタマーサービス・経理・人事・総務・海外事業のメンバーが参加しています。
3階合同朝礼では、クレドのスピーチを通じて、会社として大切にしている価値観を共有。クレドへの理解を深めることで、日々の業務における判断基準をそろえ、部署を越えた連携をスムーズにしているのです。
スピーチは、人前で話す力や、相手に分かりやすく伝える力を磨く機会にするという狙いがあります。普段は仕事で接する機会が少ない他部署のメンバーや、新しく入社した社員の考え方を知ることができるのがメリット。相互理解やコミュニケーションを深める場として機能しています。
一方、4階では、月曜日・水曜日に「マーケティング戦略朝礼」、火曜日・木曜日に「マーケティング部責朝礼」というグループ朝礼を実施しています。商品開発から販促部門まで、マーケティングに関わる部門が集まって情報を共有する場です。
ハーブ健康本舗では、マーケティングを“商品・サービスが自然に売れる仕組みをつくること”と捉えています。売れる仕組みづくりに関わる部門間の連携を強化するために、朝礼で顔を合わせる機会を増やそうとの意図で、朝礼の仕組みが考案されました。
マーケティング戦略朝礼には、マーケティング戦略室・商品開発・Web企画・経営企画といった部署が参加。3階の合同朝礼と同様に、各部署での情報伝達に加えて、クレドの浸透に向けた取り組みも実施しています。
当番で実施するスピーチの後は、責任者から必ずフィードバックを兼ねたコメントが送られます。新たな気づきとなり、クレドの理解がより深まると感じるメンバーもたくさんいるのです。
なお、部門のリーダーポジションのメンバーで実施するマーケティング部責朝礼には、代表の永松も同席します。
マーケティング部責朝礼は、各部門のリーダーが代表と直接コミュニケーションを取れる貴重な機会にもなっています。日々の交流を通じて、互いの考え方や仕事への理解を深めているのです。
1時間かける部署も、短時間の部署も!仕事に合わせて変わる朝礼
責任者・グループごとの朝礼後は、各部署に分かれての朝礼です。会社全体や関連部署で共有した情報を各メンバーへ届けるとともに、その日の業務に必要な確認を行います。
ただし、すべての部署が同じ内容・時間で朝礼をしているわけではありません。仕事内容や業務上の優先順位に応じて、それぞれの部署が朝礼の進め方を工夫しているのです。
例えば海外事業では、毎朝じっくり1時間かけて、朝礼を実施しています。
海外事業の仕事は、海外市場での直販・卸売から市場価格の管理・貿易・商品開発まで多岐にわたります。
そのため、メンバー全員が各業務の状況を把握できるよう、朝礼でじっくりと情報を共有。議題や課題もできる限りこの時間に解決し、朝礼後は各自が担当業務に集中できるようにしています。
また、海外事業の朝礼では、仕事に限らず自由なテーマで話すフリースピーチを導入。
スピーチ後には、話し方や内容について、責任者やほかのメンバーからフィードバックがあります。自分の考えを相手に伝える力を磨くとともに、お互いの人柄や価値観を理解することにもつなげています。
一方、出荷・管理・システム部門を中心とした業務推進チームは、必要な情報を短時間で共有できるよう、整理・工夫して朝礼を実施しています。朝一番に対応しなければならない業務が多くあるためです。
特に出荷業務では、朝の作業開始が遅れると、その後の出荷スケジュールに影響しかねません。朝礼は必要な情報の共有を中心に、効率よく進行しています。
朝礼の中で課題解決まで進める部署もあれば、必要な情報を短時間で確認し、すぐに業務へ取りかかる部署もあります。それぞれの仕事に合わせて、朝礼の時間を有効に活用しているのです。
部署ごとの朝礼をのぞいてみると、他にもさまざまな特徴があることに気づきます。
楽天市場やAmazonなどの国内ECモールを運営管理する企画部門では、モニターを活用したミーティング形式で朝礼を実施。スケジュールを確認しながら、各メンバーの予定やチーム全体の重要事項を共有しています。さらに、各販路の管理画面を見ながら、前日までの営業状況を担当者が報告。日々の数字を確認し、チーム内で状況を把握できるようにしています。
お客さまのファン化に向け企画を進めるCRM企画では、クレドの1分間スピーチの際、話す時間が長すぎたり短すぎたりしないよう意識することで、決められた時間内に要点を伝えるスキルを磨いています。また、タスクを管理できるオンラインアプリを導入し、朝礼で確認すべき内容を見直して時間を効率的に使えるよう工夫しているのも、CRM企画ならではの特徴。
コールセンター運用部門では、部責朝礼の内容を共有しつつ、部署内の連絡事項やKPI※の確認の時間を設け、数値に対する意識を強化。その後に各メンバーの会議・タスクを確認して、必要な情報を整理しながら朝礼を進めています。
※企業活動・事業の進捗が適切に進捗しているかを測る指標・数値目標のこと。Key Performance Indicatorの頭文字をとった言葉。
ハーブ健康本舗の朝礼は、部署によって内容も進め方もさまざま。会社全体で方向性を共有しながら、各部署が主体的に工夫を重ねる。毎日の朝礼にも、そんなハーブ健康本舗の仕事への向き合い方が表れています。
組織の成長とともに進化する、ハーブ健康本舗の“朝活”
ハーブ健康本舗が毎朝実施している“朝活”。会社全体で必要な情報や価値観を共有し、部署を越えて連携するための大切な時間です。
以前は全社員が一堂に会していた朝礼も、組織の成長とともに形を変え、現在は責任者から各部署へと段階的に情報を共有する仕組みになりました。さらに、各部署が仕事内容に合わせて朝礼を工夫し、よりよい方法を模索しています。
事業が成長すれば、新たな部署や仕事が生まれ、組織のあり方も変化していきます。だからこそ、これからも従来のやり方にとらわれず、その時々の組織に合った朝礼の仕組みを考え、改善を重ねていきたいと思います。
会社として大切にする価値観は共有しながら、一人ひとりが自ら考え、行動する。そんな組織であり続けるために、これからも毎日の“朝活”を大切にしていきます。
2026.10.15
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