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【社員インタビュー】市役所からスタートアップ企業へ!支援者から当事者になり成長を支えるメンバーが語るアーバンエックス

アーバンエックステクノロジーズは、都市インフラのアップデートをミッションに掲げ、主に自治体向けにサービスを展開しています。そんな事業特性上、自治体での勤務経験があるメンバーも活躍しているスタートアップです。今回は、今年の3月まで市役所で勤務し、初めての転職でアーバンエックスにジョインしてくれた谷本さんのインタビューをお届けします。

谷本真一

北九州市役所に一般事務員として入職。福祉・税分野の窓口業務、イベント企画、施設管理、広報・報道対応、観光・プロモーション業務に従事。デロイトトーマツベンチャーサポート、有限責任監査法人トーマツ福岡事務所への出向を経て、スタートアップ支援、市役所の組織変革プロジェクトを担当。2024年4月アーバンエックステクノロジーズへ参画。


市役所の中でスタートアップ支援にたずさわる

— これまでのキャリアについて教えてください。

長崎県内の高校を卒業後、そのまま市役所へ入職しました。長崎を離れる同級生は、福岡市を目指す人が多いものなのですが、私は元々ジョッキーになることが夢だった時期もあったので、競馬場がある北九州市を選びました(笑)

北九州市役所で働き始めてからは、まず窓口対応業務を覚えました。その後は、若者の旅行者や移住者を増やすことを目的としたイベント企画や観光プロモーションをメインのミッションとして働きました。業務上、制作会社やメディア関係者の方々など、多種多様な外部の方とお仕事をする機会があったのが何より面白かったです。北九州市は、著名な漫画家を多く輩出していて、そうした街の土壌や文化をフックに若者を呼び込む大きな企画はやりがいがありました。

街のプロモーションは、「地元の人が見過ごしてしまう良さを、しっかり磨いて発信すること」だと思っています。そんな発信ができる人材を増やすべく、キャリアの後半では、役所の職員一人ひとりが情報発信することの重要性についてみんなと考えていました。

— 市役所の仕事はあまり想像がついていなかったので興味深いです!そんな谷本さんが「スタートアップ」の世界と出会ったのはどこででしょうか?

2020年にデロイトトーマツベンチャーサポートへ出向が決まってからです。出向後は、スタートアップ支援のためのアクセラレーションプログラムの企画・運営や、自治体向けの営業をしたいスタートアップへのアドバイスなどを行っていました。

ちょうどその頃、市としてもスタートアップ支援を強化しようとしていたので、勉強のために出向する流れになったんです。スタートアップどころか民間企業で働くのも初めてだったので、とにかく勉強の毎日でした。


楽しそうに働く姿が刺激的。自分も当事者になりたい

— そこからご自身がスタートアップのプレイヤーとしてご転職なんて本当に珍しいですよね!

そうですね、スタートアップ支援の立場で転職するケースは良く見るのですが、プレイヤーとして転職する事例は少ないかもしれません。

スタートアップの世界に飛び込んでみて感じたのは、みんなが楽しそうに働いている環境が刺激的だということです。人数が少ない環境ではあるのですが、目指しているビジョンはとにかく大きく、ハードシングスの連続の中でも楽しそうなんです。自由に、裁量とスピード感を持って進む姿は、これまで働いてきた環境と違って「こんな世界があるのか」と、毎日思っていました。

— そこからアーバンエックスにジョインするまでの経緯を教えてください。

出向で培った経験をもとに、市役所ではスタートアップ支援が本格的に始動しました。担当者としてスタートアップと付き合っていけることはとても楽しい反面、私にはスタートアップ自体で働いたという実務経験がないので、いくらでも相談・愚痴は聞けますが、説得力あるアドバイスはできず、力になれない不甲斐なさも感じていました。

実務経験がないと、相談者の悩みに対する解像度が低く、支援者として力不足なのではないか…と思っていた矢先、スタートアップ支援の部署を離れることになりました。

ちょうど市政も過渡期だったので、市役所全体の変革を担う部署に異動になりました。周囲の期待も大きいプロジェクトでしたが、今後挑戦したいことが見えてきた時期だったので、スタートアップ企業への転職を考え始めることになりました。

アーバンエックスとの出会いは、デロイトトーマツベンチャーサポートへの出向中です。モーニングピッチというピッチイベントに、代表の前田さんが登壇してくださった時に、自分がモデレーターをしていたのがきっかけでした。

その頃から面白いサービスだとは思っていて、ピッチイベントの後も定期的に前田さんと連絡を取り合っていました。そんなことがあったので、GovTech企業を中心に進めていた転職活動の中でも、アーバンエックスは優先的に見ていました。その後、ご縁あって入社に至りました。

道路・自治体から、全てのインフラ管理へ

— 現在はどんな業務を担当されていますか?

入社当初は、カスタマーサポートを中心に担当していました。ここ最近はセールスに従事し、週2〜3つの自治体の方とお話しする機会をいただいています。
まだ組織が小さいので、セールスとカスタマーサクセスの間に大きな垣根を作らず、柔軟に対応しています。横断的に対応することで、現在、ユーザーの皆様の活用レベルが二極化しているという課題も見えてきました。
我々のサービスはいかに活用いただき、生産性向上や業務負担の軽減に繋がったと実感いただけるかが重要です。

今後は、自身が住んでいる九州エリアでの拡販に注力しつつ、お客様の活用度を高めていただくための施策を、両輪で取り組んでいきたいと思っています。

— 実際にスタートアップで働いてみて感じたギャップなどはありますか?

まだ自身が製品の改善に携わっていけるフェーズなんだと感じました。入社前は、すでに確立されたサービスなのかと思っていたのですが、入社後は、いい意味で日々改良を加えながら進んでいるサービスなんだと気づきました。だからこそ、開発チームとも密に連携して営業活動を行っています。

また、市役所時代に営業活動を経験していてよかったと感じています。観光関連のイベント開催を担当していたので、出展企業の獲得やスポンサー集めのために飛び込み営業をしていた経験が、現在の仕事にも活きています。

— 今後は今以上に人材の流動性が高くなり、公務員・民間企業という垣根は低くなっていくと思います。これからスタートアップ企業での就業を目指す人に何かアドバイスがあればお願いします。

やはり重要なのは「柔軟性」です。日々の激しい変化に、時流を掴んで対応していく必要があります。その領域の専門知識はあるに越したことはないですが、社内にいる多様なメンバーと協力して最大のアウトプットが出せるようになればいいと思います。

— 今後、挑戦したいことなどはありますか?

「会社の成長」と「自身の成長」を上手く掛け合わせ、共に成長できたら嬉しいですね。アーバンエックスが提供しているサービスの社会からのニーズの高さは強く感じています。また、日々自治体の皆様とお話ししていても課題感が共有できている感覚があります。

今後は、現在主力である「道路」というドメインと「自治体」というお客様に限らず、「インフラ管理といえばアーバンエックス」という形で存在感を発揮できたら嬉しいです。

— ありがとうございました!


谷本さんと一緒に働きませんか?

アーバンエックスでは、「都市インフラをアップデートし、すべての人の生活を豊かに」のビジョンに向かって、一緒に事業開発・サービス開発に取り組んでくれる仲間を募集しています。


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