What we do
多様なメンバーで事業開発や洪水予測などの研究に取り組んでいます
洪水や気候情報を提供する2つのWebプロダクトを提供しています
Gaia Visionは、東大発の気候テックスタートアップです。
2021年の創業まもなく、気候リスク分析プラットフォームClimate Visionを開発し、多くの企業へサービス提供しています。国際的なサステナビリティ情報開示要請の中で企業は気候変動リスクの定量分析を求められていますが、こうした分析を容易に実現できるツールとして弊社のプラットフォームは評価され、利用されています。グローバルでの高解像度分析・気候シナリオ分析・財務影響評価などが特徴的な技術です。
気候科学と地理情報システム（GIS）、ビッグデータ分析技術を駆使して、洪水や台風、熱波や海面上昇など災害につながる気候の状態を予測して可視化することができます。将来の予測情報を企業や地方自治体、金融機関にわかりやすく伝えることで、これまでと異なる気候や気象災害に対して事前に適切な対策を取ることができ、社会全体のサステナビリティとレジリエンスを高めることに貢献します。2025年現在、洪水予測プロダクトWater Visionのβ版リリースや土砂災害予測技術の開発、人工衛星を用いた洪水予測の高度化など、新しい研究開発も幅広く展開しています。
2021年9月の設立以降、多くのピッチイベントや学会での発表、国土交通省の手引への掲載、大型の研究費（数億円）の獲得、環境スタートアップ大賞環境大臣賞の受賞など、急成長しています。
Why we do
地方自治体などで災害に関する調査なども実施します
自然災害が発生した場所を調査して自社の知見を深め、事業機会を探ります
■ビジョン：地球と人類社会が調和した世界を創る
■ミッション：地球と社会を科学で見通し、人の持続可能な幸せを実現する
世界は今、危機に直面しています。気候変動の進行により、世界各地で異常気象や気象災害が
頻発しており、さらに今後、台風や豪雨、猛暑や海面上昇など、様々な脅威の増加が気候科学により予測されています。気候変動を止めるために社会は脱炭素に向けて急速に舵を切りましたが、世界の平均気温は産業革命以前より既に1℃以上上昇し、日本を含め世界各国で異常気象や気象災害が発生しています。
気候変動により傷つく人を一人でも減らすため、私たちは立ち上がりました。最先端のサイエンスとテクノロジーにより未来を見通し、「地球と人類社会が調和した世界」を創る。それが私たちのビジョンです。
真鍋淑郎博士が2021年秋にノーベル物理学賞を受賞されたたことが象徴するように、進歩した気候科学によって将来の気候の状態について予測精度が高まってきました。将来の地球について、精度の高い予測データがあるにも関わらず、企業や地方自治体は専門性が高くて分析の難しいデータの扱いを難しく感じ、様々な気候や水文のデータは十分に使われず、社会は将来の気候変動に対して十分な備えができていません。
私たちは、まだまだ利用が進んでいない気候ビッグデータとモデリング技術を用いて、地球の将来像の解像度を高め、対策をするべき気候の変化や災害がいつ・どこで・どのように発生するのか見極め、気候のダイナミズムに社会が適応した新しい気候レジリエンスの実現を目指しています。
How we do
技術コンペティションやピッチイベントなどでも高い評価を得ています
シェアオフィスの様子
私たちは、東京大学で開発された洪水シミュレーション技術をコアの技術として、様々な気候変動に関するモデル・データとの掛け合わせにより、データ基盤を整備しています。水資源モデルや森林予測モデル、気象ビッグデータの解析、土砂災害予測や人工衛星データ解析など、多種多様な研究開発を行っています。
様々な研究費や助成金で実施した研究開発を、事業に活かすスタイルで取り組んでいます。これまで以下のような研究費・助成金を獲得してきました。
・第1期宇宙戦略基金（2025, 連携機関）
・国土交通省SBIR事業（2024, 数億円）
・IPA未踏アドバンスト事業（2023）
・環境省SBIR事業（2022）
プロダクト開発では、チームで洪水予測や気候リスク評価のWebアプリケーションを開発しています。地理情報システム（GIS）とWebアプリケーション開発力を活用して、ユーザフレンドリーなシステムを開発・提供しています。
事業開発では、サステナビリティ情報開示や洪水など自然災害対策の知見にもとづくコンサルティングサービスを併せて提供することで、顧客企業のリスクマネジメントに貢献しています。
まだまだ人数は少ないですが、水文学・気候学、アプリ開発、事業開発などそれぞれの専門領域で高いスキルを持ったチームで取り組んでいます。
週1~2日出社のハイブリッドで、南青山にあるシェアオフィスを利用して働いています。フルリモートでの勤務も可能です。
