【Wantedly連載:人事の調律 #2】
- 朝、小さな「種」を掌にのせて
新しい一日が始まるとき、私は自宅の窓から広島の街を眺めます。
川が流れ、橋が架かり、遠くの山と緑地が静かに調和している。
この独特な景色を見つめながら、ふと考えることがあります。
「仕事とは、ただ対価を得るための作業ではなく、自分の心という畑に、どんな種をまくかということではないか」と。
人事は、単に人を管理する仕事ではありません。一人ひとりが、自分の中に眠る「誠実さ」や「優しさ」という種に気づき、それを大きな花へと育てていく。そのお手伝いをするのが、私の本当の役割だと思っています。
2. 「見えない報酬」を大切にする生き方
仕事には、目に見える報酬(給与)と、目に見えない報酬があります。それは、誰かからの「ありがとう」という言葉であったり、自分自身の心が少しだけ豊かになったと感じる瞬間です。
私たちは、教育勅語に記された「博愛」という教えを、現代の職場で大切にしたいと考えています。それは大きな慈善活動をすることではありません。隣の席の仲間が困っているときに、そっと手を差し伸べる。ミスをした仲間を責めるのではなく、次にどうすれば良くなるかを一緒に考える。そんな「小さな徳」の積み重ねが、巡り巡って自分自身の人生を一番明るく照らしてくれるのです。
3. 共に学ぶ、という最高の贅沢
私たちの会社では、スキルを磨くことと同じくらい、「心を整えること」を大切にしています。たとえば、『7つの習慣』のような研修を通じて、自分自身の内面と向き合う時間を設けているのも、そのためです。
「知能を啓発し、徳器を成就する」。 古い教えにあるこの言葉は、今の時代にこそ輝きを増します。一人ひとりが自分の持ち場で、自分にしかできない「誠実な仕事」を追求する。その過程で得られる「人としての成長」こそが、私たちが社員の皆さんに手渡したい、最高のプレゼントなのです。
- 温かな風を送り出す
風土というものは、誰か一人が作るものではありません。今日、あなたが交わした明るい挨拶。あなたが丁寧に仕上げた一つの資料。そんな一つひとつの「美しい振る舞い」が、この会社の新しい風となって、業界全体へ、そして社会へと広がっていく。
私は、そんな「誠実な連鎖」が生まれる場所でありたいと願っています。時には厳しく自分を律することもありますが、それはすべて、あなたが自分自身に誇りを持って、この人生を歩んでほしいと願う、私なりの「信じる力」の表れです。
- 一緒に、新しい季節を迎えたい
私たちは、完璧な完成品を求めているわけではありません。
「今の自分より、もう少しだけ良くなりたい」
「誰かのために、自分の力を使ってみたい」
そんな、純粋な想いを持っているあなたと一緒に、これからの物語を作っていきたいのです。
広島のこの場所で、あなたの物語を一緒に始めてみませんか。 あなたの「新しい一歩」を、私たちは心から歓迎します。