【代表インタビュー】日本から世界的カフェブランドを作る。人の価値を最大化し、日本人の誇りを取り戻す挑戦とは | 株式会社SACYA
SACYA(さくや)は、日本発のグローバルカフェブランドの構築を目指すスタートアップ企業です。「日本から世界的カフェブランドを作る」という壮大なビジョンを掲げ、抹茶を主軸としたカフェ事業を展開し...
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世界中で急速に拡大を続ける抹茶市場において、日本発のグローバルカフェブランドを目指すSACYA。今回は、私たちが掲げる「日本から世界的カフェチェーンを作る」という壮大なビジョンの全貌を、代表である添田さんへのインタビューを通じて詳しく解説します。
添田 勝衣 / 代表取締役 CEO
中学高校時代、ハンドボールに打ち込み、U-16日本代表への選出や全国大会3位といった実績を残す。大学も名門体育学部に進学するも中退し、独学でWebマーケティングを習得。Instagramでは「カフェの人」として活動し、フォロワー12万人超のアカウントへと成長させ、個人事業主として事業を開始。その知見を活かし株式会社SACYAを創業。ビジョナリー・カンパニーを目指し、現在はSACYA渋谷店を運営しながら、新たな店舗展開を推進している。
自分自身のルーツである日本文化が世界に認められることで、日本人一人ひとりが自分に誇りを持てる社会を作りたいという強い願いが原点です。
背景として、現代の日本にはどこか海外の文化を称賛し、自国の文化や歴史を過小評価してしまう空気があるように感じていました。自国の文化に誇りを持てていない人が多い社会を変え、一人ひとりが活き活きと輝ける世界を創ることが、私たちのゴールです。
根底には、すでに力を持つ存在に盲従し、自己のアイデンティティを捨てて安泰を求める傾向への強い違和感があります。大企業への就職や先生の指示に従うこと、外資系ブランドを無批判に優遇する風潮などがその典型例です。
処世術として必要な場面はあっても、それを人生の指針とすることには幼い頃から大きな違和感を感じていました。だからこそ、そうした力関係や風潮を打破し、一人ひとりが自分のルーツに誇りを持てる社会を創りたいと考えています。
シンプルに「勝てる領域だから」ですね。
それは「抹茶」というプロダクトにおいても、「カフェ」というサービスの側面から見てもです。
まず日本の高品質な抹茶は、日本の精神性の背景にある禅や茶道の文化の象徴です。世界も日本の高品質な抹茶を求めており、需要があることは明らかです。日本のプロダクトとその背景にある文化が世界に求められている今、このチャンスを逃すべきではないとシンプルに思っています。
そして、カフェでの体験も日本はとても優れています。外資系カフェチェーンも、本国のブランドは廃れていくのに日本だけうまくいく事例がたくさんあります。それはカフェというサービス提供のあり方と日本人の精神性や文化がマッチしているからなのだと考えています。
上記の2点から、日本発のグローバルカフェブランドを作れると確信していますし、それによって日本の誇りを取り戻すことができると信じています。
長期的にグローバルで1万〜2万店舗の出店を目指しますが、店舗数の規模だけでトップになることには固執しません。
最も重要なのは、毎年、前年比でLTVや顧客ロイヤリティの指標を向上させ、自社を超え続ける状態を作ることです。世界中の人々が「SACYAでなければならない」と感じる独自の深い体験を提供し続けることこそが、私たちの考える世界一の定義です。
激しい時代の変化に迅速かつ柔軟に対応するため、具体的な経営計画は5年以内の中期スパンに絞って綿密に設定しています。今の時代、長期的な計画は思い通りにならないことも多いため、時代の流れに合わせて適切な判断を下していくことが大前提だと考えているためです。
その上でのロードマップとして、今年(2026年)中にフラッグシップとなる1店舗を出店し、強固な世界観の完成形を確立します。世界展開の基盤となる濃度の高いブランドの原液を作るイメージですね。その後、来年に5店舗、再来年に10店舗を展開し、国内トップの抹茶カフェブランドの地位を固め、その実績を足がかりに国内出店を継続しつつ海外にも進出し、日本発のブランドとして通用することを証明する段階に入ります。そして5年以内に国内でIPOできる水準に引き上げ、上場で得た資金を元手にグローバルでの出店をさらに加速させていく計画です。
勝算は、大きく2つあります。1つは、「インバウンド」と「抹茶」という2つのトレンドの掛け合わせ。もう1つは、すでに確立された収益モデルが存在する点です。
