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挫折から人との縁で道を切り開く──。「人とのつながり」にこだわり続ける男の仕事の原点

品質と信頼を追求するとともに、 全ての活動における仕事の質を向上させて、お客様の満足と安心いただける 製品・サービスを提供してきた鹿島道路。

そして9年前、社会というものを理解できていないひとりの大学生、佐藤 文洋が鹿島道路に入社を決めました。

佐藤「静岡の大学を卒業後、当初は大学院を志望していたが、院に行っても儲からないなと思い試験を取りやめ、急遽就職活動を始めました。ただ、大手建設コンサルタントやハードルの高い企業ばかり志望したので見事に全落ち笑。その結果1年就職浪人を経験してます。

これはマズイ…どうしようと困っていたところ、親父から当時の鹿島道路東北支店長に繋いでもらいなんとか入社。当初は東北支店配属予定だったんですが、なんだか分からないうちに気づいたら東京の本店採用になりました。」

佐藤が大卒新卒で入社したのが他でもない鹿島道路。父が同じく鹿島道路で活躍しており、小さいころから父の姿を見て、自分も父のように建設業界で働きたかったと当時を振り返ります。

佐藤「自分は工学部出身ではなく理学部出身、しかも古生物学を学んでいたので全くの畑違い。なんで入社できたのでしょうね。決まったときはこんな畑違いの中でやっていけるのか不安しかなかったですけど、すぐに杞憂で終わりました(笑) 建設業界自体は幼いころから親父を見て慣れ親しんでいたので興味はあったんですけど、まさか自分も建設業界に入るとは考えてもなかったです。だって、ずっと古生物学者になると思ってましたから。

新卒で会社に入るときって、これが入社の決め手です!こんなことに期待して入社しました!みたいのがあるじゃないですか。それが僕には一切なくて採用してくれたことに、ただただ感謝という感じです。拾ってくれてありがとうって(笑)」

佐藤にとって、「夢を捨てるという挫折から、一筋の光・希望への第一歩となる瞬間」でした。


社会人歴は今年で9年目、鹿島道路で一貫したキャリアを築く佐藤。これまでにいくつかの地域・現場を経験してきました。

佐藤「これまで技術研究所→大分→羽田空港→タイ→大阪→本店技術部と様々な仕事を経験してきました。理学部地球科学科で授業で学んだことを活かせたことはほとんどなかったです。ただ、行動力(全国各地を旅行)や趣味(岩石の知識)は仕事にプラスになってるなと感じますし、学生時代の交友関係は今の自分に繋がっていると思います。」

学生時代の交友関係が今の自分につながっていると語る佐藤。そんな佐藤の仕事への向き合い方として「人と人との繋がりが重要」というスタンスがあります。そのスタンスが芽生えたのはいつも誰かに助けられたときでした。

佐藤「仕事は人と人との繋がりが重要と思うので、繋がりを重要視していきたいと思ってます。今まで現場が変わるごとに様々な人と知り合い、お世話になって、いろんなことを教えてもらってきました。かなり恵まれている環境だと思います。協力会社の方に迷惑をかけているにもかかわらず、親身になって教えてもらい、上司しか呼ばれていない飲み会に唯一自分だけ呼んでもらったのは非常に嬉しかったです(笑)。

周りとの繋がりがあったからこそ、畑違いの業界に飛び込んでもやってこれたし、これからもやっていけるなと思えるんじゃないですかね。これが自分のみで何とかしろって雰囲気だったら間違いなく続けられないなと感じてたと思います。」


──挨拶は立場関係なくシッカリと!

こうした当たり前のことを当たり前に実行する佐藤の姿勢が、周囲からの「アイツは今日も元気だな!」と次第に距離が縮まっていくようになっていったのを感じていったと語ります。

こうした経験を積み重ねながら着実にキャリアを積み上げてきた佐藤。これからの鹿島道路を担っていく部下や後輩だけでなく、新たに入社して仲間になる人たちに対しても大切にしている価値観があります。

佐藤「何回も言ってますが『仕事は人と人との繋がりが重要」がモットーなので、鹿島道路関係者・施主・協力会社含め人間関係を構築して仕事を進めたいと考えてます。ただし、仕事での付き合いの中でそれをプライベートや休みの日までは持ち込まないようにしてます。海釣りだけは昔から別ですが(笑) どこかで線引きをしないと仲良しこよしのサークルみたいになっちゃうじゃないですか。近すぎず遠すぎずの最適なより感を保つように心がけてます。

そのために、自分がされて嫌なことは人にもしない。自分の価値観を人には押し付けない。自分の仕事を抱え込みすぎず、みんなで協力して効率よく仕事を進める。ただし、やるべきことは責任をもって実行する。といったところです(笑)」


佐藤が入社し早9年が経ちました。入社時と比較して現在ではどう感じているのだろうか。

佐藤「勤務時間から考えると残業時間が多いのは否めないです。とは言え、入社時から比べればかなり改善されてきているのも間違いなくて、更なる残業圧縮の方向へ改善する動きは継続しているので、今よりももっと自分の時間が持てるようになるから趣味を増やすか、妻との時間を増やそうかどっちにしようと考えてます(笑) あ、あとこれは同業他社と実際に比べたわけじゃないですが、給与面でも良い会社だと思ってます(笑)」


今後の姿として「自分の取り巻きを作るのではなく、嫌われてもいいのでバランス感をもった社員となりたい。」と語る佐藤。

そんな佐藤はこれからの働き方について、考えを巡らせます。

佐藤「今の自分があるのって、人との繋がりがあってこそなのは間違いなくて、そういう環境を作ったのは上司や先輩なわけですよ。なので自分も10年後も同じように気持ちよく仕事ができる環境を維持していたいですし、維持ではなくてより良くしたいと思ってます。今の技術部にきて1年半になりますが、徐々に主で任される仕事も増えてきましたが、今後は業務の面だけじゃなくてそういったところも含めて今の上司を超えたいですね。

もっと先のことを言えば、技術系社員の幹部になり、会社経営に関わりたいです。民間企業として利益を上げることは重要なのでそこは当然として、それ以外に大切なこと「人は城・人は石垣・人は堀」だと考えているので、人事面でもいろんな方から評価されるような企業になるようこれからも励んでいきます。」

皆さんが普段何気なく使っている道路には、人や物を安全かつスピーディに目的地まで送

り届けるという役割のほかに、「人々が出会い集う生活する場所をつくる」という役割もあ

ります。

鹿島道路のコア事業は道路工事。

まさに「人と人との繋がり」を創造する役割を担う事業を展開しています。

きっとこれからも「人と人を繋ぐ」ために、世界各国であらゆる道路を作っていきます。

そしてその繋がりの中心では、佐藤が満面の笑顔で輝いているでしょう。

皆さんにとっても「人と人との繋がり」が幸せと思える平和な毎日でありますように。

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