マクロ環境を分析しても、グローバルな抹茶ブームと、円安などの政策に後押しされたインバウンド増加の追い風は、少なくとも今後3〜5年は続いていくと考えられます。この波に乗るだけでなく、現在展開しているわずか4坪という非常に小規模な店舗で、すでに月商約700万円、営業利益率約25%という高い数値をキープしています。今後はより人流の多い好立地への出店や、抹茶チョコレートなどのお土産需要を開拓して客単価を上げることで、1店舗あたり月商1,000万〜2,000万円も十分に狙える見込みです。
ただし、利益や売上はあくまで挑戦を続けるための土台であり、その強固な土台の上に、パートナーの温かな接客、デザインへのこだわり、そして「情緒的価値」を感じられる空間体験を掛け合わせていくのが私たちの姿勢です。その点を蔑ろにしないからこそ、実際にGoogleマップでは星4.9という高水準を維持し、外国人観光客が滞在中に何度も再訪してくれる高いリピート率を記録しています。
最も重要かつ難易度が高い課題は「人」です。事業を拡大する上で、単なる労働力ではなく、当社の想いに深く共感し体現してくれる仲間が不可欠になります。そのため人材採用では、スキルや経歴以上にカルチャーフィットを最優先事項として設定しています。
今回の記事のような採用広報の取り組み自体も、私たちの価値観や哲学を候補者へ正しく届けるための手段です。表面的な情報にとどまらず、ビジョン実現に向けた本気の想いを事前に知っていただく狙いがあります。こういった取り組みを通して、想いを深く理解した熱量の高い人物と出会うことで採用がより活性化していっていますね。
現場スタッフや店長に対しては、1on1などのコミュニケーションを仕組み化して理念を共有しています。現在設計中の評価制度では、単なる行動チェックリストで判断することはしません。最も重視しているのは、「売上を作ること」だけでなく「会社の価値観に基づいて自らどう行動したか」という点です。
数字という定量面だけでなく、人間的な強みや定性面を評価に組み込むことが、結果として組織全体の長期的な競争優位性を生み出すと信じています。
ビジョン実現のためには、出店場所の選定も決して妥協できません。本当に良い物件は市場に出回る前に水面下で決まってしまうため、インターネットに情報が公開された時点で、それはすでに手遅れだと考えています。
そのため、インバウンドの人流データを分析した上で、必ず私自身が実際に街を歩いて一次情報を収集しています。人通りが多いのに繁盛していない店舗などをチェックし、登記簿謄本からオーナーや管理会社を調べ、直接交渉を行う泥臭い開拓を徹底しています。
先ほども話した通り、ドリンク中心の提供を維持しつつ、客単価の向上を目的として、お土産需要を狙った商品開発をすでに進めています。
また、店舗が増えても一貫したブランド体験をお客様に届けるためのガイドラインの策定も急務です。どの店舗でも同じ世界観を感じていただけるよう、プロのデザイナーと連携し、ビジュアルアイデンティティの基礎を作り込んでいるところです。
職種や部署といった枠組みに囚われず、ビジョンに共感して何でもがむしゃらに取り組める方を求めています。
現在のフェーズはまだ組織や仕組みを自分たちの手で創り上げている最中であり、専任化するよりも全体の繋がりを見ることが大切だからです。ビジネスの全体像を手触り感を持って学ぶプロセスは大きな成長機会になりますし、そうした環境を楽しんで推進できる「アントレプレナーシップ(起業家精神)」が不可欠だと考えています。
確実な勝算や手応えを求めてから動くのではなく、理想を抱きその理想を達成するために現実を直視する姿勢です。
現実を直視しつつも、最終的な結果は分からないのだから「根拠のない自信」を持って取り掛かるという強い姿勢が、創業期の今こそ必要となります。このアントレプレナーシップを持っている方こそが、SACYAという場所を使いながら、自分自身の価値を最大化していけるはずです。
はい。自信は最初からあるものではなく、とにかく「やってみたい」という単純な衝動で打席に立ち、行動を積み重ねる中で後から生まれてくるものです。
自分なりの考え方で十回、二十回と泥臭く数をこなしていくことで、初めて「こうやればうまくいく」という確信が蓄積されていきます。最初は周囲から根拠のない自信に見えたとしても、自分が本気でやってきたプロセスそのものが、揺るぎない本当の自信に変わるはずです。
売上や店舗数の規模だけにこだわるのではなく、「自分たちらしさ」を貫きながら、50年、100年と永続的に続く企業を目指しています。日本発のブランドとして、独自の精神性・世界観を持った偉大な企業を生み出すことが、最終的に日本の誇りを取り戻すことに繋がるはずです。
この一生に一度あるかないかの挑戦を本気で楽しみ、世界一のカフェブランドを一緒に創り上げていく仲間をお待ちしております。